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【SIMGOT MT3 Proレビュー】おしゃれなクリアデザインと疲れさせない高音質イヤホン

MT3 Proのイヤホンとケーブル

本記事ではSIMGOTの「MT3 PRO」を実際に使った感想・レビューを本音でお伝えしていきます。1万円以下の有線イヤホンとしてのコスパを、音質や装着感などあらゆる視点から解説していきます。

今回レビューする「MT3 PRO」はSIMGOTの姉妹ブランドMEETUREより2020年2月1日に発売されたリケーブル(ケーブル交換ができる)タイプのイヤーモニターです。SIMGOTのイヤホンは特に音質面でのコスパが優秀なので、使うまえから期待値は高めでした。

シングルダイナミックドライバー搭載で低音域のパフォーマンスに期待できる構成で、1万円以下の価格帯で購入可能と考えるとすでにコスパの良い代物となっています。

デザインはクリアボディの高級感溢れる質感となっていておしゃれです。

MT3 Proのカラーバリエーション

カラーバリエーションは全部で4色あり、今回紹介するのは色のない「クリア」です。

音質・デザインともにイカシタ「SIMGOT MT3 PRO」のレビューをしていきます。

本記事はメーカー様より製品をご提供いただきレビューしています。

目次

SIMGOT(シムゴット)とは?

まずはMT3 PROのメーカー元であるSIMGOTは、耳馴染みのない人も多いメーカーではありますが、オーディオ界では着実に知名度を上げており前機種のEM2からグッと注目されています。

2015年からの新進気鋭のオーディオメーカでイヤモニ型を中心に、ワイヤレスイヤホンやヘッドホンなども展開しています。

今回レビューしていく「SIMGOT MT3 PRO」ではEM2の12,800円から7,800円と1万円を大きく下回る価格に抑えられたこともあり需要が伸び、さらに口コミや広がり話題となっています。

ユトリ

SIMGOTのイヤホンは音質はもちろんデザイン性も良い!MT3 Proと同様、個人的にはEN700 Proのデザインもかなり好み。

SIGMOTのイヤホンラインナップはこちら

SIMGOT MT3 Proの特徴

開封時のMT3 PRO
ドライバー10mmデュアルチャンバー複合ダイナミックドライバー
振膜高分子複合チタン振動膜
再生周波帯域15Hz-40kHz
音圧感度≥108dB(at 1000Hz)
インピーダンス18Ω
歪み<1% 108dB
チャネルバランス<1.5dB(1000Hzで)
コード高純度無酸素銅線と銀メッキ銅線の4本混合編線
カラーバリエーション4色(クリア・クリアブラック・ピンク・グリーン)

SIMGOT MT3 PROはダイナミック型のドライバーが1基搭載されています。

ダイナミックドライバーは低音を強く表現してくれる特徴があります。

もっと言うと、10mmデュアルチャンバー複合ダイナミックドライバーは一般的なドライバーとは異なるようで、凝縮力を大幅に向上させ緻密で正確なサウンドを体感可能とさせることができます。遮音設計にも特別力を入れており、騒音を効果的に隔離し一層サウンドに没頭できるよう配慮されています。

ここらへんも含めて実際に使いまくって検証していきます。

SIMGOT MT3 Proの同梱品

MT3 Proの同梱物

SIMGOT MT3 PROの同梱品

  • イヤホン
  • 2pinケーブル
  • イヤーチップ2種×3サイズ
  • ポーチ
  • マニュアル・製品登録カード等
MT3 Proのイヤホン

イヤホンユニットは透明となっています。

イヤホンには付属のケーブルを接続することで使用します。

MT3 Proのケーブル

銀メッキと銅線が鎖のように組まれていて見た目が綺麗です。

MT3 Proの付属のイヤーピース

イヤーピース(イヤーチップ)は2種類×3サイズ。

「Eartip I(通透塞)」と「Eartip II(均衡塞)」で分類され、形状や穴の大きさなんかがひと目みて分かるぐらい違います。

MT3 Proに付属のポーチ

ポーチはビニール材質ですがしっかりとした作りとなっています。

前機種が革製のポーチが付属していたことで比較され微妙な声が出ていますが、価格がかなり抑えられているのでしょうがないかなと。

SIMGOT MT3 Proの外観デザイン

MT3 Proのデザイン

イヤホンのデザイン性は高く評判も良いですね。

なかの見えるクリア素材がおしゃれさと高級感を演出しています。

なかなか存在感のある形状ですが透明なのでちょうどよい塩梅に。ブラックだと結構イカつめになるかもしれません。

MT3 Proの裏面

裏面にはきちんと「R/L」表記があります。リケーブル式だと右左わかりづらくなるので親切設計で安心しました。

MT3 Proの端子部分

付属の2pinケーブルの装着部もイヤホンと同じ素材で保護されているのは好印象。端子が独自規格なので人によっては気になるポイントになるでしょう。

ケーブルは鎖のように組まれていてるのですが、銅線によって薄ピンクっぽい色合いになっておりゴツさはなく、むしろシャープな印象を引き立たています。

MT3 Proのイヤホンとケーブル

ケーブルの色合いを考えると「クリアブラック」や「グリーン」が合うかどうかは微妙なところではある気がしますね。

個人的には「クリア」か「ピンク」がマッチしてそうなのでおすすめです。イヤホンとケーブルともにデザイン性はとても良くて気に入りました。

SIMGOT MT3 Proの装着はシェア掛け仕様

MT3 Proはシェア掛け

SIMGOT MT3 PROはいわゆるイヤモニ型。耳の後ろからケーブルをかける「シェア掛け」装着で使用します。

ケーブルの重みも感じられずケーブルの湾曲具合も絶妙で、ある程度の調整は可能です。耳の大きさによって人それぞれ合う合わないがあるかもしれませんが、ケーブルの曲がり具合も使っていけば馴染んでくるでしょう。

ノズルもしっかりと耳の奥まで挿入できるのでフィット感はバツグンです。耳から飛び出ることもないのでスマート。装着感は良好です。

MT3 Proの装着
しっかりと耳の形状にフィットする

ちょっとやそっとのことでは耳からポロリするような感覚はありません。

実際に5時間ほどつけっぱなしでいても落ちそうになることはなく、それどころか耳が痛くなるようなことはありませんでした。

とはいえ装着感、痛くなるかは個人差によるところが大きいので参考程度にしておいてください。

SIMGOT MT3 PROに限らず、シェア掛け自体に慣れていない人は最初違和感があるかもしれませんのでご注意ください。しばらく使っていれば慣れてくるはずです。

SIMGOT MT3 Proの音質はコスパ最強

MT3 Pro

SIMGOT MT3 PROの音質をひとことで言うなら「価格以上」です。

ダイナミックドライバー1基構成。1万円以下の価格帯と見込んでも、低音強めで中高音域の明瞭感、解像度がボヤ付くものと思っていましたが決してそんなこともなく。

低音が印象的なサウンドですが主張が激しすぎることもなくベースやバスドラのリズムが心地よく響き、中音域を持ち上げて前へ持ってくるようなバランスです。ボーカルも男女どちらも鮮明で距離がかなり近い印象で、それでも明瞭に聴ける分離感と解像度があるので存分に楽しめますね。ボーカル主体のサウンドを好む人にはぴったりです。

高音域は量は少なくシャリ感がないことで、疲れさせないナチュラルに伸びていく繊細さがあります。

イヤーモニターだけあって低音域〜中高音域まで絶妙なバランスがとれた音質だと感じました

例えばこういった広い音域を扱うエレクトーンの演奏なんかでSIMGOT MT3 Proのバランス感が良く味わえます。

変に偏った傾向がないのでボーカル曲をメインで聴く人におすすめです。逆に言えばドンシャリ好きには少々物足りない感が出てくるかもしれません。

SIMGOT MT3 Proはイヤーピースで使い分けるべき

バランスの良い音質なのでイコライザーで調整すれば、より好みのサウンドを楽しめますが、それ以上にイヤーピースで音の入り具合を調整するのがおすすめです。

例えば付属のイヤーピース2種類×3サイズ。

これら2つのイヤーピース選びが非常に面白く、どちらを装着するかでサウンドの聴き心地が顕著に異なってきます。

  • Eartip I(通透塞)
    →中高音域をきわ立ちシャリ感が心地よい
  • Eartip II(均衡塞)
    →低音の表現がきわ立ち重厚感が乗る

結構はっきりと分かれます。

特に強いこだわりがないとか色々な楽曲をバランスよく楽しむなら「Eartip I」で基本良いですが、低音強めが好きで深みを出したいなら「Eartip II」をおすすめします。

MT3 Proのイヤーピース比較
IとIIで形状が異る

それぞれ使い分けてみると楽しいです。

いくつか付属以外のイヤーピースも試したのですが、個人的には付属のイヤーピースとの相性が良く感じます。

SIMGOT MT3 Proの口コミ・評判

音質に関する口コミはもちろんながら、やっぱりデザイン性の良さを気に入っている人がたくさんいますね。

今回レビューした透明も良いですがピンクも可愛くてめちゃくちゃ欲しくなってきました。導線ケーブルとあいまってシャープなのにかわいらしい印象です。

SIMGOT MT3 Proレビューまとめ

「【SIMGOT MT3 Proレビュー】おしゃれなクリアデザインと疲れさせない高音質イヤホン」についてお伝えしてきました。

これといって突出した悪い部分も見当たらず、1DDイヤホン好きなら1万アンダーのイヤホンとしてかなりの満足感を得られるのではないでしょうか。かなりおすすめです。

MT3 Proのイヤホンとケーブル

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