【朗読で稼ぐ】収益化におすすめのライブ配信アプリ7選

「好きな小説や台本を朗読して、それを収益化できたらいいな」──そんな風に考える方は少なくありません。実際、ライブ配信アプリの普及によって、朗読配信で収益を得る人は年々増えています。

朗読配信は声だけで勝負できるため、顔出しが苦手な方や声に自信がある方にとって魅力的なジャンルです。さらに、リスナーに「癒やし」や「心地よい時間」を提供できるため、ファンを獲得しやすいのも特徴です。

朗読配信で収益化できる仕組み（投げ銭・ギフト・ファンクラブ）

朗読配信をマネタイズする仕組みは大きく分けて3つあります。

• 投げ銭・ギフト：リスナーが応援の気持ちを込めて送るアイテム。収益のメイン。
• ファンクラブやサブスク：毎月の会費で安定収益を得られる仕組み。
• イベント報酬やランキング：アプリ独自のキャンペーンで賞金やボーナスを狙える。

このように、朗読配信は「聞いてもらえれば収益につながる」仕組みが整っています。

初心者におすすめ！朗読配信で稼ぎやすいライブ配信アプリ7選

本記事では単純な「朗読配信をしやすいアプリ」という観点だけでなく、収益化や稼ぎやすさという観点を大きく含んだうえで上から紹介していきます。例えば、アーカイブが残せる機能があるなど朗読との相性や環境が良いイコール稼ぎやすいというわけではないので、どれをとるかを考えながら検討することが大切です。

Pococha（ポコチャ）｜国内最大級の配信アプリで収益化を狙うならコレ

PocochaはDeNAが運営する国内最大級のライブ配信アプリ。朗読だけでなく雑談や歌配信など幅広いジャンルが人気ですが、実際に朗読配信をしているライバーも少なくありません。

• 収益化の仕組みが豊富（投げ銭、ランキング報酬、時給制度など）
• 初心者でも稼ぎやすい環境（アルゴリズムが新規ライバーを優遇）
• 朗読ジャンルの需要あり（声優志望者や朗読好きのコミュニティも存在）

“まず小さく稼ぐ”感触をつかみやすいアプリです。朗読の前後に軽い雑談を混ぜるだけで、初見さんとも距離が縮まり、応援アイテムが動きやすくなります。配信を習慣化しやすい作りなので、最初の1〜2か月で「続けるクセ」をつけたい人にぴったり。比較的収益化のハードルが低く、朗読×雑談の組み合わせでリスナーを獲得しやすいのが強みです。

実際、朗読系の配信をしているひとや声優や声劇のひとがPocochaで活動しているケースも多いです。どのようなスタイルで活動しているのか、自分に合いそうかどうかなど、まずはPocochaをダウンロードしてチェックしてみるのがおすすめです。

＞Pococha（ポコチャ）の無料ダウンロードはこちら

IRIAM（イリアム）｜顔出し不要！朗読や声劇と相性抜群の人気アプリ

IRIAMは「バーチャル配信アプリ」として人気急上昇中。自分の声をもとにアバターが動く仕組みなので、顔出し不要で朗読配信ができるのが魅力です。

• 朗読用のタグあり（リスナーが朗読を探しやすい）
• 声優やナレーター志望者に人気
• キャラクター性×朗読でファンを獲得できる
• 朗読や声劇と相性がよく、世界観づくりが楽しい
• “朗読”を探すタグ文化があり、見つけてもらいやすい
• マイペースでも始めやすい（身支度いらず）

「声だけで稼ぎたい」「顔出しは避けたい」という人にとって、まさに理想的なアプリです。“声そのもの”で勝負できる場所。キャラクターの雰囲気に合わせて作品を選ぶと、物語に入り込む感じが出せてリピートにつながります。顔出しに抵抗がある人、声の演技や台詞回しを磨きたい人におすすめ。

Spoon（スプーン）｜音声配信特化で朗読好きに人気

Spoonは音声配信に特化したアプリで、顔出し不要で配信できるのが特徴。朗読や声劇が盛んなジャンルで、音声コンテンツが好きなリスナー層が多いです。

• 完全音声特化、顔出し不要
• 深夜帯の“癒やし”需要と相性がいい
• 気軽な投稿スタイルで、はじめの一歩が軽い
• ファンが増えるほど応援アイテムが動きやすい

収益化はリスナーの「スプーン（投げ銭）」に依存するため、安定収益を得るには固定ファンが必要です。初心者よりも中級者以上に向いています。Spoonは声だけの空間。静かなBGMに短い朗読を重ねたり、おやすみ前の1話を毎日続けると固定の聴き手がつきます。収益は応援アイテムが中心なので、少人数でも濃い常連を育てるイメージで。

stand.fm（スタンドエフエム）｜アーカイブ配信可能、ただし収益化はハードル高め

stand.fmはラジオ配信アプリとして有名で、朗読を録音してアーカイブに残せるのが大きなメリット。

特徴（箇条書き）

• ライブも録音もOK。アーカイブが残せる
• メンバーシップや有料配信など月額で安定化しやすい
• 検索や外部連携で、後から聴かれるチャンスがある
• 一方で“今すぐ大きく稼ぐ”には向きにくい

stand.fmは、図書館に棚を作るように音声を積み上げていく場所。朗読シリーズをまとめておけば、時間がたっても聴かれます。月額のメンバー限定配信で、少数精鋭のファンから安定収入を作るのがコツ。即金性は控えめですが、長く効くタイプです。

「資産になる音声コンテンツを残したい」人にはおすすめですが、即金性や収益化のしやすさは低めです。他のライブ配信アプリで活動をしつつ、朗読コンテンツを残す場合はstand.fmに置いておくという併用スタイルがおすすめ。

SHOWROOM（ショールーム）｜アイドル・声優志望者向けの配信環境

SHOWROOMは芸能系に強い配信アプリ。朗読配信をしている声優志望者もおり、オーディションイベントなどが豊富です。

• オーディションやコラボなどイベントが豊富
• 声優志望・タレント志望と相性がいい
• 朗読にステージ感を持たせやすい（演出が映える）
• イベント頼みになりすぎると消耗しやすい

SHOWROOMは“ハレの舞台”が多いアプリ。朗読も照明・背景・演出を工夫すると見栄えが良く、初見に覚えてもらいやすいです。見せ場を作る代わりに、普段の配信で落ち着いた雑談も混ぜて、長く続けられるペース配分を。

17LIVE（イチナナライブ）｜グローバル展開で幅広いリスナー層を獲得

イチナナは世界的に利用者が多いアプリで、雑談配信から朗読まで幅広く楽しめます。

• 利用者が多く、幅広い層に届きやすい
• 企画やコラボの場が豊富
• 競争もそれなりに激しい

17LIVEは“大きな商店街”のような場所。人が多いぶん、時間帯の選び方とサムネ・タイトルの工夫が重要です。

TikTok LIVE ｜朗読と雑談を掛け合わせて拡散力を活かす

TikTokの強みは「拡散力」。ショート動画で朗読の切り抜きを出しつつ、LIVEで本編を配信する戦略が可能です。ファンを一気に増やせる反面、収益化はやや不安定です。

• 60秒前後の切り抜き朗読で集客を狙う
• フォロワーが増える→ライブに来てもらいやすい
• 収益は応援アイテム中心で振れ幅が大きい
• 集客用として使い、稼ぐ本丸は他アプリに寄せるのが現実的

TikTokは“看板を掲げる場所”。短い朗読の名場面だけを切り出して人を集め、本編はPocochaやIRIAMへ、という動線がシンプルに強いです。まずは週1本の切り抜き投稿＋週1回ライブから。

Tiktokはフォロワーが50人以上いることがライブ配信をするのが条件なので注意が必要です。

朗読配信で収益を最大化する3つのコツ

朗読コンテンツ一本で大きな収益をあげるのは正直かなりハードルが高いです。

例えばstand.fmのような音声コンテンツを投稿して再生数に応じて収益が得られるシステムは、一見すると投稿したあと何もしなくていいのでラクに稼げるように思えがちですが、まったく再生されずに収益もほとんど出ないケースがほとんどです。

大量のコンテンツが日々投稿されており、なかには芸能人や番組のアーカイブがずらっと並んでいるので、そのなかで何万何十万という再生を取るのは至難の道です。

朗読で収益をしっかりあげたいなら、コンテンツ投稿だけでなくライブ配信×朗読で、雑談を交えつつリスナー（ファン）を地道に増やしていく方法がいちばんの近道です。

雑談配信と組み合わせてリスナーを増やす

朗読だけだと新規リスナーが入りづらいこともあります。朗読前後に雑談を交えることで、ファンとの距離が縮まりやすくなります。

定期的な朗読シリーズを企画してファンを育てる

「毎週○曜日は朗読配信」と決めてシリーズ化すると、固定リスナーがつきやすくなります。

ファンクラブ機能や投げ銭を活用する

特典をつけてファンクラブを運営したり、リスナーに感謝を伝える工夫をすることで収益は伸びやすくなります。

朗読配信におすすめのジャンルや台本選びのポイント

• 著作権切れの古典作品（芥川龍之介、宮沢賢治など）
• 自作の小説や詩
• 商用利用可能な朗読台本サイトを利用

安心して収益化するために、必ず「著作権」を確認してから朗読しましょう。

【注意点】朗読配信で気をつける著作権・利用規約

市販の小説や漫画を無断で朗読するのは著作権侵害になります。必ずアプリの利用規約も確認しましょう。

• 著作権切れの古典（芥川龍之介、宮沢賢治ほか）でまずは安全運転。
• 自作の掌編・詩は差別化に効く。
• 利用規約OKの台本配布サイトを活用（商用可・クレジット表記の要否に注意）。
• 権利は**“公衆送信（配信）”や“口述権”**にも関わるため、文化庁の解説でベース知識を一度チェック。

著作権に関しては「日本文藝著作権協会」など公式サイトも参考になります。
参考：著作権について（文化庁）

FAQ｜朗読配信でよくある質問（6選）

Q1. 朗読配信で収益を得るのに必要な準備は？
スマホ1台とマイクがあれば十分始められます。

Q2. 顔出ししないで朗読だけでも稼げますか？
可能です。IRIAMやSpoonなどは声だけの配信がメインです。

Q3. PocochaやIRIAMでは本当に朗読配信している人はいる？
います。検索タグやイベントで「朗読」が存在します。

Q4. stand.fmで朗読配信は稼げる？
収益化はできますが、大量再生が必要なためハードルは高いです。

Q5. 著作権のある小説を読んでもいい？
無断朗読はNG。著作権切れ作品や自作台本を選びましょう。

Q6. 声に自信がなくても朗読配信でファンを作れる？
大丈夫です。「雰囲気」や「癒やし」で支持されるケースも多いです。

まとめ｜朗読配信で稼ぐなら「Pococha」と「IRIAM」が鉄板！

収益化という観点を踏まえながら朗読におすすめのライブ配信アプリを紹介していきました。

アプリ	顔出しなしでOK	すぐ稼ぎやすい	長く続けやすい	アーカイブ	朗読との相性	こんな人におすすめ
Pococha	○（顔出し自由）	◎	◎	△	◎	まず“換金の手応え”を早く得たい
IRIAM	◎（アバター）	○	◎	△	◎	顔出しせず声と世界観で勝負したい
Spoon	◎	△	○	○	○	深夜の癒やし路線で常連を育てたい
stand.fm	◎	△	◎	◎	○	資産型でコツコツ積み上げたい
SHOWROOM	△	○（イベント時）	△	△	△	声優志望／舞台感で魅せたい
17LIVE	△	○	○	△	○	人の多さを活かして挑戦したい
TikTok LIVE	△	○（当たり外れ大）	○	○（切り抜き）	○	集客の入口を作りたい

朗読配信で収益化を狙うなら、PocochaとIRIAMが最もおすすめです。

• Pocochaは「国内最大級＋初心者でも稼ぎやすい」
• IRIAMは「顔出し不要＋朗読ジャンル特化」

一定の需要がすでにあるのがわかっている場所で、かつユーザーがちゃんといる場所であり、アプリとしての歴史や規模もしっかりとしている場所が収益をあげるうえで重要になってきます。

特におすすめのPocochaでは実際に声劇や声優のかたも活動していますし、Pocochaでの活動がきっかけで舞台などに出演するようになったケースもあります。

まずは気になったアプリをチェックして、実際に朗読系の配信者がどのようなスタイルで活動しているのかをチェックしてみることをおすすめします。