ライバーとして収入を得ていくのに、切っても切れない関係にあるのが「税金」です。ライバーとして一定の収入を得ている場合、法律に基づいて一定額の税金を支払う義務が生まれます。本記事ではライバーの「税金事情」について、本記事で詳しく解説していきます。
配信者としてお金を稼いでいきたいけど、投げ銭に税金ってかかるのかな?
投げ銭で収入を得ている場合、人によっては税金がかかったり確定申告が必要になることがあるよ。
17Live(イチナナライブ )やPococha(ポコチャ)などのライブ配信サービスが増え、ライブ配信一本で月10万円以上、100万円以上を稼ぐ配信者も多く出てくるようになりました。
そこで気になるのが、ライブ配信で得た投げ銭には税金がかかるのかどうか。
- 投げ銭には税金がかかるの?
- 配信で得た収入にはどんな種類の税金がかかるの?
- 税金がかかる場合、確定申告は必要なの?
あなたも、こんな疑問を持って当記事までたどり着いたかもしれません。
結論からお伝えすると、投げ銭には税金がかかる場合とかからない場合があります。
どんな場合に税金がかかるのか、どんな条件がそろうと税金がかからないのか?ライバーとして活動していく中で切っても切れない関係にある「税金」について、本記事で詳しく解説していきます。
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投げ銭に税金はかかるの?
結論から言うと、下記の条件を満たした場合、税金がかかり確定申告が必要となります。
- 配信以外の収入があり、配信で所得が20万円を超えた場合
- 配信以外に収入がなく、配信で所得が38万円を超えた場合
つまり、ライブ配信で一定額以上の収入があったら確定申告をしなくちゃいけないってことだね!
ここで重要になってくるのが「収入」と「所得」の考え方。
「収入」と「所得」は似たようなものとして考えられがちですが、税金の計算にあたっては、「収入」と「所得」は区別して考えることが必要です。
「収入」と「所得」の違いは?
- 収入…配信サービスから配信者に対して支払われるお金のこと。
- 所得…収入から、配信で使用しているPCやスマホなどの必要経費を差し引いて残った金額。
配信以外に収入がある人は「収入 − 必要経費」の金額が20万円を超えた場合、配信以外に収入がない人は「収入 − 必要経費」の金額が38万円を超えた場合に税金がかかり、確定申告が必要となります。
収入から差し引かれる必要経費には
- 動画配信に使用しているPCやスマホ
- その他必要な資材や機械
- インターネット回線の契約料金
- 消耗品
などが挙げられます。
必要経費は多くなればなるほど所得が少なくなるので、節税につながりやすくなります。
配信で使用する機材や資材を必要経費で計上する場合、領収書が必要になるので、領収書は必ず取っておくようにしましょう。
投げ銭にかかる税金の種類は?
投げ銭は基本的に「事業所得」または「雑所得」に分類されます。
「事業所得」と「雑所得」の違いは一般的に下記のように考えられています。
事業所得
- 芸能人がライブ配信を行い、そこで投げ銭を得た場合
- ユーチューバーやブロガーとして活動し、継続的に収入を得ている場合
- 路上パフォーマーが投げ銭をもらった場合
雑所得
- 一般人が趣味でアップした動画配信やブログで収入を得た場合
確定申告では、「事業所得」または「雑所得」のいずれかを選択し、1年間で得た所得金額を申告することになります。
投げ銭で税金がかからないケースもある?
投げ銭で収入を得ていても、税金がかからない場合があります。
投げ銭に税金がかからないのは、下記のいずれかの条件を満たしている場合です。
- 個人事業主として働いていて、所得が38万円以下の場合
- 収入が20万円以下の場合
個人事業主として青色申告をしている場合、所得税に38万円まで基礎控除があります。
基礎控除とは、所得があるすべての人から一律で差し引かれる金額のこと。
個人事業主が確定申告する場合、所得から最大38万円が差し引かれた金額が課税金額となります。
たとえば、個人事業主として働いていて、配信で得た所得が20万円の場合
20万円(所得) − 38万円(基礎控除)= − 18万円(課税金額)
となり、課税金額がマイナスとなるため、所得税が発生しないのです。
ただし、ここにも例外があります。
たとえば
- 年収が2,000万円を超えている人
- 医療費控除や住宅ローン控除を適用させたい人
などは、ライブ配信での収入が1円だったとしても、確定申告が必要となります。
投げ銭にかかった税金を確定申告しなかった場合どうなるの?
ライバーに限ったことではありませんが、確定申告の義務があるのにしていないと
- ペナルティが課せられ、支払うべき税金が多くなってしまう
- 申告をしていないという事実がネットに流出し、配信者の人気自体に影響を及ぼす
といった事態も考えられます。
また、税金について少なからず知識がある人の中には、投げ銭を110万円まで基礎控除がある「贈与税」で申告しようとする人もいるかもしれません。
投げ銭は「ファンからの贈り物」だと考える人もいるので、贈与税にできるのではないか、という声も少なからずあるのは事実です。
しかし、投げ銭を勝手に贈与税と判断するのは危険です。
なぜなら、投げ銭を「贈与税」として確定申告をした場合、基礎控除によって税金が安くなるため、税務署から「租税回避の行為だ」と判断される場合があるから。
最悪の場合、ペナルティとして通常よりも多くの税金を納める必要が出てくる、なんて事態もあり得ます。
投げ銭にかかる税金や確定申告について分からないことがあれば、税務署や税理士に相談して、税金をしっかり納付できる準備をしておきましょう。
投げ銭に税金はかかるの?まとめ
投げ銭に税金はかかるの?をまとめると、以下のような内容になります。
- 「配信以外に収入があり、配信で所得が20万円を超えている場合」または「配信以外に収入がなく、配信で所得が38万円を超えた場合」に税金が発生する
- 「個人事業主として働いていて、所得が38万円以下の場合」または「収入が20万円以下の場合」は税金が発生しない
- 配信で使う資材などは必要経費にすることができ、節税が可能
- 納税の義務がああるのに確定申告をしなかった場合、本来支払うべき税金よりも多くの金額を払うことになるケースもある
配信者として活動していく上で、発生した税金は必ず納める義務があります。納めるべき税金を未納にしてしまうと、本来支払うべき金額よりも多くの税金を支払うことになる、なんて事態も十分考えられます。
発生した税金の有無や金額はしっかり確認し、期日内にしっかり確定申告を済ませることが大切です。
もし、税金や必要経費について分からないことがあれば、税務署や税理士に相談してみるのがおすすめです。
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