ゲーム実況は儲からない？収益化の仕組みや方法・注意点を詳しく解説

eスポーツの影響で注目されるゲーム実況ですが、儲からないとの噂を耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか？

しかし、キヨさんや牛沢さんのようにゲーム実況で稼ぎを上げて、収益化できている人がいるのも事実です。

自分もゲーム実況で稼いでいきたいと考えている人にとっては、収益化の仕組みや方法にコツがあるのか気になります。

本記事は、ゲーム実況が儲からないのではないかと不安になっている人へ向けて、収益化の仕組みや方法を紹介しています。

プラットホームごとに収益化する方法を解説し、ゲーム実況をするときの注意点まで触れていますので、ぜひ参考にしてください。

ゲーム実況で収益化する仕組みとは？

まずゲーム実況で収益化する仕組みとは、大きく分けて以下3パターンあります。

自分がどのスタイルを主にして稼ぎたいかにより、ゲーム実況で収益化を目指す方向性が大きく異なりますので、次で確認していきましょう。

ゲーム実況動画で広告収入を得る

ゲーム実況動画では、広告収入を得て収益化していきます。

事前にゲームプレイ動画を撮影し、編集してから投稿することで、再生数に応じた広告収入を得られる仕組みとなっており、大部分のゲーム実況者がこのタイプで収益化に成功しています。

ただし動画によって再生数の規定や単価変動の特徴があり、1再生あたり約0.1円でカウントされるケースは珍しくありません。

ゲーム実況配信で投げ銭を獲得

ゲーム実況配信では、投げ銭を獲得することで収益化していきます。

リアルタイムで自分のゲームプレイをライブ配信するスタイルで、視聴者とコミュニケーションをとりながら、投げ銭と呼ばれる有料アイテムを送ってもらいます。

投げ銭を獲得した配信者は換金して収益化できる仕組みとなっており、動画編集の手間がない分、楽に稼げると考える人も多い特徴があります。

プラットホームによって「スパチャ」や「ギフト」など、投げ銭の名称が異なっています。

企業案件で宣伝費をもらう

企業案件で宣伝費をもらえれば、ゲーム実況動画または配信いずれのタイプでも収益化が可能です。

知名度のあるゲーム実況者になると、企業から自社製品をPR紹介してもらいたいと声をかけてもらえるケースがあり、大きく収益化できるチャンスが舞い込んできやすくなります。

企業案件で宣伝費をもらう仕組みは、以下の3パターンあります。

それなりに視聴者数がいる配信者に声がかかるため、初心者が企業案件でいきなり収益化できる可能性は極めて低いですが、将来的に収益化していく方法として、視野に入れておきましょう。

ゲーム実況で収益化する方法

続いて、各プラットホームごとにゲーム実況で収益化する方法を紹介していきます。自分が収益化しやすいと感じた動画配信アプリで、ぜひゲーム実況を始めてみてください。

YouTube

特徴	・ゲーム実況者が最も多い ・ライブ配信後に動画を自動投稿するアーカイブ機能がある
収益化方法	・広告 ・投げ銭（スーパーチャット） ・企業案件　など
収益化条件	・直近12ヶ月で総再生4,000時間以上 ・チャンネル登録者数が1,000人以上 ・18歳以上 ・YouTubeのポリシーとガイドラインに違反していないコンテンツ

YouTubeで収益化する方法は、広告や投げ銭（スーパーチャット）がメインになりますが、多くの人の目に触れる分、固定ファンがついていれば企業案件を得やすい一面もあります。

収益化するには4つの条件を満たす必要がありますので、事前に確認しておきましょう。

ただし収益化条件は最低スタートラインであり、そこから運営の審査に申し込む必要があります。審査基準は公表されていないため、必ずしも合格する保証はありません。

詳しい広告の種類や収益の受け取り方法については、以下の記事で紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。

ニコニコ動画

特徴	・コメント反映速度が早い ・動画の上にコメントが流れる
収益化方法	クリエイター奨励プログラムへ登録
収益化条件	・プレミアム会員または本人確認している ・クリエイター奨励プログラム対応サービスに作品を投稿 ・オリジナルコンテンツの場合はコンテンツツリーを作成する ・クリエイター奨励プログラム参加規約とニコニコ利用規約に同意する ・20歳以上または保護者の同意を得た未成年 ・第三者の権利を侵害していない ・第三者がニコニコ内で、改変を含め作品利用することを許可する

ニコニコ動画を収益化する方法はとてもシンプルで、クリエイター奨励プログラムに登録するだけです。

クリエイター奨励プログラムとは、クリエイターの創作活動を支援する取り組みとして、投稿作品の人気に応じて報酬が支払われる独自システム。

ニコニ広告・ギフト・子供手当など、複数のマネタイズが組み合わさっています。

クリエイター奨励プログラムに登録する詳しい手順については、以下の記事を参考にしてください。

ツイキャス

特徴	・遅延が少ない ・Twitter IDがそのまま使えて手軽に始めやすい
収益化方法	ライブ収益
収益化条件	・18歳以上 ・直近3ヶ月の累計視聴時間が100時間以上

ツイキャスの収益化方法は、ライブ収益とよばれるシステムをメインに利用します。

ライブ収益とは、アーカイブの再生回数や投げ銭機能などで集めた「お団子」の数に応じて得られる報酬です。

プレミアム配信やデジタルコンテンツの販売を掛け合わせて収益化できるため、比較的稼ぎやすいライブ配信アプリですが、前提条件を満たしておく必要があります。

ただしYouTubeチャンネル登録者数が100人以上いる人や、Twitterフォロワー数が3,000人以上の人はアカウント連携だけですぐに収益化可能です。

ツイキャスで得た収入を得る方法については、以下の記事で解説しています。

Twitch

特徴	・運営元がAmazon ・競技用ゲーム配信が多い ・海外の利用者が多い
収益化方法	・アフィリエイトプログラム ・Twitchパートナープログラム
アフィリエイトプログラムの収益化条件	・フォロワー数50人以上 ・直近30日の累計配信時間が5時間以上 ・直近30日の配信日数が7日以上 ・直近30日の平均同時視聴者数が3人以上
Twitchパートナープログラムの収益化条件	・直近30日間の配信時間が25時間以上 ・直近30日の配信日数が12日以上 ・直近30日の平均同時視聴者数が75人以上

Twitchの収益化方法は2種類あり、アフィリエイトプログラムの上位版がTwitchパートナープログラムになります。

どちらも投げ銭機能や広告配信など、収益を得るシステムに大きな違いはありませんが、Twitchパートナープログラムになると収益の支払い手数料を負担してもらえるメリットがあります。

しかし厳しい収益化条件を達成しなくてはならないため、まずは達成度の軽いアフィリエイトプログラムの基準を目指していきましょう。

Twitchでは、ビッツと呼ばれる投げ銭を獲得して収益を得ていくため、詳しい受け取り方法については、以下の記事をご覧ください。

ふわっち

特徴	・動画とラジオの生配信が切り替えれる ・雑談配信が多い ・簡単に収益化できる
収益化方法	・投げ銭 ・ランキング
収益化条件	・電話番号認証 ・換金ツールの登録

ふわっちはライブ配信に特化したアプリで、収益方法は投げ銭をメインとしますが、ランキングに応じた報酬も得られる仕組みとなっています。

1ポイント＝1円から引き出し可能で、ポイントを交換するために換金ツールの登録を求められますが、難しい収益化の条件はありません。

換金ツールとは、PeX・iTunes・Realpayなどの外部サービスです。

ただし「ふわっち」のゲーム実況は2020年8月にスマホのサポートが終了しため、PCのOBSやXSplit Broadcasterなどを利用しましょう。

誰でも収益化できる「ふわっち」は、ゲーム実況で稼ぎたい人にとって、もっとも簡単なプラットホームです。

ゲーム実況で収益化する際の注意点

ここからはゲーム実況で収益化する際の注意点について、とくに気をつけたい3つの項目を紹介していきます。

場合によっては、せっかく収益化した報酬が取り消される危険もあるので、慎重に確認しておきましょう。

収益化が許可されたゲームしかできない

ゲーム実況で最大の注意点は、収益化が許可されたゲームしかできないことです。著作権侵害にあたる可能性があるため、一歩間違えると法律に違反する危険があります。

必ずゲーム販売元が動画投稿を認めているのか、確認しておきましょう。収益化が許可されているゲームとして代表的なメーカーは、以下の通りです。

ただし収益化を認めていても動画投稿に関するガイドラインが定められていますので、ゲーム実況を始める前に規約違反をしていないかチェックしておく必要があります。

収益化までの条件が難しい

認可されている作品であれば、誰でもできるゲーム実況ですが、収益化までの条件が難しいと念頭に置いておきましょう。

ほとんどのプラットホームでは、収益化するまでに厳しい条件が定められており、初心者が稼げるようになるまでには数年かかるケースがあります。

収益化の条件を達成できたあとにも、運営の厳しい審査や実際に報酬を得るまでに相当の視聴数を必要になるど、お金を得るまでの苦労は果てしないものがあります。

せっかく収益化できても初めの頃は数円程度にしかならないケースは珍しくないため、ゲーム実況を始める前に家庭環境や生活環境に困らないよう注意が必要です。

迷惑行為で収益化が無効になる場合がある

たとえ収益化ができていたとしても、迷惑行為になる配信は収益化が無効になる場合があるため注意してください。

過激な内容や暴力的なコンテンツの配信は、作品のイメージを損ねるだけでなく、販売元から迷惑行為と判断されてしまう恐れがあります。

ゲーム実況であっても、配信内容に求められるのはオリジナルコンテンツの作成です。他人の投稿を切り抜いた盗作まがいの配信や年齢制限のかかるような成人発言は取り入れないようにしましょう。

違反者にはアカウント停止措置が下される可能性もあるため、日頃の配信からマナーを適切に守るよう心がけてください。

もっと手軽にゲーム実況で稼ぐならライブ配信アプリ

ここまでゲーム実況の収益化方法や条件をお伝えしてきましたが、手軽に稼ぐならライブ配信アプリがベストです。

ライブ配信アプリが手軽に稼げる理由は、なんといっても収益化の条件や審査なしで誰でも稼げるシステム。

生配信に特化しているからこそ実現できるシステムで、リアルタイムに視聴している人からの投げ銭やランキングで収益化していくため、累積配信時間や視聴回数に影響されません。

過去の実績ではなく今の実力で収益化させる仕組みをしているライブ配信アプリは、初心者がシンプルに稼ぎやすい特徴があります。

急成長している業界なだけあって、スマホから簡単にゲーム実況ができるライブ配信アプリもあり、参入者も少ないことから初心者がトップライバーとして活躍しやすくなっています。

手軽にゲーム実況で稼ぎたい人こそ、ぜひ以下のライブ配信アプリからデビューしてみてください。

ゲーム実況で収益化する仕組みや方法まとめ

本記事では、ゲーム実況が儲からないのではないかと不安になっている人へ向けて、収益化の仕組みや方法を紹介しました。

プラットホームごとに収益化する方法を解説しましたが、高い視聴者数や登録者数など、いずれも達成の厳しい収益化の条件が求められています。

著作権や販売元への迷惑行為とならないよう、ゲーム実況で収益化する際の注意点として紹介した内容を守り、節度ある配信を心がけてください。

手軽にゲーム実況で稼ぎたいなら、収益化条件や審査のないライブ配信アプリが最適です。ぜひ以下の記事を参考にして初心者でも達成できる収益化にチャレンジしてみましょう！