川越で生まれ川越で育ったユトリ(@akainochan)です。
子供のころの川越は観光地としての知名度は低く、週末でも閑散としていた記憶があります。しかし最近ではテレビで特集されたりとなにかと注目されていて、久しぶりに地元に帰ると人が多くて驚きました。
先日、友人に頼まれて観光案内をしたのですが、一般的な観光客と川越に対するイメージや行きたい場所が地元民とはちょっと異なる部分があるなと感じました。
代表的な観光名所もいいけど、もっともっと川越は楽しめるぞ!!
というわけで本記事では地元民の僕が川越観光を楽しむためのおすすめスポットを紹介していきます。
パンフレットや観光案内にはあまり載っていない穴場もあるかもしれないので、ぜひチェックしてみてください。
川越へのアクセス
川越にはそれぞれ川越駅・本川越駅・川越市駅の3つの主要駅があります。
3つの駅間はそこまで距離はありませんが、メインの観光地ともいえる蔵造りの町へ行くなら「本川越駅」が最も近いです。
主要駅へのアクセスは電車かバスになります。遠方からのアクセスならバスも直接川越に行けるのでおすすめ。
夜行バスや高速バスは安い上に、最近だと居心地も良いので観光や旅行にもってこいです。
川越駅のアクセス
東武東上線・JR川越線が通っています。
池袋から急行で30分。大宮からは20分程度です。
川越駅は観光名所である蔵造りの町からは他の駅と比べて一番離れています。
ただ、蔵造りの町まで続く東武バスがあるので問題なしです。だいたい10分もバスに揺られれば着きます。
バス乗り場は改札を出て右に出て、階段を降りたロータリーにあります。
- 八幡団地行
- 神明町車庫行き
- 小江戸名所めぐり
- 鴻巣駅行き
いずれかのバスに乗れば蔵造りの町を経由します。注意点としては、神明町車庫(月吉町経由)という表記のバスだと蔵造りの町の手前で曲がってしまうので乗らないのが無難です。
本川越駅のアクセス
西武鉄道新宿線が通っています。新宿駅からのアクセスなら約1時間。特急“小江戸号”なら45分で着きます。
川越駅から蔵造りの町へ向かう途中にある駅です。川越駅始発の東武バスが下車するので、バスで向かうなら乗って向かいましょう。本川越駅からな徒歩でも行ける距離ではあります。
本川越駅の目の前の道路を渡って1本奥に入ると「クレアモール」というモールに入ります。
特別なにがあるというのはないですが、居酒屋からデパート、カラオケやゲーセンなど時間潰しができるお店が揃っているのでフラっと歩いてみるのもおすすめです。
川越市駅のアクセス
東武東上線が通っています。川越駅の1つ隣の駅です。
川越市駅ではバスは通っていないため本川越駅まで歩く必要があります。距離で言うと徒歩で5分程度です。
とはいえ、川越駅・本川越駅・川越市駅のいずれかまで行ければ観光地までは行けるので、どの路線からアクセスしやすいかで駅を選ぶのがいいでしょう。
地元民が教える川越観光スポット・お店
それでは地元民が教える川越の観光穴場スポットやお店を紹介していきます。
1.cafe Matilda~マチルダ~
最初にオススメするのは「カフェマチルダ」です。
かわいい店内と美味しいパンケーキがおすすめのお店で、本川越駅から蔵造りの町方面へと少し歩くと左手側にあります。
モーニング 7:30〜10:00
ランチ 11:00〜16:30
ディナー 17:30〜23:00
定休日は火曜日になるので平日に行く人はご注意ください。
絶品のパンケーキ
スイーツとしてのパンケーキをイメージしている人は、ぜひマチルダでランチパンケーキしてみてください。
チキンが特に美味しいので、チキンが乗っているものがオススメです。
後半は備え付けのメイプルシロップをかけて食べてください。とても美味しいです。
店内はアメリカンカジュアルを意識した素敵空間。
懐かしさを感じる物に出会えるかもしれません。
例えばペプシマンのフィギュアとか、ひとによっては懐かしいはず。
ランチやディナーにもおすすめですが、パンケーキ+フライドチキンのボリュームはそれなりにあるので、食べ歩きをするつもりなら配分を考える必要があります。
2.亀屋
地元川越の和菓子屋さんと言ったら亀屋です。
観光に来る方には耳馴染みがあるかはわかりませんが、川越のお土産を持っていく時は亀屋以外の選択肢が浮かばないぐらいの老舗です。蔵造りの町を歩いているとすぐにわかります。
川越に数店舗ありますが、微妙に売っているものが違うのでぜひ見て回ってください。上記の写真は本店です。
亀屋のオススメお菓子
■亀の最中
1個80円という安さにも関わらず、つぶあん・こしあんどちらも美味しいです。
小ぶりなサイズが丁度よく、絶妙な厚さが程よい食感を楽しませてくれます。
期間限定でピンク色の“亀の桜最中”(1月中旬~3月末頃まで)。緑色の“亀の抹茶最中”(4月中旬~8月中頃まで)も販売されます。観光する時期と合っている場合はぜひご賞味ください。
■小江戸川越シュー
シュークリームです。和菓子と言いつつシュークリームです。
川越の名産品である紫芋の形をしています。皮にも紫芋パウダーが混ざっていて、ちゃんと和菓子感があります。
フレーバーは「さつま芋」と「紫芋」の2種類、各120円(税別)です。
大きさも小ぶりなので食べ歩きにはもってこい。ひんやりとしたクレームは甘すぎず、重たくないです。
甘みの強いのが「さつま芋」と、より甘さが控えめになった「紫芋」はどちらも絶品です。
亀屋には他にもたくさんの美味しい和菓子が置いてあるので、ぜひ覗いてみてください。
3.蓮馨寺(れんけいじ)
駅方面から蔵造りの町に入って、体感で3分の1ぐらい歩くと着きます。
室町時代に創建された歴史ある浄土宗のお寺です。小江戸川越七福神の第五霊場として「福禄寿神」が祀られています。僕が子供の頃は閑散としていたお寺ですが、今ではたくさんの人が往来しています。
子育てや安産の神様がいるようで、観光ついでにお参りしてみてはいかがでしょうか。
毎月8日は縁日 呑龍デー
特筆することでもないのですが毎月8日は呑龍上人(どんりゅうしょうにん)の縁日が行われ、南京玉すだれ、辻講釈、境内でのフリーマーケットなどが催されます。
わざわざ日程を合わせるほどではないですが、観光日がたまたま8日だったら寄ってみるのもいいかもしれません。
蓮馨寺では他にもちょこちょこイベントが催されています。このまえ僕が行った時は多国籍の料理が集まった美味しいイベントがありました。
意味不明な顔ハメ看板
蓮馨寺には意味不明な顔ハメ看板があります。
寝そべるか持ち上げるかしないと顔ハメできません。今は蓮馨寺ではなく、すぐ近くのお店の前に立てかけてあるのを確認しました。暇な方は探してみてください。
4.猫のいる家
蓮馨寺から脇道に入って少し行くと、とある一軒家が見えます。
塀と塀の間にはよく分からない看板が立てかけてあり、その奥を見ると大きな木と数匹の猫たちが姿を現します。
個人の敷地内だとは思うのですが、開放されていて猫とスキンシップとり放題。
数年前にツイッターでバズった猫がいるのですが、実はここにいる猫。体が大きく毛が長くてかっこいいです。
他にもいろんな猫がいます。
路地裏にあるのでわかりにくいのですが見つけてみてください。
小江戸の路地裏と猫、雰囲気最高ですよ。
5.寺子屋本舗 川越店
蔵造りの町の真ん中らへんで「手作りおかき」の看板が見えるはずです。
手焼きせんべい・おかき・ぬれせんべいが食べられるお店です。
その場でせんべいを焼いて紙に包んでくれるので食べ歩きに最適です。
数年前まではおじいちゃんがせんべいを焼いて切り盛りしていたのですが、最近は派遣バイトのお姉さんがせんべいを焼いてお会計してくれました。昨今の川越ブームで客が増えて対応しきれなくなったのかもしれませんね。
寺子屋本舗自体は京都発のお店で、全国に展開されています。
豊富なせんべいの種類
悩みに悩んでしまうぐらい美味しそうなせんべいが並んでいます。
人気なのは「昔しょうゆ」と「特上のり」だそうです。他にも「わさびのり」や「赤しそ」「黒ごま」「塩」「七味」などなど多くの種類が揃っています。
個人的におすすめなのは「激辛一味」です。
これでもかというぐらい一味でコーティングされていますが、そこまで激辛でもないので、普通に辛いものが平気なひとなら美味しく味わえます。
6.時の鐘(の前の通り)
川越の象徴ともいえる「時の鐘」は正直、たいしておすすめしません。
特に大きくもないので、期待して行くと札幌の時計塔なみのがっかり感を味わうかもしれません。
とはいえ、時の鐘のまえの通りがとてもおすすめ。
食べ歩きに最適なものや、ランチが楽しめるお店や、おしゃれなスタバなんかが揃っているので、通りに行くついでに時の鐘を見ておくぐらいのテンションが正解です。
名物 いも恋
時の鐘の隣にある”菓匠右門” 時の鐘店で「いも恋」が購入できます。
山芋ともち粉の生地に包まれたさつまいもと餡のおまんじゅうです。冷凍もできるのでお土産にぴったり。
もちもちとした食感に絶妙な甘さは絶品です。他にも名物が並んでいます。
紫芋ソフトクリーム
同じく”菓匠右門” 時の鐘店にあるソフトクリームです。
個人的にめちゃくちゃ好きです。おすすめは紫芋のミックスソフトです。大きさもほどよく食べ歩きにはもってこいです。近くにはベンチもあるので座って食べれます。
おさつチップス
SNSにも載せている人がたくさんいる「おさつチップ」が売られているのも、時の鐘のまえの通りです。
まさにインスタ映え要素がある見た目に人気沸騰中。数年前までは存在してなかった気がしますが、今では行列ができるほど人気です。
7.BurgerCafe honohono/バーガーカフェホノホノ
駅方面から蔵造りの町を抜けて右に行くとハンバーガー屋さんがあります。
それが「honohono」です。川越市役所の斜向かいに位置してます。蔵造りの町から少し離れているので穴場と言えば穴場かもしれません。
ただ、食べ歩きもするなら量が多いかも。
自家製ベーコンが入ったハンバーガーがおすすめです。
代表的な「ホノホノバーガー」にはパイナップルが挟まってるので苦手な人は注意です。
8.頑者 本店
蔵造りの町ではないのですが、本川越駅すぐ近くにあるつけめん屋さんです。
「極太麺」「濃厚つけダレ」「魚粉」
今やつけ麺屋のベースとなるようなスタイルを生み出したと言われる川越の代表的なお店です。
つけ麺大好きマンとしては、絶対に食べてほしいです。
9.うな吉
川越はうなぎが有名ですが、その中でも地元民から愛される素敵なうなぎ屋さんです。
蔵造りの町を抜けてそのまままっすぐ。カーブを超えてツタヤを超えて右に曲がったところにあります。
バスで行くなら「神明町」で降りて、バスの進む方向からすぐ右に曲がってまっすぐ進んでください。
しまむらの向かいにあるお店が「うな吉」です。
観光地からは離れているものの、川越の鰻屋さんで一番美味しいと言われるぐらいとても人気のお店です。
混んでいるときは鰻の提供まで長い時間がかかってしまいますが、それだけ待ってもいいぐらい価値があります。(僕の時は40分ぐらい待ちました)
観光地である蔵造りの町から少し離れてしまうのですが、川越で鰻を食べるときはぜひ検討してみてください。。
10.川越アートカフェ エレバート
蔵造りの町の通りにあるカフェです。
大正4年建築の洋風蔵造りで雰囲気が良いです。
入り口では食べ歩き用川越の地ビールCOEDOを購入することができます。
時間があるときはぜひ立ち寄って店内で一休みしてみてください。写真を撮り忘れたのですが、とても素敵な内装で落ち着いてまったりできます。
番外編
以上、地元民が紹介する川越観光スポット・お店でした。
番外編として僕個人的におすすめなスポットを簡単にご紹介して終わりにします。
川越ベーカリー
菓子屋横丁に入ってすぐにあるパン屋さんです。
菓子屋横丁も久しぶりに行きましたが、今風のおしゃれなお店が一気に増えていてびっくりしました。このパン屋さんもそのひとつです。
正直、菓子屋横丁は駄菓子ばかりの古いお店が並ぶ路地裏ってだけで、あまりおすすめはしていませんでした。
でも今はおしゃれなお店やらも増えて、人もごった返して観光地っぽくて楽しい場所になっています。
川越プリン
なぜおすすめするかって、単純に僕がプリン大好きだからです。
蔵造りの町にあるので、食後のデザートかなにかにぜひどうぞ。
瓶入りのプリンですが、買ってその場で食べられます。
瓶を返却したら10円がかえってきます。かわいくて美味しいですよ。
若松屋
川越市駅から本川越駅に向かう道の途中にある焼き鳥屋さんです。
おしゃれさも小江戸感も微塵もないただの焼き鳥(焼き豚)屋です。
でも開店前には開店待ちの行列ができるぐらいの人気店です。
わんこそばのように皿が空になったらカシラが置かれる変わったシステムです。
だから注文するまえに焼き鳥が置かれます。もちろん他のを食べたくなったら注文すれば切り替わります。
価格も良心的ですし何より美味しいです。
小江戸 蔵里
駅前の商店街「クレアモール」を抜けるとあります。
観光中にお土産買うのは煩わしいので、ぶっちゃけ帰りにここに寄ればお土産一通り買えます。
帰りのちょっとの時間つぶしにはぴったりな場所です。
明け方の蔵造りの町
観光にきている方はまず見ないような景色です。
静かな町と灯る街灯、この景色が好きです。
まとめ
地元民が教える川越の観光スポットを紹介していきました。
正直、地元だからこそ観光地として楽しめるかなと思っていたときもありましたが、僕自身、川越を観光してみるとすごく楽しい場所に変わったなという印象を受けました。
川越へ行くときにはぜひ参考にしてみてください。それでは、ユトリ(@akainochan)でした。
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