僕は2年以上まえに購入してから、気に入ってずっと愛用しています。
「余分を排除し、よりスマートに」
最近ではミニマム、シンプルといった考え方が波及しつつあります。財布も大きなハイブランド類を持つのがイカしてるという思考から、小さくて機能性に優れたものが好まれる傾向にあります。
そんなミニウォレットの先駆けともいえるのが「abrAsus(アブラサス)の小さい財布」です。名前のとおりサイズを最小限に抑えつつ、機能性や使いやすさは損なわないよう設計されています。
大きな長財布を尻ポケットに突っ込んでいた時代がアホらしく感じるぐらい、携帯性は言わずもがな。胸ポケットやショルダーバッグのミニポケットにも入るので持ち回りがよく、現金を取り出すのにも苦労しない設計がされているのでストレスは皆無です。
とはいえ、やはり小さいからこそ不便に感じるひとは一定数いるのは間違いありません。本記事のレビューを参考に「アブラサスの小さい財布が自分に合うのか」を想像してみてください。
ミニウォレットの先駆け「abrAsus(アブラサス)」とは
今回紹介するのはabrAsus(アブラサス)というブランドの財布です。
abrAsus(アブラサス)は「小さい財布」でグッドデザイン賞を受賞しただけでなく、他にも多数の携帯性に優れた財布を輩出しています。
代表的なのは「小さい財布」のほかに「薄い財布」があります。薄い財布もグッドデザイン賞を受賞しており、携帯性と使いやすさを共存させたアイデアが評価されています。
abrAsus(アブラサス)の製品例
- 小さい財布
- 薄い財布
- ミニマリスト財布
- キャッシュレス財布
- 薄いマネークリップ
- 旅行財布
- 小さい小銭入れ
- 薄い長財布
- ツインズ財布
- iPhoneも入る財布
財布以外にもメモ帳やカードケース、バッグ・リュックなどを販売しており、使いやすさと機能性が意識されたアイデア商品ばかりです。abrAsus(アブラサス)の製品は直営店であるSUPERCLASSICで見れます。
薄い財布
言わずもがな、厚さ13mmと文字通りペラペラに薄い財布です。二つ折り財布をブルドーザーで踏みつぶしたあとみたいな形状をしています。
男性は財布を尻ポケットに入れがちですが、ポケットの形が変わったり座りにくかったりと不便ですよね。それを解決させるために作られたのが「薄い財布」です。この薄さですがカード4-5枚程度と999円分の小銭を入れられる収納力もバッチリ備わっています。
普段バッグを持たずに尻ポケットに財布を入れる人には、小さい財布より薄い財布のほうが使い勝手がいいでしょう。
小さい財布
僕が購入したのは「小さい財布」のほうです。かれこれ2年以上愛用しています。
2年の間に他のメーカーからミニウォレットがどんどんと発売されましたが、いまだにabrAsus(アブラサス)の小さい財布が最強だなと思えるぐらい携帯性と機能性に優れています。
薄い財布よりも厚みがあるぶん表面積が小さいのが特徴で、バッグの小さいポケットにするりと入るので携帯性が抜群です。もちろん、パンツのポケットやジャケットの胸ポケットに入れても邪魔になりません。
なぜ小さい財布を選んだのか
abrAsus(アブラサス)の小さい財布を買うまでは、ハイブランドの大きな長財布を尻ポケットに入れるスタイルでした。収容できるカードも小銭も格段に上ですが、デメリットのほうが大きかったです。
- スリに合う可能性が高まる
- うっかり落としてしまう可能性がある
- 座ったときに邪魔になる
- ポケットの形が変わってダサい
- カードや小銭でパンパンになりがち
- 小さめのバッグに入らない
デザインを気に入った上で使っていたので、しばらくは所有欲が満たされて気に入っていました。しかし長く使えば使うほどデメリットの存在が大きくなっていき、デザインだけでなく機能性も求めるべきだと学びました。
財布は長い付き合いになるのが前提なので徹底的にリサーチを重ねていき、そして「abrAsus(アブラサス)の小さい財布」に出会いました。
薄い財布を選ばなかった理由としては、僕の場合は外出の際にショルダーバッグやウエストポーチを身につける機会が多いので、表面積が小さい財布のほうがバッグに収納しやすそうだったからです。
薄い財布も魅力的ですが、尻ポケットに入れている状態で万が一落としたりスリにあっても気づきにくいかなと思いました。小さい財布は厚みが多少あるので、ポケットに入れておくと存在が感じ取りやすく紛失する可能性が落とせます。
小さい財布の場合は、尻ポケットよりは足側や胸のポケットに入れて持ち歩くほうが携帯しやすいです。なので絶対に尻ポケットに入れたいという人は、薄い財布のほうがいいでしょう。
abrAsus 小さい財布の実物レビュー
実際にabrAsus(アブラサス)の小さい財布を購入したので、実物のレビューをしていきます。
abrAsus小さい財布の大きさ
手のひらに乗せるだけで、どれだけ小さいかが伝わると思います。
多くのひとが馴染みあるであろうTカードとの比較。一般的なクレジットカードなどの同じ大きさですが、ほぼ同じ表面積なのが分かります。
abrAsus小さい財布の厚さ
タバコの箱と友人の使っている長財布と並べてみました。
表面積があるぶん、薄めの長財布よりは若干厚みがでる印象です。個人的な体感でいくとタバコの箱を持ち歩くのと同じ感じで持ち回せます。厚さで邪魔に感じるようなシーンは、2年以上使ってきたなかで特にありません。
abrAsus(アブラサス)小さい財布のメリット
1.小銭が出しやすい
まず意外だったのが小銭の取り出しやすさです。サイズが小さいせいで小銭の扱いは難しそうだと感じていたのですが、むしろ以前使っていた長財布よりも圧倒的に扱いやすいです。
小銭入れの深さがないので、いくら入っているのかが分かりやすいのが第一のメリット。さらに小銭入れがガバっと開くので取り出しやすいです。
もちろん小銭の収納力は一般的な財布には劣りますが、それでも想像以上に小銭が入る印象です。
2.どのポケットにも入れやすい
長財布だと尻ポケット一択でしたが、小さい財布ならどのポケットにも入れられます。
尻ポケットから出ることがないので落とす心配もスられる心配もいりません。胸ポケットに入れても形が歪まないのでスマートです。
何より足側のポケットにも入れられるので楽なんですよね。
近場でも遠くでも、外出するときは必ず持ち歩く財布。やっぱり持ち歩きやすいというのは大きなメリットです。
3.バッグのミニポケットに楽々収納
個人的に嬉しいのがバッグの小さいポケットに入ることです。
長財布って薄いですけど、意外とかさばるんですよね。リュックに入れるにもミニポケットに収まらないことが多いです。ただ、小さい財布ならどんなに小さい収納部分にも簡単に入ります。
例えばリュックのなかにある小物入れ用のミニポケットにも入ることが多いです。他の物に紛れてしまうこともなく、すぐ財布が取り出せるので非常に便利。
4.カードが取り出しやすい
前面部分にカードを収納する場所があります。
横から見るとこんな感じ。一箇所に重ねてカードを収納する形となっています。
収容できるカードの枚数は4〜5です。購入したばかりだと革が硬くて入りづらいですが、しばらく使っているとすんなり出し入れできるようになります。
左上のスペースからカードを右に押し出す形になるのですが、結構スムーズに取り出せます。
ただ、先頭のカード以外は1枚単体で取り出すことができないので、カードを使う際は全部取り出してから使うカードを抜くという流れが基本になります。
収容できるカードの枚数が少ないので、僕のように大きな長財布でたくさんのカードを持ち歩いていた人は少々戸惑うかもしれません。ただ、これを機にカードを整理してみましょう。ほとんどのカードが使う機会がほぼないことに気づけます。
事実、カードをたくさん持っていた僕が小さい財布に変えてから「カードをもっと持ち歩きたい」と思ったことが特にありません。
小さい財布に収容しているカード
- クレジットカード
- キャッシュカード
- 免許証
- 保険証
これだけですが問題ありません。ポイントカードもスマホアプリで完結しますし、むしろスマホでポイントつかないならいらないという考えになります。最近ではスマホだけでATMから現金をおろせるようになった銀行もあるので、なんならキャッシュカードもなくて大丈夫まであります。
いまのご時世、カードを持ち歩く必要性がなくなってきているので困るシーンはほぼありません。
5.お金の使い方がスマートになる
大きな財布のメリットはカードや小銭の収容量ですが、そのせいでどんどんレシートやらカードやらが増えてパンパンになってしまいがちです。
abrAsus(アブラサス)の小さい財布の収容量の少なさはデメリットとも言えますが、逆にメリットとしても捉えることができます。以前のように無駄な小銭は作らないように意識するようになり、ほんの数ポイントのためだけにカードを発行することもなくなりました。
僕はミニマリストではないですが、生活を少しでもスマートにこなすに越したことはありません。昨今では電子マネーが普及してきているので、むしろ大きな財布を持ち歩く必要性がなくなってきています。
abrAsus(アブラサス)の小さい財布は、時代に合った先進的な財布であることが分かります。
abrAsus(アブラサス)小さい財布のデメリット
ここまで絶賛してきたabrAsus(アブラサス)の小さい財布ですが、もちろん2年以上使ってきたなりの不満はあります。
本記事で紹介するデメリットが気になるほどじゃなければ購入を検討し、どうしても引っかかるなら他の財布を検討するのがいいかもしれません。
1.お札が丸くなる
小さい財布は丸めるようにたたむようになっています。だからこそ持ち運びに便利なサイズ感を実現しているのですが、どうしてもお札が丸まってしまいます。
現金で会計するときに丸まったお札を出すことに抵抗を感じる人は少なからずいる気がしています。
また、自動販売機や会計をする機会にお札を入れるときに、丸まっているので入れづらいです。基本電子マネーで決済している人は気になる機会自体少ないですが、たまにデメリットとして浮上してきます。
2.小銭入れに蓋がない
ご覧の通り、小銭入れの口を閉じることができません。ファスナーもボタンもありません。
財布を開きっぱなしの状態でひっくり返すと小銭をバラまくことになります。
2年以上使ってきて小銭をぶちまけたことはないので、デメリットで挙げているとはいえ「蓋はないけど意外となんともない」というのが結論です。ただ、気になる人がいるかもしれないので伝えておこうという考えです。個人的にはデメリットに感じたことはありません。
3.カードの収納できる枚数が少ない
メリットの部分にも書きましたが、やはり人によってはデメリットに感じる人もいるでしょう。
どうしても5枚以上のカードを持ち歩きたい場合は、別途カード入れなどを用意する必要があります。
僕の場合、通っている映画館や近くのクリーニング店など「たまに使うカード」はカード入れに収納して家で保管しています。事前に使うのが分かっているカードなら、外出前に取り出しておけば済みます。
僕が気になるのはそれよりも収納するカード枚数が固定されることです。
5枚のカードを収納した状態で長く使っていると、革が5枚分の容量を確保した状態で安定します。逆に枚数を減らして3枚だけ収納すると、スキマが生じて傾けたときにカードが抜けてまいやすくなります。
最近はキャッシュカードすら持ち歩く必要がなくなったのですが、5枚固定で収納しないと落としてしまうリスクがあるので不要だけど持ち歩いているみたいな状態になっています。
不要なカードを持ち歩いているからといって不便になるわけじゃないから困ってはないけど、財布の紛失リスクとかを考えると最小限のカードにしておくに越したことはないよね。
4.小銭の収納枚数が少ない
abrAsus(アブラサス)の小さい財布を使ってみ、想像の3倍は小銭は入るたっぷりの容量に驚きました。ただ、一般的な財布と比べてしまうとやっぱり収納できる枚数は限られてきます。
人によっては使い始めは戸惑うかもしれません。そして、十中八九なるべく小銭を作らないように意識するようになるはずです。この意識の変化にストレスを感じるようであれば、小さい財布は合わないと思います。
電子マネーで買い物をする機会が多い人は問題ないですが、現金をメインにしている場合はどうしても小銭が生まれがちなので、小さい財布を使いづらく感じる可能性が高いでしょう。
ちなみに僕は小さい財布の購入をきっかけにキャッシュレス意識が生まれて、電子マネーで買い物するのがメインになったよ。
「絶対に現金で買い物したいんだ!」という人は小さい財布はストレスになるので、購入しないほうをおすすめします。逆に電子マネーをすでに活用している人なら、ほとんどの人が小さい財布で満足できるんじゃないかなと思っています。
abrAsus(アブラサス)の小さい財布はこんな人におすすめ
abrAsus(アブラサス)の小さい財布、すごく気に入って使っています。
ここまで小さい財布のメリット・デメリットを紹介してきたので、まとめとして「どんな人におすすめか」をお伝えします。
アブラサスの小さい財布がおすすめな人
- 普通の財布が邪魔に感じる
- 財布をポケットに入れる機会が多い
- バッグを持ち歩く機会が多い
- 電子マネーやクレカ決済が基本
- スマートな財布がほしい
- ミニマムな手荷物にしたい
キャッシュレス化が推進されている今の時代にぴったりの財布となっています。だからこそ、キャッシュレス化に逆行している人だと小さい財布は合いません。
アブラサスの小さい財布が合わない人
- どうしても現金で決済したい
- どう整理しても持ち歩きたいカードが5枚以上ある
- レシートを財布に突っ込んでいたい
小さい反面、やはり収容量は一般的な財布と比べて劣ります。現金で決済する機会が多いと小銭も多くなりがちですし、カードやレシートを財布に入れて保管したい人にも向いていません。
ただ、だから小さい財布を選ばないのではなく、小さい財布を買ったからキャッシュレス派になってみるとか、カードを整理してみるとか、レシートの整理を頻繁にするとか、意識を変える方向にもっていくのが個人的におすすめします。
いちばんに持ち歩く財布だからこそ、スマートにいくべきです。
abrAsus(アブラサス)小さい財布の種類
abrAsus(アブラサス)の小さい財布は人気の高い製品だからか、結構種類があります。使われている素材が違ったり、女性向けのデザインがあったり、なかにはコラボ製品もあるので、ぜひお気に入りの小さい財布を探してみてください。
傷つきにくいエンボス加工の通常モデル
僕が購入したのは通常モデルであるエンボス加工された小さい財布です。特別高級感があるわけではありませんが、安物感もないちょうどいいです。
アドバンレザーEditionの小さい財布
牛革の表面に顔料を使った特殊加工を施した小さい財布です。
濃淡のある発色と上品で艶のある光沢感が特徴となっています。つるつるとした革の質感が好きな人はアドバンレザーの小さい財布がおすすめです。
色使いも通常モデルと違って、2色のカラーを使っておしゃれに仕上がっています。カラーバリエーションのいくつかあるのでぜひAmazonからチェックしてみてください。
ジョコモ氏が施すカラーバリエーション
イタリアのオロビアンコの代表デザイナーが施したオシャレな財布です。カラーバリエーションはAmazonから確認してみてください。
高級感を重視したブッテーロレザー
ブッテーロと呼ばれるヌメ革を素材にした高級感溢れる財布です。
より質の高い財布を求めるなら圧倒的にこちらがオススメです。
レディース向けデザインの小さい財布
レディースカラーも用意されている周到なアブラサス。可愛らしいカラーバリエーションで女性も持ちやすいですね。
SHO KURASHINAの小さい財布
ファッションデザイナーSHO KURASHINAにより手がけられた小さい財布もあります。花を基調としたエレガントな女性向けのデザインとなっています。
4種類のデザインが用意されているので、Amazonでそれぞれのデザインをチェックしてみてください。
左利き用の小さい財布
ボタンの位置が左右反転された左利きの方向けの小さい財布も展開してます。
よつばと!コラボのダンボー財布
大人気漫画「よつばと!」とコラボした小さい財布です。
裏側がダンボーの顔になっています。買おうか悩んだぐらい……かわいい。
abrAsus(アブラサス) 小さい財布レビューまとめ
アブラサス (abrAsus) の小さい財布のレビューをしてきました。
製品名のとおり小さいの携帯性が抜群で、それなのに機能面も見劣りしないスマートな財布です。デザインもシンプルなのでビジネスにもカジュアルにも利用できます。キャッシュレス化の進んだ時代にぴったりの財布と言えます。
僕はかれこれ2年以上使っていますが、これからも小さい財布とともに過ごしていくのは間違いなさそうです。それでは、ユトリ(@akainochan)でした。
コメント