スキャナーってあると便利ですけど、使う頻度が少ないわりにはかさばって邪魔ですよね。さらにはデザインも微妙なものが多くて部屋に置きっぱなしにする気にはなれない…。
とはいえ書類や身分証のスキャンが必要なときって必ず訪れますよね。
- かさばらずコンパクト
- デザイン性が高く部屋に置きっぱにできる
- スキャン性能も高く機能性もバッチリ
そんな欲しい要素を取り揃えたスタンド型スキャナー「CZUR Shine(シーザーシャイン)」を紹介します。
パット見まさかスキャナーだとは思えない黒を基調としたシック質感で、ミニマルな筐体ながら洗練されたデザインとなっています。今回メーカー様よりご提供頂いたのでレビューをお伝えしていきます。
CZUR Shine(シーザーシャイン)とは
CZUR Shine(シーザーシャイン)はCZUR社がリリースするポータブルスキャナー。
日本国内では「Makuake」にてクラウドファンディングを行っており、目標金額50万円に対して3,000万円を超える金額に到達。1,700人を超えるサポーターが集まる注目の製品となっています。
日本でのクラウドファンディングが行われるまえに、アメリカの大手クラウドファンディングサイト「indiegogo」で実施されたときには3億円を集めたビッグプロジェクトです。
インテリアとして置いても遜色ないオーバーヘッドタイプの筐体デザインにくわえて、手軽にどこでも本領を発揮できる機動性は、まさに次世代のスキャナーといってもいいでしょう。
CZUR Shineの外観デザインと同梱物
開封:同梱物をチェック
ガジェットでも家電でも、新しいデバイスが届いたらワクワクするもの。
期待感を左右させるポイントは開封時で決まってきます。
CZUR Shineの一般販売価格は29,920円を予定。スタンド式のスキャナーしては安価な部類に入りますが、外箱時点で漂う高級感は男心をくすぐります。
同梱のされかたも丁寧でこだわりを感じさせます。
同梱物はこのとおり。
- CZUR Shine本体
- USBケーブル
- フットペダル
- ソフトパッド
- 指サック
- 専用ソフトウェア収録のCD-R
- 取扱説明書
付属のCD-Rからソフトウェアをインストールして使用する模様。ネット上からのダウンロードも可能です。
また事前に提供いただいた今回は説明書が英語ですが、製品版では日本語に対応するとメーカー様より聞いているので問題ありません。
基本的には本体の足元に付属のパッドを敷いて、そこにスキャンしたい物を置いて読み取っていくことになります。
フットベダルも同梱されているので、両手を使いながら足でペタペタ踏んでスキャンするなんてことも可能です。
外観:デザインをチェック
つぎに外観をチェックしていきましょう。
若干の光沢感をまとったシックな黒ベース。触れても指紋が目立つことはありません。
ヘッド部分は折りたたむことができるので、最小限のサイズにとどめることができます。
使用時にはヘッド部分を回して組み立てます。
下に付属されたパッドを敷いて、さらにパソコンとUSB接続。
たったこれだけで準備完了。電源を必要としないバスパワータイプなので、必要なケーブルはパソコンと繋げるUSBケーブルだけです。うん、とてもスマート。
全体は黒ベースですが支柱の根本は一部青色に。この部分を境に支柱を伸ばすことでスキャンする範囲を広げることができます。
ヘッド部分にはスキャン用のカメラと、2つのライトが搭載されています。スキャン時には対象物を照らす役割をもっています。
根本の台座部分にはライト用のダイヤル式ボタンが備わっています。くるくると回すことでスキャン時の調光が可能。さらにはデスクライトとしても使えます。
底部にはUSB-Bとフットペダル用の端子が備わっています。
個人的にはUSB-Bという部分が唯一気になった部分ですね。USB-Cだと他のデバイスとケーブルの使い回しができてラクなんですよね。
CZUR Shineを実際に使ってみて
それではCZUR Shineを実際に使用してのレビューをしていきます。
デザイン重視で機能面は微妙だったりして、なんて懸念もしていましたが、いらん心配でした。想像以上に優秀で便利です。
CZUR Shineの気軽さが最大のメリット
従来のスキャナーってなんやかんや面倒なことが多々あるんですよね。
冊子形式の書類や本をスキャンするときは綺麗に調整したり、取り込んだあともパソコン側で調整する必要があったり。
CZUR Shineは敷いたマットの上にポンと置いてボタンを押すだけで完結。
しかも見開きページなどの難しい部分もソフトウェア側で自動補正してくれるので、きちんと平面形式で綺麗にデータ化してくれます。
さらに一度の読み込みで複数のデータに分けるマルチイメージ化も可能。
見開きページを左右に分割して取り込んだり、名刺やカード類を並べてそれぞれ独立させて保存することができます。
スキャンという機能面での気軽さでCZUR Shineは非常に有用だと感じました。
さらにUSBのみで作動するバスパワー式の給電方式や、ヘッド部分を折りたたんでコンパクトに収納できるポータブル性を加味すると、CZUR Shineの最大のメリットは気軽さであることは間違いありません。
もう巨大な複合機に向かうことも、ハンディ型スキャナー片手にコンセントを探す手間も不要です。おまけにデザインもかっこいいしね、スマートすぎますね。
専用ソフトウェアも使いやすい
CZUR Shineは海外メーカー発の製品なので、心配になってくるのはソフトウェアの使いやすさや言語の壁です。
日本語対応していても、日本育ちの人間が見ると言葉が怪しすぎて意味が分からないなんてことは結構よくあるパターン。
しかしCZUR Shineのソフトウェアの日本語対応は正確ですし、UIもシンプルで使いやすい。スキャンしたデータの微調整も簡単にポチポチとできるので煩わしさゼロです。
フットペダルと指サックが便利
CZUR Shineには足でスキャンを実行するためのフットペダルと本を抑える指サックが同梱されています。
こちらの黄色いのが指サック。
本を開いてスキャンするときに、閉じてしまわないよう抑えるためのものです。
黒と白の模様が施された部分で目印になっていて、この部分で本を抑えたらスキャン時に取り込まれる心配はいりません。
本を抑えていると手が使えないので、フットペダルを使って足でスキャンを作動させます。
CZUR Shineにはオートフォーカスと自動めくり検出機能が搭載されており、1秒で1ページのスキャンが可能となっています。
公式で300ページの本を10分でスキャンできると記載があるので、カチカチとペダルを踏んで本の自炊するのにも効率的ですね。
動画撮影と音声記録もできる
スキャナーとは思えない機能。それが動画撮影と音声記録です。
CZUR Shineの構造上、真上からの俯瞰撮影に非常に向いているといえます。
ですが動画撮影に関してはクオリティは高くはありません。俯瞰撮影が必要な層はネット上に動画をアップロードする場合はほとんどとだと思うので、ある程度のクオリティは求められます。となると実用性は低いですね。
ちなみに俯瞰で写真の撮影も可能となっています。
カメラと比較してしまうと当然、画質は落ちますが手軽に俯瞰撮影できるという意味では有用かもしれませんね。
CZUR Shineレビューまとめ
というわけで「CZUR Shineをレビュー|次世代スキャナーとしての完成形がここにとしての完成形がここに。」と題してお伝えしてきました。
CZUR Shineは従来のスキャナーの不便な要素を見事に回避したアイデアの集大成といえます。クラウドファンディングで人気を博す理由にも納得です。
ミニマルなデザイン性×手軽さを兼ね合わせた次世代スキャナーとしての真価を体感するふさわしい製品となっています。気になった方はぜひチェックしてみてください。
それでは、ユトリ(@yutori0411)でした。
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