僕はブログや小説執筆を日々しているのですが、ポメラはめちゃくちゃ役立ってます。
長文執筆に適したデバイスはありません。
というわけで今回は僕が愛用しているpomeraDM100を中心に徹底解説します。
Contents
ポメラとは
ポメラとはキングジムが展開しているシリーズです。
公式では「いつでもどこでもメモる」をコピーにしており、起動して数秒後にはテキストを入力することができます。
また、「メモ」と言っていますががっつり長文を記録することも可能です。
というか、むしろ長文執筆用のデバイスと言っていいでしょう。
小説を書く人、またブログや論文等でも活用できる執筆のためだけのデバイスです。
ポメラDM100の外観

形状はノートパソコンのように折りたたむ仕様です。
全体がマットなブラックになっていて高級感があります。

裏面には乾電池を入れる部分、サイドにはUSBポートとSDカードのスロットがあります。
かなりコンパクトなので持ち運びには困らないでしょう。
大きさ

閉じている時の大きさは奥行12cm、幅は26.3cmでした。

男性の手を添えるた時のイメージです。コンパクトな印象を受けると思います。
当然キーボード部分もコンパクトになりますが、打鍵する上で不便性は感じていません。
むしろ打鍵感が心地よいのでタイピングはしやすいです。
重さ

実際に測ってみた結果431gでした。
これは単3乾電池×2本込の重さです。
特別軽くはありませんが重いと感じることもない妥当な重量感です。
持ち運ぶ上で苦痛になる重さでは全くありません。
ポメラDM100の特徴
ポメラDM100の特徴をまとめました。
まとめればまとめるほど、小説等に適したデバイスだと感じると思います。
手軽すぎる大きさと重さ
普段持ち運ぶデバイスと言えばノートパソコンやタブレット類になりますよね。
それらと比べると圧倒的にコンパクトで軽いです。
喫茶店等で執筆しに行く場合、かなり手軽に持っていけます。
開いて即起動&執筆できる
公式のキャッチコピーにもある「いつでもどこでもメモる」と言われる通り、開いてから入力できるようになるまでの速度が一瞬です。

開いてから2秒ほどで入力できる体制ができます。
この起動速度は想像以上の快適さをもたらしてくれました。
長時間駆動
DM100は単3乾電池2本で駆動します。
約30時間の稼働が可能となりますので、かなり長いあいだ電池切れに悩むことはありません。
連携機能
ポメラ専用のアプリを使うとiPhoneと連携することが出来ます。
ポメラ側で表示させたQRコードを読み込むことで、作成したテキストを共有できます。
別端末への移動や他クラウドへのアップロードなどにも活用することが可能です。
キーボードとしても使える
DM100のキーボードはコンパクトながら打鍵感が心地よく、とても使いやすいです。
そんなキーボードをBluetoothを通して別端末で使うことができます。
iPhoneやiPad等での文字入力にも使うことができるのです。
カレンダー機能

カレンダーを表示させ、そこへメモを載せることも可能です。
正直コレは…僕は活用したことがないです。
文章執筆に特化した機能
とにかくポメラは文章を執筆するためだけの端末です。
より快適な執筆のための機能を確認していきましょう。
文字サイズ・行間設定
人によってはデフォルトの文字サイズが大きく感じたり小さく感じたりがあると思います。
文字サイズや行間の設定もできるので安心してください。
辞書機能
DM100は辞書機能も付いています。
モニター横のボタンを押すだけで
- 国語辞典
- 英和辞典
- 和英辞典
を一瞬で開くことができ、意味を調べることができます。
分割可でふたつの文章を表示
ふたつのテキストファイルを同時に画面に表示させることができます。
これでひとつのテキストを確認しながら、もう片方のテキストを編集することもできます。
ポメラのメリット
パソコンやスマホと違って機能が限定されてるけど、じゃあメリットってなんなのでしょうか?
とにかく集中できる
スマホのようにネットサーフィンもできない写真も撮れないデメリットこそが、ポメラ最大のメリットと呼べます。
パソコンやスマホで作業していると、確実に「気が紛れる」しちゃうんですよね。
知りたいことをググるつもりが色々調べすぎて時間過ぎていたとか、LINEの通知に気を取られてしまうとか…。
ポメラを使っていると、気が紛れる可能性がゼロになります。
ポメラは文章を書く以外に出来ることがありませんから。
本当にそれだけのために存在しているデバイスです。
だからこそ執筆の快適のみを追求した機能や使い心地の満足度はとても高いです。
目が疲れない
芥川賞作家の羽田圭介も言っているのですが、小説などの長文は執筆しながら文章を読み直す時間が長いせいで目への負担が大きいんですよね。
DM100は、ソコンやスマホのようにバックライトの刺激が強くない上に、アンチグレア液晶を採用しているのでマッドで目が疲れにくい仕様なんですよね。
これがとても大きいです。
※羽田圭介ユーザーインタビューはこちらから。
DM100とDM200ならどっち?

僕がレビューしているはDM100です。
そしてその後続機に位置するのがDM200になります。
個人的にはDM100を使い続けているのですが、DM200から追加された機能や変更点もあるので、人によってはDM200のほうがおすすめです。
追加点・変更点を見てどちらを購入するか検討してみてください。
DM200で追加・変更された機能
バッテリー駆動
DM200は電子式ではなくバッテリー式になりました。
長い目で見た時の維持費はDM200のほうが安上がりになります。
ただ駆動時間がDM100の30時間に対して、18時間と短くなっています。
モバイルバッテリーでも充電できるようになったで、困るシーンは少ないと思いますがこの点をどう思うかは人それぞれですね。
電池式の場合、運悪く電池切れが起こってもコンビニさえあれば復活できるのがメリットですね。
バッテリー式のデメリットは内蔵リチウム電池なので、数年使っていけば劣化し駆動時間も短くなってしまう可能性が考えられます。
白黒反転
DM200の追加機能としては、画面を白黒反転できます。
つまり背景は黒、文字は白という状態で執筆ができるようになります。
白黒反転機能のメリットは目への負担が軽減される点です。
やはり背景が明るい白よりも、黒のほうが目への負担は小さくなるでしょう。
無線LAN搭載

これにより他デバイスとの連携がより取りやすくなりました。
MacやiPhoneのメモアプリと双方向で共有し文章編集ができるようになりました。
パソコンなどと併用する場合には、シームレスになった分ラクになるのではないでしょうか。
またEvernoteなどのクラウドにメールでアップロードしたり、無線LAN搭載のプリンターから直接文章をプリントアウトすることも可能となりました。
類語辞典が追加
個人的にこの差が大きいですね。
従来の辞典に加えて、「類語辞典」が加わりました。
類語辞典を頻繁に使う人や本で持っている人は、かなり助かる機能ですね。
変換機能が良くなった
恩恵としては最も大きいです。
DM100と比べて変換機能や優秀になりました。
従来機だと「さくらのはながさきました」と打てば「桜のは長崎真下」となっていたのが、DM200は「桜の花が咲きました」と優秀になっています。
昔からポメラの変換機能は結構アホと呼ばれていました。
しかしDM200からはアホから脱却されたとの声が出ているぐらい進化しました。
DM100が優れている点
機能面や利便性を考えると最新機であるDM200がおすすめです。
そちらも確認して、どちらが良いか判断していきましょう。
起動が早い
開いてからの立ち上がりはDM100のほうが早いです。
差で言えば数秒の差ですが、メモを取るのは早いほうがいいですよね。
電池の持ちが良い
充電式になったとはいえDM200は18時間の駆動です。
30時間のDM100のほうが圧倒的持ちの良さになります。
充電をし忘れがちな人は、電池式のほうが安心ではありますね。
また充電式だと劣化し、数年後には18時間の駆動すら無理ということにもなりかねないです。
小さい・軽い
DM200の方が大きく重たいです。
具体的には約263(W)×120(D)×18(H)mmの約580gです。
その分画面サイズもDM100より40%も大きくなっているんで、どちらを重視するかですね。
アンチグレア液晶
DM200はTFT液晶を採用しています。
薄型テレビやディスプレイなんかに使われている液晶です。
DM100のアンチグレア液晶と比べるとマットな質感よりかは、目への負担がかかるチカチカしやすい印象を受けます。
とはいえ白黒反転機能だったり、保護シート等を貼れば全然カバーできますね。
まとめ:小説家も使う優良執筆機
ポメラは執筆に置ける優秀なパートナーとなり得る存在です。
もちろん長文の執筆なんかパソコンやスマホでもできますが、ポメラにしか作れない環境というのがあります。
ポメラ環境が自分にとって必要かどうかで、購入を検討してみると良いでしょう。
- 書きたいのに集中できない
- いつのまにかスマホやネットサーフィン
- パソコンだと目がシパシパして大変
- 執筆のためにパソコン持ち歩くのが嫌だ
- 思いついた時にパッと長めのメモをとりたい
こういった人には、かなりおすすめしたいですね。
小説家でも使っている方は多くいるようです。
使用者であるライトノベル作家の芝村祐司は、こう言っています。
「買ってもいいかな」ではなく、「買わなければいけない」方のための、非常にいい製品だと思います。使いどころさえ間違えなければ、稼げますよ。
「執筆のためだけにある端末」
そう考えるととても贅沢なモノですよね。
ですがだからこそモチベーションが上げられますし、他の機能を削いだことで執筆に集中して打ち込めます。
時間でやる気が買える、そんなデバイスです。

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