数々の完全ワイヤレスイヤホンを保有しているユトリです。
完全ワイヤレスイヤホン競争が激化し、日々多くのメーカーから新作モデルが登場していて、どれを選べかいいか難しくなってきました。完全ワイヤレスイヤホン選びのポイントは下記です。
- 音質が良いか
- 価格が予算内に収まるか
- バッテリーの持ちは十分か
- 充電方式が便利でラクか
- 防水仕様になっているか
- 接続が安定しているか
- 遅延が最小限か
- 装着感が良いか
それぞれのポイントでどこを重視して妥協するかは人それぞれですが、理想はすべてにおいてバランスのとれたコスパの良い完全ワイヤレスイヤホンですよね。
今回紹介する「SOUNDPEATS H1」はどのポイントもおさえた優秀な完全ワイヤレスイヤホンとなっています。
1万円台前半という低価格ながら、音質はお値段以上の品質。さらにバッテリーや充電周りも優秀で使い勝手が良い。防水性能や接続性も抜かりなく、まさにコスパ最高の製品です。

ここ最近試したなかで、最も感動したと言っても過言ではないクオリティに仕上がっているよ。
というわけで本記事では「SOUNDPEATS H1」のレビューをお伝えしていきます。
SOUNDPEATS H1の同梱物と外観デザイン
SOUNDPEATS H1はSOUNDPEATS(サウンドピーツ)社から発売された完全ワイヤレスイヤホンです。
- イヤホン本体
- 充電ケース
- シリコンイヤーピース×3サイズ
- Comply製ウレタンイヤーピース
- USB-C充電ケーブル
- マニュアル
イヤーピースはシリコンタイプが3サイズと、さらにComply製のウレタンイヤーピースが1ペア付属しています。
充電ケーブルはUSC-A to Cで、長さは約35cmとなっています。
SOUNDPEATS H1の充電ケースは、メタリック調にデザインされているので高級感あふれる第1印象となっています。
重厚感があるので重そうに見えるのですが、プラスチックなので持ってみると軽いです。
重さは実測で約56g。イヤホン単体では両耳で約13gとなっています。
充電ケースのサイズは41.9×71.9×32.8mmと、かさばらない程度の大きさなので持ち運びに支障はないでしょう。
フタの部分はメタリックシルバーカラーで胴体部分はブラックとなっています。男性向けのシックなカラーベースですが、触っていると指紋や皮脂が結構目立つのが気になります。
背面にはUSB-C端子があり、すぐ隣にはLEDインジケータが搭載。充電中には赤く点灯するようになっています。



SOUNDPEATS H1はワイヤレス充電にも対応しているから、充電できているかすぐ確認できるのは助かります。
フタを開くとマグネット固定されたイヤホンが登場。
中央にある4つのLEDインジケータがバッテリー残量を示してくれます。
取り出しにくそうだなという印象があったのですが全くそんなことはなく、指でつまみやすく簡単に手に取れます。マグネットがしっかり強めで、近づけるとカチッとイヤホンが収納されるのでポロリと落としてしまう心配もありません。
イヤホンも充電ケースのフタ同様にメタリック調のデザインとなっています。
イヤホンにもインジケータが搭載されており、充電中かどうかやペアリングモードなのかがひと目で判断可能です。
ロゴ部分はタッチセンサーとなっているので指で触れるだけで操作できます。
SOUNDPEATS H1の操作方法
SOUNDPEATS H1を実際に使ってみて、操作性も良いなと感じました。
SOUNDPEATS H1の操作方法 | |
電源オン
| 自動:ケースから取り出す |
手動:1.5秒長押し | |
電源オフ
| 自動:ケースに入れる |
手動:10秒長押し | |
再生/一時停止 | 2回タップ |
音量を上げる | 右イヤホンを1回タップ |
音量を下げる | 左イヤホンを1回タップ |
次の曲を再生 | 右イヤホンを1.5秒長押し |
前の曲を再生 | 左イヤホンを1.5秒長押し |
電話に出る/切る | 2回タップ |
着信拒否 | 1.5秒長押し |
通話切替 | 2秒長押し |
ペアリング | 6秒長押し |
音声アシスタント起動 | 3回タップ |
ゲームモード | 左イヤホンを3回タップ |
個人的に完全ワイヤレスイヤホンは物理ボタンのほうが好きなのですが、SOUNDPEATS H1のタッチ操作は誤操作が起きにくい操作性になっていて好きです。
1回タップで音量調整ができるのはラクですし、イヤホンの位置調整するときに反応しちゃって一時停止になることがないので非常に考え抜かれています。
SOUNDPEATS H1の特徴
SOUNDPEATS H1は性能面でも非常にバランスのとれた製品となっています。
製品名 | SOUNDPEATS H1 |
---|---|
操作方式 | タッチセンサー |
ドライバー方式 | Knowles製バランスド・アーマチュアドライバー 8.6mmダイナミックドライバーのハイブリットデュアルドライバー |
Bluetooth SoC | Qualcomm3040 |
対応コーデック | aptX Adaptive・SBC・AAC |
連続再生時間 | イヤホン単体約10時間 ケース込み最大30時間 |
充電時間 | 約1.5時間 |
充電方式 | USB-C、ワイヤレス充電 |
防水規格 | IPX5 |
イヤホン単体の連続再生時間は10時間とロングバッテリーで、半日ぶっ続けで使えるありがたい仕様です。充電も1.5時間で完了するので使い勝手が抜群。
今どき当然のごとく欲しいUSB-C充電にもしっかり対応し、それだけでなくワイヤレス充電もできるのがポイントなっています。
防水規格はIPX5なので雨のなかや運用時の汗にも耐えてくれます。
SOUNDPEATSによる最高傑作
SOUNDPEATS H1は、販売元であるSOUNDPEATSが同社内で史上最高音質を謳うほど、音にこだわりをもって製造されたフラッグシップモデルです。
イヤホンブランドとして10年以上に渡り業界を渡ってきたメーカーが堂々と言うだけあって、音質だけでなく性能面も含めてハイクオリティな製品となっています。
デュアルハイブリット構成のドライバーが搭載
史上最高音質を謳うだけあって、SOUNDPEATS H1ではKnowles社のBAドライバーと8.6mmダイナミックドライバーを搭載したデュアルハイブリッド構成となっています。
多くの完全ワイヤレスイヤホンはシングルドライバー搭載が一般的ですが、SOUNDPEATS H1は2種類のドライバーを搭載しています。低・中・高の三音域それぞれを繊細に表現しつつ、ダイナミックに音の広さを伝えることに成功しています。
ゲームモード搭載で低遅延を実現
完全ワイヤレスイヤホンは今や日常で使うアイテムです。音楽鑑賞だけでなく、映画や動画の鑑賞、さらにはスマホゲームで使う人も多くいるでしょう。
SOUNDPEATS H1はスマホとの音のズレを起こす遅延を最小限に抑えるゲームモードを搭載し、快適なゲームプレイを実現させました。
SOUNDPEATS H1レビュー
実際にSOUNDPEATS H1を使ってきたレビューをお伝えします。
音場の広い重厚な音質でコスパが良すぎる
まず第一に、そして最も強く伝えたいのが音質です。
音質は人それぞれ好みはあるものの、SOUNDPEATS H1の音は間違いなく1万円前半という価格には収まらないレベルに達していると言っていいでしょう。



個人的にめちゃくちゃ好きな音質で「お気に入りイヤホン」に仲間入りしたよ。
さすがハイブリッド構成だけあって、低音域から高音域まで明瞭に表現してくれます。高音は伸びがあって心地よく、低音もベースやバスドラムの音まで重厚にバックから聴かせてくれる音場の広さが特徴です。
ドンシャリではありませんが、中音域は滑らかさで、低・高音域は明瞭感を出してメリハリを付けている傾向にあると感じます。
え、SOUNDPEATS H1めちゃ音良いな??
音場が広くて気持ち良い。 pic.twitter.com/mvJnDWf3cK— yutori/ユトリ (@yutori0727) December 13, 2020
ついこんなツイートしてしまうぐらい、想像以上の音質でビビりました。
装着感はComplyのイヤーピースで解決
僕の場合、耳が小さめで大きめなイヤホンだとフィットしないほうです。ポロリもするし長時間装着していると痛くなりがち。
SOUNDPEATS H1はカナル型ですが、耳の穴の手前部分でフィットさせるよう筐体サイズが若干大きめになっています。
筐体の形状が耳にフィットしきれず、さらに付属のシリコンイヤーピースだと穴の奥に入り切らず安定せず。僕の場合、少し身体を動かすとポロリと落ちてしまっていました。
しかし付属のウレタンイヤーピースを使うと装着感の悪さが一気に解消されました。
ウレタンイヤーピースは固めのスポンジのような素材で、潰すともとの形に戻ろうと膨らむのが特徴。つまり潰してから耳の穴に押し込むことで、耳の穴に沿った形状に戻ってフィットする仕組みになっているわけです。
あくまで僕個人の話ですが、ウレタンイヤーピースにすることで、耳の奥でしっかりと支えてくれて安定しました。さすがComplyの高級イヤーピースだけあります。
ただジムでの筋トレやランニング時に使うのはちょっと怖いですね。
ロングバッテリーでワイヤレス充電に対応が嬉しい
僕が普段使いする完全ワイヤレスイヤホンは、ワイヤレス充電対応のものが多いです。
だってケーブルで充電するの面倒なんですもん。ケーブルを手繰り寄せて差し込む工程が億劫で、ポンと定位置に置くだけで充電が済むほうが使い勝手が良くて好きです。
ワイヤレス充電に対応した製品は増えてきてはいますが、まだまだ数は少ない傾向にあります。価格が上がったり充電ケースを大きくする必要があるため、製造側も搭載するか悩ましいポイントになるのでしょう。
SOUNDPEATS H1はしっかりワイヤレス充電に対応してくれています。
しかも連続再生10時間のロングバッテリーで、半日使い続けることが可能です。
例えば僕のように自宅で音楽聴きながら延々と仕事をする人や、休日にひとりで長時間お出かけするときにも相性が良いです。
SOUNDPEATS H1レビューまとめ
「SOUNDPEATS H1 レビュー|ハイブリットドライバー搭載の高音質完全ワイヤレスイヤホン」と題してお伝えしていきました。
特筆すべきは音質とバッテリー周りです。
SOUNDPEATS H1は1万円前半という価格以上にハイクオリティな音質に加え、10時間の連続再生とワイヤレス充電に対応した実用性を考えるとコスパ最高としか言いようがありません。
数々の完全ワイヤレスイヤホンを使ってきた僕ですが「SOUNDPEATS H1は買いです!」と胸を張っている製品です。
ではでは、ユトリでした。
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