本記事では2020年7月に発売されたAVIOTの「TE-D01gv」をレビューしています。男女問わず人気だった完全ワイヤレスイヤホンの次世代機にして、1万円以下とは思えないハイコスパな製品となっています。
昨今では完全ワイヤレスイヤホンの競争が激化して、あらゆるメーカーから格安・高級問わずバンバン新作のイヤホンが登場しています。選択肢が多いので、どのイヤホンにすればいいのかとても悩みますよね。
僕がイチオシしたいのはAVIOTという国内ワイヤレスイヤホンメーカーの製品を選ぶこと。
AVIOTは日本人に合った音質を追求したイヤホンメーカーで、最近ではアーティストとタイアップした製品を出して知名度を一気に高めています。
そんなAVIOTの完全ワイヤレスイヤホンのなかでも2019年に発売された「TE-D01g」は、1万円を切る価格帯ながら音質・スペックともに優秀で男女問わずかなりの人気でした。
そして今回、そんな大人気だったモデルブラッシュアップされて登場したのが「TE-D01gv」です。
- 最大連続再生時間が伸びた(最大11時間)
- 最新チップを搭載
- aptX™ Adaptiveに対応
- 接続の安定性が向上
- MEMSマイク搭載により通話品質の向上
- アンビエント(外音取り込み)機能の搭載
- 新ドライバー採用で音質を向上
- それなのに価格は前作と変わらない
見た目や値段は変えないまま中身のクオリティを上げたアップデートモデルと呼べますね。
1万円以下で手頃に、かつ良い製品が欲しいという方には胸を張っておすすめできる。そんな完全ワイヤレスイヤホンになります。というわけでAVIOT TE-D01gvのレビューをお送りしていきます。
AVIOT TE-D01gvの外観デザインと同梱物
「AVIOT TE-D01gv」の同梱物を確認していきます。
- TE-D01gv本体
- イヤーピース×3サイズ(S/M/L)
- 充電ケーブル(USB−C)
- ユーザーマニュアル
- 製品保証登録カード
アダプターは付属していないので別途必要です。
USBケーブルは約50cmの長さで、充電ケースの背面に挿すことで充電できます。
低価格帯の完全ワイヤレスイヤホンは、いまだに充電端子がmicro-USBだったりしますが、AVIOT TE-D01gvはしっかりType Cに対応してるのが嬉しいですね。
前面部はバッテリー残量が知れるインジケータ搭載。
1つのみ点灯していたら1-25%、4つ点灯なら75-100%ほどバッテリー残量があるという25%区切りで目安にできます。
イヤーピース「S/M/L」の3サイズを付属。軸を黒色にしたシリコン製になっています。
充電ケースはサイズが小さく軽いので持ち運びも快適。
重さは約49g。パンツのポケットに入れても邪魔にならない存在感です。
イヤホンも両耳あわせて9gと長時間着用しても気にならない重さだといえます。
銀色のロゴマーク部分が物理ボタンになっていて、曲送りやアンビエンスモード(外音取り込み)などの操作に使えます。
カラーバリエーションは4色展開。
- ブラック
- カージナルレッド
- アイボリー
- パールホワイト
男性はもちろん女性でも使いやすいカラー展開がされています。
ちなみに前モデルではネイビーを加えた5色展開となっていました。
ブラックと結構近い色だったこともあり人気がなく撤廃されたのかもしれませんね。
上記の画像は前モデルものですが、ご覧の通り前モデルと最新モデルとで外観は変わりありません。唯一変わっているのが塗装部分。
前モデルは全体が光沢感のある質感になっていましたが、今回のAVIOT TE-D01gvではフタ部分のみ前モデル同様光沢感をもち、それ以外はシックな仕上がりになっています。
指紋が目立たないので個人的には最新モデルのほうが好きです。むしろフタ部分も光沢なくてよかったなぐらいに思っています。
AVIOT TE-D01gvとコラボモデルも登場
AVIOT TE-D01gvのカラバリは4色とお伝えしましたが、厳密にいうと違います。以前、AVIOTと凛として時雨のピエール中野氏が組んでコラボモデルが発売されて人気を博しました。
「ピヤホン」と呼ばれている売り切れ続出の完全ワイヤレスイヤホンを聞いたことがある人は結構いるんじゃないかな。
今回ご紹介しているAVIOT TE-D01gvをベースにして、アーティストとコラボしたモデルが多数でているので、その分カラバリも増えていることになります。
また、色だけではなく、それぞれのモデルでコラボアーティストが監修した音質にチューニングされているのも特徴です。
ちなみに僕はゲスの極み乙女コラボverも購入しています。ファンなので。
- ゲスの極み乙女 →TE-d01g-gko(パープル)
- N/A(錦戸亮・赤西仁) →TE-D01g-na(ブラック)
- ヤバイTシャツ屋さん →TE-D01g-ybt(外見がホワイト、中がレッド)
ゲスの極み乙女モデル
N/Aモデル
AVIOT TE-D01gvの特徴・前モデルとの違い
ドライバー | チタン蒸着PUメンブレン+ネオジウムマグネット使用 Φ6mmダイナミック型マイクロスピーカー |
---|---|
通話用内臓マイク | Qualcomm® cVc™ノイズキャンセリング |
最大通話時間 | 6.5時間 |
最大連続再生時間 | 11時間 |
イヤホン本体充電時間 | 1.5時間 |
充電ポート | USB Type C |
防水規格 | IPX7 |
Bluetooth | 5.2 |
Bluetoothマルチペアリング | 3デバイス |
対応コーデック | AAC,SBC,Qualcomm® aptX™ ,Qualcomm® aptX™ Adaptive |
対応プロファイル | A2DP,HFP,HSP,AVRCP |
主に赤字部分が前モデル「TE-D01g」からの進化された点となっています。
ドライバーのサイズ自体は変わりませんが、マイナー的にアップデートはされているようです。さらに通話用マイクもより通話しやすいように改良されています。
イヤホンのバッテリー効率も向上し連続再生、連続通話時間も長くなっています。イヤホンの必要充電時間も公式の記載で30分ほど短くなりました。
さらに対応コーデックではaptX™ Adaptiveが追加。接続するスマホもaptX™ Adaptiveに対応している必要はありますが、より快適にAVIOT TE-D01gvを楽しむことができます。
iPhoneなどコーデックに対応していないスマホはまだまだ多いですが、aptX™ Adaptive関係なく途切れにくく低遅延で優秀な完全ワイヤレスイヤホンとなっているので安心してください。
僕もiPhoneで主に使用していますがまったく問題なく快適に使っています。
アンビエント機能の追加
AVIOT TE-D01gvとなって目玉といえる進化はアンビエント(外音取り込み)機能の追加です。
前モデル「TE-D01g」では非搭載だったので進化としては最大級の差です。価格が前モデルと変わっていないにも関わらず、外音取り込み機能が搭載されるのは、冷静に考えてすごすぎです。
イヤホン自体カナル型で、形状上かなり耳の奥まで入るので物理的な遮音性が高いです。
例えばレジ店員との会話するタイミングや、電車でアナウンスを聞きたいときなんかいに左耳の物理ボタンを1回押したら音楽が停止され、外の音を取り込んで聞かせてくれます。
アンビエント機能を使うと音楽が停止されてしまうのは、人によっては良いとも悪いともいえる特徴のひとつではありますね。
Air Pods Proは外音取り込みをONにしても音楽が止まらないので、むしろ会話時には音楽停止のためにボタンをもう1度押さなきゃいけない面倒くささがあります。
僕個人的にはアンビエント機能と一緒に音楽が止まるのは煩わしくなくて好きです。
防水規格がIPX7
防水規格は前モデルと変わらずIPX7となっていますが、ここは特筆しておきたい特徴。
完全ワイヤレスイヤホン全体をみても、ここまでの防水性能をもった製品はなかなかありません。
ちょっと水がかかったり雨が降ったりなどのレベルではなく、AVIOT TE-D01gvならイヤホンを装着したままシャワーを浴びても問題ないというぐらいの規格になっています。
さすがに水中に浸したら故障する可能性は高いですが、外に持ち出して使用するには非常に心強いですね。土砂降りのなか傘を忘れても音楽が楽しめます。
AVIOT TE-D01gvの音質
実際に1ヶ月以上使ってきたうえでの音質をレビューしていきます。
あくまで個人的な感想なのでご承知ください。
結論、めちゃくちゃ好きな音です。
さすがAVIOTといったところでしょうか。
もともとAVIOTの表現する音質は好きなのですが、AVIOT TE-D01gvはアンダー1万円の低価格でここま表現するのかと感動したレベルです。
前モデルと比べてハッキリと分かるぐらい明瞭かつメリハリのある音質になっていて、低音もしっかりと表現してくれます。
特に音場ですね。かなり広くなったように感じます。
低音から高音域のバランスもよく解像度も高いので、本当にこれ1万円しないの?と思いたくなるぐらいのクオリティです。
どの音楽ジャンルでも楽しめるので、まさに安く良い完全ワイヤレスイヤホンが欲しいというひとなら誰にでもおすすめできます。
個人的には何より音質の進化に感動しましたね。コスパ最強ですわ。
AVIOT TE-D01gvレビューまとめ
「【AVIOT TE-D01gvレビュー】さらにハイコスパとなったアンダー1万円の完全ワイヤレスイヤホン」と題してお伝えしていきました。
とにかくコスパという面で史上最高と呼んでもいいレベルの完全ワイヤレスイヤホンです。と自信満々でおすすめできる製品となっています。
低価格で完全ワイヤレスイヤホンを探している人は、僕のイチオシなのでぜひ選択肢に入れてみてください。ではでは。
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