スマートホーム(IoT)が大好きなユトリ(@yutori0727)です。
僕は普段の生活にアレクサを搭載したEchoシリーズやSwitchBotシリーズを導入し、スマートホーム環境を構築しています。「アレクサ」と声をかけるだけで照明の切り替えができたり、SwitchBot ハブミニでエアコンを始めスマートホーム未対応の家電も遠隔操作できるようにしたりと、些細な便利が生活の質を底上げしてくれます。
そんなスマートホームガジェットのなかで有名なメーカーであるSwitchBotから、新たに「SwitchBot開閉センサー」なるものが発売されました。
SwitchBot開閉センサーは扉の開閉をトリガーにしてあらゆるアクションの実行を可能とします。
- 窓の開閉状態を外出時に確認する
- 部屋から出たら自動で照明を消させる
- 金庫が開けられたときに通知させる
- 外出時に自宅の家電をすべてOFFにさせる
- ポストに郵便物がきたことを知らせる
セキュリティ面で監視の役割を担ったり、普段の生活で必要なアクションを簡略化したりとSwitchBot開閉センサーの使い道は多岐に渡ります。
本記事ではメーカー様よりレビュー用にご提供頂いたSwitchBot開閉センサーを実際に使ってみた感想と活用方法についてお伝えしていきます。
SwitchBot開閉センサーでできること
SwitchBot開閉センサーは開閉動作のある場所に設置することで使用することができます。例えば部屋やトイレのドア、窓、玄関、引き出し、金庫など、設置したSwitchBot開閉センサーが一定の場所から離れる動作が可能な場所で使います。
SwitchBot開閉センサーには2種類のセンサーが搭載されており、ひとつはモーションセンサー、もうひとつが光センサーとなっています。いずれかのセンサーに反応させることで、あらかじめ設定したアクションを起こすことができます。
- モーションセンサー
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動体を検知するセンサー。扉の開閉にあわせて人が通ったかを検知することができるので、部屋から出るために内側から扉を開けたのか、それとも入室するために外側から扉を開けたかまで識別が可能です。例えば玄関の内側に設置しておけば、帰宅時に外側から玄関扉を開けたときにエアコンや照明を一気にONにするといったアクションができます。
- 光センサー
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光を検知するセンサー。照度+扉の開閉状態でアクションを実行させることができます。例えば、部屋が暗いときに扉を開けて入室したら照明がONになる。逆に部屋が明るいときに退出したら照明をOFFにさせるなどが設定可能です。
SwitchBot開閉センサーはあくまで扉の開閉と動体、光を検知するトリガーとしての役割を担うだけです。SwitchBot開閉センサーのトリガーをきっかけに家電製品等を操作するためには、SwitchBotハブミニなどのスマートリモコンが必要です。
SwitchBot開閉センサー自体には家電を操作する機能はないんだ。つまり、スマートリモコンがセットで必要ってこと!
SwitchBot開閉センサーとセットで購入するべきスマートリモコンは、同シリーズのSwitchBotハブミニがおすすめです。
SwitchBot開閉センサーの同梱物
- SwitchBot開閉センサー本体
- 磁石
- 単4電池×2
- 取付ネジ
- 予備の両面テープ
- 取扱説明書
SwitchBot開閉センサー本体と磁石の双方を設置することで使うことができます。
壁に貼り付ける形で設置をするのですが、本体の背面についている両面テープを使うか、付属のネジを使うか選ぶことができます。基本的に表面が平らな場所ならネジを使わずに両面テープで十分です。SwitchBot開閉センサー自体も非常に軽くコンパクトで、両面テープも強力なので落ちることはそうそうありません。
長い日数使っていればいつかは落下するでしょうが、そうしたらまた両面テープで設置すれば問題ありません。屋外など1度でも落下したら困るような場所には付属のネジを使うといいでしょう。
SwitchBot開閉センサーは単4電池2本を使用します。背面にある蓋を開けると電池が入れられます。背面ではありますが、蓋がスライド式なので壁に設置したあとでも電池交換は可能です。
両面テープは普通に強力で、貼り付けてしばらくすると軽く引っ張ってもとれないぐらいです。レビュー用にいろいろな場所に貼り付けては剥がしてを繰り替えしたのですが、粘着力がすぐダメになることはありませんでした。逆に粘着力が強くて、力任せに壁から剥がそうとしたらフタの鈎部分が折れてしまいました。
SwitchBot開閉センサーを設置し直したり移動させるとき、慎重にゆっくり剥がそうね……。
SwitchBot開閉センサーの設置と設定
SwitchBot開閉センサーの初期設定から設置までの流れを解説します。
SwitchBot開閉センサーの設置
SwitchBot開閉センサーは裏面の両面テープを使うか、付属の取付ネジを使って扉のキワに貼り付け設置します。また、付属の磁石もあわせて設置することで、SwitchBot開閉センサーが磁気を探知して扉の開閉を判断します。
つまり、片方を扉側、片方を扉脇の壁に設置することで、扉を開けたときにSwitchBot開閉センサー本体と磁石が離れるようにできれば問題ないということです。扉を閉めたときにはSwitchBot開閉センサー本体と磁石は隣接するように配置します。
SwitchBot開閉センサーのセットアップ
SwitchBot開閉センサーのセットアップはスマホアプリ「SwitchBot」を利用します。
SwitchBotシリーズのデバイスはすべて「SwitchBot」アプリがセットアップ、設定、連携、使用を担っています。
SwitchBotシリーズのデバイスを初めて使う場合は、まず「SwitchBot」アプリをダウンロードしてアカウント登録を済ませましょう。もちろんアプリの利用は無料です。
スマホのBluetoothをONにした状態で「SwitchBot」アプリを開いて、右上の+をタップします。電池の入った状態のSwitchBot開閉センサーの近くいると検出されるので、開閉センサーを選びます。
SwitchBot開閉センサーの表示灯が点滅したら、本体上部の白いボタンを長押しします。アプリ上で「次へ」をタップしたら、画面の案内に従ってください。ここでデバイス名も変更できます。例えば「リビングの窓」というように部屋の場所で名前をつけておくと管理しやすいです。
アプリ上で事前に部屋わけを設定していた場合は、どの部屋のデバイスかカテゴライズすることができます。
SwitchBotハブミニをすでに登録してある場合は、選択画面になるので選んでください。部屋ごとに複数のSwitchBotハブミニを使っている場合は、同じ部屋のものを選択しましょう。
アプリ上でどこにSwitchBot開閉センサーを設置するかを「ドア・窓・その他」から選びます。
選んだら、それぞれの設置場所ごとに設置方法が案内されるので、案内通りに設置します。
アプリ上で動作確認ができます。実際に扉を開けたり閉めたりして、アプリ上で「開けっぱなし」か「閉めた」の表示が正しいか確認しましょう。確認ができたら設定完了です。
アレクサとの連携方法
SwitchBotシリーズはAmazonのEchoシリーズに搭載されているアレクサとも連携できます。もちろん、アレクサ以外にもSiriやGoogle Homeとも連携可能です。
連携にはSwitchBotアプリと、SwitchBotハブミニが必要です。SwitchBot開閉センサーとSwitchハブミニを連携しておけば、アレクサとも連携して使えるようになります。
連携はAlexaアプリの操作が必要です。Alexaアプリで「SwitchBot」スキルを検索して、そのままログイン・スキルを有効にすると設定完了です。
SwitchBot開閉センサーを使ってみてのレビュー
それではSwitchBot開閉センサーを実際に使ってみた感想をお伝えしていきます。
オートメーションであらゆるアクションに対応
SwitchBotアプリ上で「SwitchBot開閉センサーがこうなったら、これを実行する」といったオートメーションを細かく設定できます。SwitchBot開閉センサー側でトリガーとなるアクションが結構豊富なので、様々なシュチュエーションにあわせてアクションを実行できるのが便利です。
扉に設置した場合 扉を開けたとき
- 扉を開けたとき
- 扉を閉めたとき
- 扉を開ける+出る(出るモード)
- 扉を開ける+入る(入るモード)
- 開けっぱなしのとき
- 動体検出したとき
- ○分動体検出されないとき
- 照度が明るいとき
- 照度が暗いとき
これらすべてをアクションを起こすトリガーに設定できます。
単純に「扉が開いたら照明をつける」ではなく、「扉を開けて部屋に入ったら照明をつける」というラインまでしっかり設定できるので、必要がないときに照明がついてしまうといった不要な誤動作を起こさずに使うことができます。
出るモード&入るモードの存在がとにかく便利です。扉を開ける+動体検知をするかどうかで、入室退出を識別してくれます。ただこれ、例えばふたりで入室したときに自動で照明がついて、あとから別の人が退出したら照明消えることになるので注意が必要です。
玄関設置&出るモードが便利すぎる
玄関に設置したとき 玄関を開けたとき
オートメーションで開閉や動体、照度をトリガーにして家電操作をするのも便利ですが、最も凡庸性が高いのが出るモードです。SwitchBot開閉センサーの出るモードを使えば、外出時に家のなかのすべての家電を一斉にOFFにすることができます。
僕はこれまでアレクサと連携させることで「アレクサ、いってきます」と言うことで家中の家電がOFFになるよう設定していました。それまではIFTTTを通したGPSを検知させて自動的にOFFになるようにしていたのですが、どうもしっくりこず。アレクサだって、いってきますを忘れたまま外出したら意味がありません。
SwitchBot開閉センサーを使えば、玄関の開閉を認識して自動的にアクションを実行してくれるので家電の電源を消し忘れることがありません。めちゃくちゃ便利です。
同居や家族で住んでいると使いどころに悩む
SwitchBot開閉センサーは扉の開閉に反応するのが基本なので、複数人が同居する家だと少々どころに困る可能性があります。
ひとりしか使わない自室に設置するなら問題ありませんが、例えばリビングで「扉開ける+退出」で照明が消える設定をしてしまうと、他の人がリビングにいるのに照明が消えてしまうことになります。
逆に言えば、扉の開閉や動体検知が外からでもスマホを通して把握できるので、徘徊してしまうご年配と同居していたり、小さな子どもがいるときの見守り役として活用することができます。
入室したら照明がつくアクションは微妙
ドアの開閉で実行させるアクションで真っ先に思いつくのが、暗い部屋に入ったときに自動で照明がつくというもの。僕もまず最初に「夜+扉を開く+入室」で照明がつくオートメーションを設定しました。結果、使い勝手が微妙でした。
- 夜に玄関から家に入ると廊下の照明がつく
- 暗いなか部屋に入ると照明がつく
こういったシュチュエーションを想定して設定していたのですが、照明がつくまでに結構の時間差があります。扉を開けて入室したとき、ワンテンポ遅れて照明がつくので一瞬だけ待つ必要が出てきます。自分でボタンを押して照明をつけたほうが早いです。
SwitchBot開閉センサーがトリガーとなって、SwitchBotハブミニを経由して照明にON/OFFの指示を出すのでどうしても多少の時間差が出てしまいます。部屋から出たときに照明が消えるアクションは時間差でも問題ありませんが、暗い部屋に入ったときはすぐに明かりがほしいのでSwitchBot開閉センサーを頼るのは微妙だなと感じました。
気になったのはその点だけかな。あとのアクションはとても便利で重宝してるよ!
見守りカメラと併用で防犯グッズとして完璧になる
開閉センサー単体でも防犯用として使えますが、同Switchbotシリーズの製品である「見守りカメラ」を使うことで、より強固なセキュリティを設置することができます。
例えば開閉センサーを窓に設置しておき「窓が開く+動体検出」に反応して、あらかじめ設置しておいたSwitchBot見守りカメラが録画モードになって不審者の侵入を記録する…なんてことができます。便利な時代になったものですね。
防犯面を目的に使うなら、SwitchBot見守りカメラは必須レベルで購入しておきたい製品といえます。
見守りカメラのレビューもしているから、気になる人はぜひチェック!
SwitchBot開閉センサーのレビュー|まとめ
SwitchBot開閉センサーのレビューと使い方をお伝えしてきました。
扉の開閉をきっかけに操作したい家電とかあるか?と最初は思っていたのですが、想像以上に利便性が高くて重宝します。窓に設置してセキュリティとしても使うのもいいですし、お年寄りや小さな子どもの見守り役としても使えます。なにより外出時/帰宅時に全家電ON/OFFを自動で行えるようにするのは個人的に最高な用途でした。
ぜひSwitchBot開閉センサーを導入して、スマートホーム化をさらに良いものにしてみてください。
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