本記事では2020年5月に発売されたMacbook Pro13インチの実機レビューをしていきます。MacBook AirやiPad Proに続いて新モデル発表されたMacBook Pro。仕事や重い処理に使うなら、最も頼れる相棒です。
iPad ProとMacbook Airの次、とうとうきましたね。
Macbook Pro13インチ。
2020年5月4日に突然の発表と予約開始となり、15日に発売となりました。
2019年版との大きな違いはキーボードの刷新。それからプロセッサーにはインテルが採用され、ストレージも最大化しているにもかかわらず価格が安くなっている特徴があります。
Proという名の通りスペックと同時に価格もプロ並だったのが、以前と比べると若干手が出しやすい価格帯となっています。
iPadやMacbook Air新型の価格や廉価版と位置付けられるiPhone SEの登場などを考えると、Appleは製品への手の出しやすさを考慮しているのが感じられますね。
というわけで本記事では「MacBook Pro 2020」のレビューをしていきます。
Macbook Pro 2020の同梱品
- MacBook Pro
- 61W電源アダプタ
- USB-C充電ケーブル
- 簡易ガイド
- ステッカー
今回購入したカラーはご覧の通りスペースグレイ。シックな色感と美しいフォルムは相変わらず興奮させてくれます。
付属の電源アダプタ。コンパクトな充電用アダプタが出てきているので、それと比べてしまうと重くて大きいと感じてしまいますね。
CtoCのケーブルは2mと十分な長さです。
おなじみのステッカー。筐体カラーに合わせたスペースグレイ。おしゃれ。
Macbook Pro 2020の外観デザイン
MacBook Proはその名のとおりMacBookシリーズでも最高水準のスペックを誇ります。
そのぶんAirと比べると筐体が厚くずっしりと重い印象が強いです。
Airは奥側から薄くなっていくスタイリッシュな形状をしていますが、Proは全体的な厚みはほぼ変わりません。
13インチならサイズ的にバッグにいれて持ち歩くことは気軽にできるでしょう。
重さは実測では約1.4kgでした。
MacBook Air 2020は1.3kg弱と大きな差はありませんが、実際に持ち比べてみると結構な重量差を感じた印象。
筐体の右側にはThunderbolt 3(USB-C)ポート×2と3.5mmイヤホンジャック。
左側にはThunderbolt 3ポート×2が搭載されています。
昨今のMacBookシリーズはポートがThunderboltのみとなっているので、USB-C専用ハブは必須レベルに用意する必要があります。
ちなみに今回のMacBook Pro 2020では上位モデルと下位モデルがあり、下位モデルだとThunderbolt 3のポート数が2つのみとなっています。
ディスプレイは13インチのRetina。解像度は2,560×1,600ピクセルで鮮やかかつ滑らかな表現が可能です。ここらへんは2019年版との違いはありません。
タッチバーも健在です。ファンクションキーやその他アプリごとのショートカットなどが表示されるので、タッチして感覚的に操作できます。
個人的には数字キー押そうとしたときに触れちゃって音量ミュートされたりなんてことが起きたりするので、別になくてもいいかなと。
もちろんTouch Barも搭載されています。
指紋認証でロック解除やシステム環境変更の許可、決済などのパスワード入力が必要な承認作業が一瞬で完了するのでかなり便利です。
キーボードが刷新された
今回発売されたMacBook Pro 2020は昨年と比べて外観上の違いはほぼありません。
見た目の違いはありませんが、キーボードの仕様は刷新されています。
新しくなったというよりかは、もとに戻ったという言い方が正しいですね。
評判の悪かったバタフライキーボードが廃止され、シザー式キーボードが採用されました。
シザー式のキーストロークは1mm。従来のバタフライ式は0.6mmなのでストロークが深くなったわけです。実際に叩き比べてみると結構な差が感じられます。
シザー式が採用されたことでキーの打ちやすさが良くなりましたが、正直これは好みで分かれる部分でもあるかなと思います。
ただバタフライ式は故障率が高い致命的なデメリットが問題視されていたので、改善されたというのは間違いないでしょう。
Macbook Pro 2020のスペック
MacBook Pro 13インチ | 2020年モデル | 2019年モデル |
---|---|---|
価格 | 下位モデル:134,800〜 上位モデル:188,800〜 |
下位モデル:134,800〜 上位モデル:198,800〜 |
ディスプレイ | 13インチRetina 2560 x 1600px 輝度 500ニト |
13インチRetina 2560 x 1600px 輝度 500ニト |
プロセッサ |
第8世代の1.4GHzクアッドコアIntel Core i5プロセッサ(Turbo Boost使用時最大3.9GHz) 第8世代の1.7GHzクアッドコアIntel Core i7プロセッサ(Turbo Boost使用時最大4.5GHz) 第10世代の2.0GHzクアッドコアIntel Core i5プロセッサ(Turbo Boost使用時最大3.8GHz)
|
第8世代の2.4GHzクアッドコアIntel Core i5プロセッサ(Turbo Boost使用時最大4.1GHz) 第8世代の2.8GHzクアッドコアIntel Core i5プロセッサ(Turbo Boost使用時最大4.7GHz) |
グラフィックス |
Intel Iris Plus Graphics Intel Iris Plus Graphics 645 |
Intel Iris Plus Graphics 655 Intel Iris Plus Graphics 645 |
ストレージ |
256GB/512GB/1TB/2TB/4TB SSD |
256GB/512GB/1TB/2TB SSD |
メモリ |
8GB/16GB/32GB DDR4 |
8GB/16GB DDR4 |
キーボード |
シザー式 |
バタフライ式 |
サイズ・重量 |
高さ:156 mm |
高さ:149mm |
2019年モデルと比べて外観上の大きな変化はほぼありません。
わずかばかり厚く重くなりましたが誤差レベルの差。筐体面の変更点はキーボードの仕様ぐらいのコアなアップデートと呼べます。
スペック的には、上位モデルだと第10世代のIntel Core プロセッサが採用されています。クロックを抑えながらも性能を高め、さらに価格帯が若干低くなりました。
下位モデルは第8世代のCPUが搭載されているので、もし2019から買い換えるとしたらキーボードの恩恵を受ける程度になるのかなと感じます。買い換えるほどのメリットはありません。
大きなパワーを求めず価格を抑えたいのであれば、同じくシザー式キーボードがと第10世代のIntelプロセッサ搭載のMacBook Airを選択肢に入れるのも大いにアリです。
昨今では挑戦したいひとも増えている動画編集等の重い作業を必要とするかで検討するのが良いでしょう。動画編集を行うならProのほうが快適ではあります。
MacBook Airも購入しレビューしているので気になる方は参考にしてみてください。
Macbook Pro 2020がおすすめな人
MacBook Pro 2020を購入するなら下記の方におすすめです。
- シザー式キーボードが良い
- Macで動画編集したい
- ゲーム等の重たい処理を行う
- 家はもちろん外に持ち出して使いたい
MacBook Airよりも高処理をさせつつ持ち運びもしたい。
そういう場合には13インチのMacBook Proはちょうど良いですね。
動画編集等をするのであれば間違いない選択となるでしょう。
MacBook Airでもできなくはないですが、長尺の動画を編集したり長く使うのであればProが無難です。
Macbook Pro 2020レビューまとめ
「Macbook Pro 13インチ 2020レビュー。高性能を求めるなら間違いない選択。」についてお伝えしてきました。
手軽かつゴールドがかわいいAirも良いですが、やはり仕事で使うならMacBook Pro 13インチがちょうど良いなと実感します。
MacBookの購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
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