2020年3月に発売されたiPad Pro(第4世代)の12.9インチをベースに実機を用いて徹底レビューしていきます。
iPad Proの購入を検討しているひとやカメラやLiDARスキャナが気になっているひとは、ぜひ参考にしてみてください
とつじょとして発表&発売されたiPad Pro第4世代。さっそく12.9インチモデルを購入してきたので解説していきます。
さわれる目次
iPad Pro(第4世代)の特徴



画面サイズ | 11インチ・12.9インチ |
---|---|
解像度 | 2,388 x 1,668ピクセル解像度・264ppi(11インチ) 2,732 x 2,048ピクセル解像度、264ppi(12.9インチ) |
CPU | A12Z Bionicチップ |
メモリ | 6GB |
ストレージ | 128/256/512GB/1TB |
カメラ | 広角:12MP・ƒ/1.8絞り値 超広角:10MP・ƒ/2.4絞り値・125°視野角 |
スピーカー | 4スピーカーオーディオ |
マイク | 5つのスタジオ品質マイクロフォン |
ポート | USB-C |
大きな特徴としてはカメラがデュアルレンズとなり超広角に対応したこと。
さらにLiDARスキャナが搭載されたことです。詳細は後述しますが、光が対象物に到達し反射し戻るまでの時間を測定して距離を割り出すことができます。
LiDARスキャナがカメラやモーションセンサー連係することでAR用デバイスとしても活用できるようになりました。
2020年モデルiPadの価格
Apple公式価格(税抜) | Wi-Fiモデル | Wi-Fi + Cellularモデル |
iPad Pro 11インチ | 128GB:84,800円 256GB:95,800円 512GB:117,800円 1TB:139,800円 |
128GB:101,800円 256GB:112,800円 512GB:134,800円 1TB:156,800円 |
iPad Pro 12.9インチ | 128GB:104,800円 256GB:115,800円 512GB:137,800円 1TB:159,800円 |
128GB:121,800円 256GB:132,800円 512GB:154,800円 1TB:176,800円 |
Wi-Fiモデル128GBの11インチなら最安値84,800円から購入できます。
価格も落としてきているので買いやすくなってきましたね。
iPad Pro前モデル第3世代との違い



前モデルのiPad第3世代との違いは下記のとおり。
iPad Pro 第3世代 | iPad Pro 第4世代 | |
---|---|---|
ストレージ | 64GB/256GB/512GB/1TB | 128GB/256GB/512GB/1TB |
CPU | A12X Bionicチップ | A12Z Bionic チップ |
メモリ | 1TBのみ6GB 他は4GB |
6GB |
リアカメラ | 12MP・ƒ/1.8 | 広角:12MP・ƒ/1.8 超広角:10MP・ƒ/2.4 |
LiDARスキャナ | なし | 搭載 |
バッテリー | 12.9インチ:36.71Wh 11インチ:29.37Wh |
12.9インチ:36.71Wh 11インチ:28.65Wh |
重さ | Wi-Fiモデル:468g(11インチ) Cellularモデル:468g(11インチ) Wi-Fiモデル:631g(12.9インチ) Cellularモデル:633g(12.9インチ) |
Wi-Fiモデル:471g(11インチ) Cellularモデル:473g(11インチ) Wi-Fiモデル:641g(12.9インチ) Cellularモデル:643g(12.9インチ) |
Wi-Fi | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac/ax (Wi-Fi 6) |
外観の違いはカメラのみとなっており、第4世代から超広角レンズとLiDARスキャナが搭載されました。
CPUもマイナー的なアップデートが施されていますが、パフォーマンス的には数々の検証を見る限り前モデルと大きな差はありません。メモリは全ストレージ6GB積まれるようになりました。
レンズやLiDARスキャナが搭載されたことで重量は若干重くなっています。
また第4世代からWi-Fi6に対応しました。Wi-Fi6下での環境のみとなりますが第3世代よりもより早い通信速度で使用することが可能です。
ストレージは第4世代から64GBが廃止となりました。
にも関わらず第3世代64GBよりも第4世代128GBモデルほうが7,000円安いという奇跡。
同じストレージで比較すると約13,000円も安くなっています。
iPad Proの同梱品
それではiPad Pro12.8インチの実機を用いてレビューしてきます。
Apple製品は開封するときがいちばんわくわくしますよね。



同梱品はご覧のとおり。
- iPad Pro本体
- 電源アダプタ
- USB-C to Cケーブル
- スタートアップガイド
- Appleステッカー



電源アダプタは18Wで横に太っています。電源タップによっては横の電源が使えなくなることもでてくるでしょう。縦型がよかったのが正直なところ。



ケーブルはCtoC規格となっているのでMacBook AirやProと併用することが可能です。
iPad Proの外観デザイン
第3世代からホームボタンがなくなり上下のベゼル幅が統一されています。



とても美しいフォルム。



サイズは縦28cm・横幅21.4cm・厚さ0.5cm。



重さは実測で642g。(Wi-Fiモデル)



12.9インチなので大きさと存在感は強いですが、薄さがたった5mmなので非常に扱いやすいです。
サイト閲覧は快適で絵やメモもとりやすい。マルチタスクで2画面表示にしても狭く感じることはありません。



大は小を兼ねるともいいますが、個人的には12.9インチのほうがおすすめです。
持ち運びや取り回しでは当然11インチのほうが優れていますが、逆にいうと他の快適性は12.9インチのほうが良いですからね。
iPad Proで仕事や作業をするならなおさら画面は広いに限ります。
新たにデュアルカメラを搭載
iPhone11・Proの登場時に話題となった通称「タピオカカメラ」。
今回の第4世代iPad Proでは超広角が追加されて2眼構成となりました。



iPad Proのカメラは使用するひと、使用しないひとで綺麗に分かれる傾向にあるので使用しないひとにとっては喜びづらい進化とはいえます。
- 広角
- 超広角
しかい、例えば書類関係をスキャンするときや講義時の板書や会議時のホワイトボードの全体を撮影するときなんかは重宝する存在となるでしょう。
iPad Proで撮影し取り込めば即座にApple Pencilを用いて注釈やメモを付加できるため利便性は高い。
またYou Tube時代となった昨今では、iPad Proで撮影から編集までを行う想定をしているひと増えているので超広角レンズの需要は高まっているのは間違いありません。



被写体が近くても撮影領域をシームレスに拡大・調整することが可能です。
iPad Proの新時代を築くLiDARスキャナ
LiDARスキャナは光が対象物に到達&反射し戻ってくるまでの時間を計測する機能で、iPad Proから見る空間内を緻密に把握してくれます。



活用方法としては欲しい家具を擬似的に部屋内に設置し、寸法やサイズ感を確認することができたりと地味に便利です。
デフォルトアプリの「計測」では、より気軽かつ簡単に物との距離やサイズを測りやすくなりました。
LiDARスキャナを実用レベルで活用できるアプリはまだ少ないですが、今後一気に開発が進み増えていくでしょう。
iPad OS13.4の登場で一気に幅が広がった



第3世代と比べてハード的な進化はそこまで大きくないものの、第4世代とともに登場したiPad OS13.4によってコンピュータとしての躍進が加速しました。
iPadの運用自体に革命をもたらすほどのアップデートで、今後パソコン代わりにiPad Proを使うにも十分なスタイルが確立していくでしょう。
- Magic TruckPad&Magic Mouseの正式サポート
- 他社製のBluetooth・USBマウスに対応
- ライブ変換による快適な文字入力
- iCloud Driveフォルダ共有が「ファイル」アプリで対応可能
それ以外のも細かい修正や更新はありますが、コンピュータとしての側面を強めるアップデートは上記になります。
マウス&トラックパッドの正式サポート
いままではアクセシビリティの一環として補助的にマウスを使える程度でした。
しかし今回のアップデートにより正式サポート。標準的なマウス操作に対応しボタンへの機能を割り当てる設定も可能となりました。
パソコンの操作と遜色なく直感的に使いこなせます。
スクロールからアプリ選択までひととおりの操作が可能となり、Apple純正アプリにもマウス操作をサポートするアップデートが進んでいます。
従来のタッチ操作とマウス&トラックパッドサポートにくわえApple Pencilによるクリエイティブな動作も揃えているiPad Proは、Macbookや他者のコンピュータにはない唯一無二のマルチデバイスと化けました。



iPad Proをメインマシンとして使いつつも、エンタメを楽しむ手頃なデバイスとしても幅広く活用することができそうです。
Magic Keyboardによるインターフェースの強化



iPad Pro第4世代の登場よりも話題性が高まったといっても過言ではな「Magic Keyboard」の発売予告。
従来のSmart Keyboard Folioよりも洗練なデザイン設計がなされた拡張ツールは、iPad Proの利便性を高めてくれることでしょう。
- トラックパッドを搭載
- iPadを浮かせるフローティング構造
- 1mmストロークのシザー式キーボード
- バックライトの搭載
- USB-Cポートの搭載
Magic Keyboardのフローティング構造はiPad Proの角度調整を自由なものとさせました。
ハードしての拡張性はもちろん、備え付けのUSB-Cポートを介してデータのやり取りやiPad本体の充電まで可能です。
iPad Proのコンピュータとしての利便性を極限まで高めてくれることが期待されます。
iPad Proレビューまとめ



「iPad Pro 12.9(第4世代)インチをレビュー|iOS13.4とともに進化を遂げたマルチデバイス」をお伝えしてきました。
- 超広角カメラ搭載で撮影の幅が広がる
- LiDARスキャナによる実用性の向上に期待
- 旧モデル(第3世代)よりも価格が抑えられコスパ大
- iPadを持っていない人はこのタイミングでの購入はおすすめ
- 第3世代を持つユーザーにとってはメリットは薄め
- 同時期に登場したiPad OSが革命的
前モデルの第3世代と比較するとハード的な進化はそこまで大きなものではありません。金銭的な余裕がない限りは次モデルを待つぐらいでもいいでしょう。
しかしiPad Pro以外からの乗り換えや、初めてのiPad Pro導入を検討しているひとにとっては第4世代モデルはイチオシできるコスパとなっています。
今後のiPad OSの展開は、iPad Proのコンピュータ代替としての存在を強めるものとしてかなり期待したいですね。










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