読書って楽しいですよね。本って良いですよね。でも、めちゃくちゃかさばりませんか。
本は紙に限る。電子書籍は邪道!
と長いこと言い続けてきた僕はモノは試しに…と、ついに「Kindle Paperwhite」購入しました。
Kindleシリーズにはいくつかの種類と、さらにストレージ別や広告ありなしなどオプションが選べる仕様になっていました。ただ第11世代と呼ばれる新シリーズに刷新されてからはKindle Paperwhiteの選択が変わり、新たに「シグニチャーエディション」と呼ばれる上位互換的な機種が発売されました。
つまり「Kindle Paperwhite」か「Kindle Paperwhite シグニチャーエディション」を選ぶかというシンプルな形になったということです。個人的には長く使うつもりならストレージ32GBでワイヤレス充電(充電器別売り)に対応しているシグニチャーエディションがおすすめです。
とはいっても、そもそもKindle初購入を考えている人にはそもそも自分に合うのか合わないのかというので悩んでいる人も多いでしょう。というわけで本記事では紙本信仰派だった僕が実際に使ってみたレビューを通じて「実際のところKindle Paperwhiteは買うべきなのかどうなのか」という観点をベースに解説していきます。
レビュー結論:Kindle PaperWhiteは買わないほうがいい?
「Kindleやべえ。絶対買うべき。」
という紹介があちこちでされていますが、決して万人受けするわけではありません。合う人にはすごく合うけど、合わない人には合わない。これが結論です。
安易に買ったら、結局使わずにホコリをかぶって…なんて可能性もあります。ぜひ、本記事で自分に合うかどうかを判断してみてください。
ちなみに僕の場合、Kindle Paperwhiteを購入して読書時間がめちゃくちゃ増えました。つまり僕には合っていたということですね。読書がさらに楽しくなりました。
では、Kindle Paperwhiteはどういう人に合うのでしょうか?まずは簡単にまとめてみました。
Kindle Paperwhiteがおすすめの人
- 読書が好きでたくさん読む人
- 本が家のなかに増えすぎて困っている人
- お風呂のなかでも読書がしたい人
- 本を外に持ち出して読みたい人
- 夜にベッドのうえで読書したい人
- 読書を習慣にしたい人
- スマホでの読書が疲れる人
まず自信を持って言えるのが、読書好きな人にKindle Paperwhiteはかなりおすすめです。小説もマンガも問わずですが、特に小説などの活字系の本をよく読む人には特に推していきたい所存。大げさに聞こえるかもしれませんが、紙の本をよく購入して読んでいる人は世界が変わるレベルで便利です。
Kindleシリーズとは
Kindleシリーズはアマゾンが出している電子書籍専用端末です。
Amazonで購入した本を読むためだけの端末です。タブレットの形をしていますが、読書以外に使えるの機能は一切ありません。辞書機能などの読書に役立つ機能は搭載されていますが、動画を視聴したりネットサーフィンをしたりといった、タブレットにある機能はないので気をつけてください。
Amazon上でKindle版の書籍を購入することでダウンロードできるようになり、気軽にどこでも読むことができます。
「読書もしたいけど動画を観たりネットサーフィンをしたりゲームもしたい」という人には、まずおすすめできません。マルチに使いたい人はAmazonから発売されているFireタブレットを選ぶべきです。読書が好きな人は、KindleとFireタブレットの両方を買うという選択肢も候補に上がります。
Fireタブレットでも電子書籍は読めますが、Kindleのほうが圧倒的に読み心地がよくて読書に最適だからです。
KindleとFireタブレットの違いについては、双方を比較した記事を別に書いたので参考にしてみてください。
読書家にはFireタブレットよりも優先してほしいKindleですが、いくつかモデルが存在します。「Kindle」と「Kindle PaperWhite」と「Kindle Oasis」の3つでそれぞれ性能面や価格が異なり、モデルごとにもオプションを付けたりが選択できます。ちょっと分かりにくいです。
買うならKindle PaperWhiteがちょうど良い
Kindle電子書籍リーダーの比較表
現時点でKindleシリーズは上記の4種となっています。
通常のKindleが最安値モデル。その上位版がKindle PaperWhiteで、ストレージとワイヤレス充電などを追加した上位版がKindle Paperwhiteシグニチャーエディション。物理ボタンがついた最も高価なのがKindle Oasisになります。厳密には上記以外にキッズモデルも存在しますが、最安値のKindleに専用カバーと1年間の読み放題サービスを付いたもので性能面は同じです。
シリーズのなかで最もコスパが良いといえるのは「Kindle Paperwhite」か「Kindle Paperwhiteシグニチャーエディション」です。1万円を切っている無印Kindleと比べると高価になりますが、後悔したくないならKindle Paperwhiteを強くおすすめします。
個人的には最も推したいのがシグニチャーエディションですが、まずはKindle Paperwhite自体のメリットを紹介したあとに、そのなかでシグニチャーエディションにしておくべき理由を解説します。
Kindle PaperWhiteがおすすめの理由
- 価格が高すぎずちょうどいい
- 最安値のKindleより解像度が高い
- フラットベゼルで使いやすい
- 防水機能がついている
- USB-Cに唯一対応している
Kindle Paperwhiteを選ぶことで無印Kindleよりも、読書体験の質を圧倒的に高めてくれます。
最安値のKindleには足りない部分をしっかりと補っていて、最上位版であるKindle Oasisよりも圧倒的に手が出しやすい価格帯となっているのでバランスがとれています。
もちろん、より良い読書体験を求めるなら最上位版であるKindle Oasisもおすすめです。しかし価格が30,000円前後に跳ね上がって手が出しにいのが正直なところ。あと、刷新されたKindle Paperwhiteと違ってOasisはいまだに充電端子がmicro USBなのもネックです。
USB-Cならアンドロイド系スマホと同じ充電ケーブルで充電できますし、いまどき他のデバイスの充電に使っていないmicro USBケーブルの場所をKindleのために確保するのも億劫です。
というわけで性能、価格の両面を考えてもKindle Paperwhiteが圧倒的におすすめです。
でもOasisのページめくりできる物理ボタン、あれも捨てがたいぐらい使いやすいんだよね…。
Kindle Oasisを実際に購入しレビューした記事もあるので、コスパでいくか最高の機種で攻めるか悩んでいる場合はぜひ参考にしてみてください。
Kindle PaperWhiteはこんな方におすすめ
まずKindleのメリットを紹介します。1つでもメリットと感じることができたら、買う価値ありです。
1.本でかさばることがない
本は紙派推しの僕でしたが、やっぱり本ってかさばるんですよね。
あれも読みたいこれも読みたい……と際限なく書籍は増えていきます。断腸の思いで優先度の低い書籍を処分しても、またすぐに増えていくのが困りもの。
読書家の人にとって、本が増えてかさばってしまうのは大きな悩みです。
自宅や自室の広さだって限りがありますし、引っ越しの際なんか一番重たくて邪魔な存在になります。
その点、Kindle1つあればすべて解消されます。
この薄い端末1つに数千冊の本棚になるわけです。
最大で漫画約700冊、小説約8000冊を持ち歩けます
容量が32GBの場合、あくまで目安ですがこれぐらいの冊数を持ち歩けます。
あなたの家にある書籍がすべて、1つの薄くて小さい端末に収まってしまうことを想像してみてください。
とっても楽で、素敵ではないですか?
ちなみに容量はあくまでダウンロードできる容量なので、容量以上の書籍を買っていたとしてもすべて読むことができます。
Kindleに入り切らない書籍はAmazonのクラウドに保存されるので、ネット環境さえあればすぐに読めますし、ダウンロードもし直し放題です。
紙の書籍でかさばらないという点に魅力を感じたのなら、それだけでKindleを買うべき大きな理由になりえます。
普通のKindle Paperwhiteが8GB、シグニチャーエディションが32GBとなっています。小説ならいっぱいになるのに時間がかかりますが、マンガをよく買うひとは8GBだとストレスがかかる可能性はあります。
2.読書に集中しやすい
Kindleの大きな魅力のひとつが、読書に集中しやすいという点です。
別にKindleがなくても電子書籍は楽しめます。スマホさえあれば、Amazonで購入したKindle本をダウンロードしてどこでもいつでも読書自体は可能です。
スマホさえあればKindle別にいらないじゃん。
そう思っていた時期がありました。
スマホだと端末1台で済みますし、そっちのほうがスマートですよね。
しかし書籍をダウンロードしまくってると容量が圧迫されますし、なによりスマホだと読書に集中できない問題が浮上します。仕事関係や友人からの連絡がきたり、気づけばソシャゲやTwitterを開いていたり……。
人によってはスマホでも問題なく集中して読書ができるかもしれませんが、通知だなんだで集中力が削がれてしまうデメリットが個人的に大きいんですよね。
その点、Kindleなら邪魔するものは何もありません。
通勤の電車内でもスマホをバッグ等にいれておけば邪魔してきません。部屋にスマホを置いて、お風呂やトイレで読書に集中することができます。読書するための環境づくりに貢献してくれるのが、Kindleを長く使っていて大きなメリットとなっています。
また、スマホではなくKindleで読書をすることで、目への負担が軽減されて疲れにくくなります。これについては後述します。
3.無駄な読書をしなくなる
読書に集中できるというメリットを紹介しといてですが、逆に無駄な読書をしなくなるのもKindleのメリットです。
無駄な読書……心当たりはありませんか?
「テスト勉強をしよう!」
「在宅で仕事をしよう!」
「趣味に時間を割くぞ!」
「部屋の掃除をするぞ!」
そう思っていたのに、気づけば本棚のまえでパラパラとマンガを手にとって流し読み。気づいたら2時間3時間経っていた……。そしてあとになって後悔するんですよね。
なんでしょうね、あれ。本棚の魔術と呼んでいます。
勉強や仕事や掃除の前に「ちょっとだけ読もう…」で気づけば数時間。そんな後悔はKindleがあれば起こりません。
紙の場合、気軽に本棚から書籍を手にとってパラパラとめくって読みたい部分から雑に読み始めることができます。気軽さという面ではメリットになりますが、そのせいで勉強や仕事の邪魔になってしまいます。
Kindleの場合は、紙の書籍のように気軽に手にとって流し読み、ということはできません。気軽さが損なわれるという観点ではデメリットと表裏一体のメリットにはなります。
Kindleで読書するまでの流れ
- Kindleを手に取る
- ライブラリから読みたい書籍を選ぶ
- 読みたいページを指定する
Kindleでも1ページ1ページを瞬間的にめくることはできますし、一気にページを飛ばすこともできます。しかし紙の本ほど気軽にパラパラ眺めるというわけにはいきません。
なんとなく本を手にとってしまう、ということがなくなることで本棚の魔術に悩まされることはなくなります。
僕は家で仕事をしているのですが、紙の書籍を処分して電子書籍ばかりにしたことで集中しやすくなりました。
4.即購入からの即読みできる
新刊の発売日でも本屋に駆け込む必要がなくなりました。ネットで購入した書籍が届くのを待つ必要もありません。
読みたいと思ったら、家を一歩も出ずに1分後には読書を開始できます。
本をその場でダウンロードできるのは本当にラクです。しかも新刊の場合、本屋がオープンするのを待つ必要もなくなり、日付が変わった瞬間に購入できるのが最高すぎます。
発売日までに予約注文も可能なので、日付が変わると同時に自動的にダウンロードされて瞬時に読むことができます。
Kindleというより電子書籍ならではのメリットではありますが、紙派からKindleに切り替える人にとっては多大なメリットです。
5.辞書機能がついている
スマホにも付いていますが、その場で選んだ熟語を辞書機能で確認できます。
他にもウィキペディア検索や翻訳もできるので非常に便利です。
読書中に気になった単語は必ずスマホでググる習性があるのですが、Kindleなら1台ですべて解決できます。
6.紙の書籍より安く購入できる
電子書籍って紙代やら何やらがかからないので、普通に買うより若干安く買えます。
こんな感じに、Kindle版だと安くなっている場合がほとんどです。数十円程度の差ではありますが、メリットと言えます。
逆に古本屋で安く大量買いするタイプの人には、どちらにしろ高く見えてしまうでしょう。
7.暗い場所でも読める
Kindleにはバックライト機能、つまり画面が仄かに光るので暗いなかでも読書できます。めちゃくちゃありがたい機能です。
もちろん光量の調整もできるので眩しいと思うことなく読書できます。また、スマホやタブレットと違ってKindleはブルーライトを使っていません。
電子ペーパー(E-ink)という技術を採用しているので、画面なのに本物の紙に近い質感で読書をすることができます。これによって目への負担を軽減されます。髪の質感を再現されているのが感動モノなんですよね。初めてKindleを体験する人は、結構驚けると思います。画面なのに紙なんです。
また、Kindleはディスプレイの光は直接目に向けるものではなく、ディスプレイの表面を照らす仕様になっています。目の疲れに最大限気を使ってくれるのが読書専用デバイスだけあります。
画面の光具合の調整と色調も幅広く設定できるので、眩しすぎるということもなく快適に自分にあった画面で読書をすることができます。念のため動画にしておいたのでチェックしてみてください。
夜寝る前に布団に入りながら読書、幸せです。とはいえ真っ暗闇のなかだと目に悪いのでほどほどにしましょう。
8.お風呂のなかでも読める
Kindle PaperWhiteから付いた防水機能。
紙を湿気で曲げる心配もいりません。こまめに手を拭きながら読書する必要もありません。湯船のなかに落とさないようにする注意も不要です。Kindleがあれば長風呂中の読書を快適にしてくれます。
湿気で曲がりませんし、濡れても平気です。水の中に落としても問題ありません。
なんの気を使わなくても読書ができる。お風呂で読書をするタイプの人にとって最高の端末です。
いいのか悪いのか、そのせいで僕の長風呂がさらに長くなりました。
Kindle PaperWhiteの大きさ・デザイン
Kindleと文庫本と漫画を並べてみました。
Kindleの大きさは
- 縦6.5cm
- 幅11.5cm
- 厚さ1cm
ぐらいになります。
コンパクトですがディスプレイがちゃんと大きいので、まさにちょうど良いサイズ感かなと思います。
厚さも比較してみました。左がiPhone7右が漫画本(ヒロアカ1巻)。とても薄いです。ちょうど良いサイズ感でしっくりきています。
本体下部に電源ボタンとUSB-C端子が備わっています。
背面はサラサラとしたプラスチックとなっています。黒とはいえ指紋や汚れは結構目立ちます。特に上記の写真のように光に当てるとわかりやすいので、気になるひとは一緒に専用カバーを購入しておくのがおすすめです。
カラーバリエーションは4種からブラックのみに変更
Kindle Paperwhiteはずっと黒一色だったのですが、最近になって4種類のカラーバリエーションで展開されました。
第11世代にリニューアルされて、Kindle Paperwhiteはブラック一色のみとなりました。
他の色がいいという人は、純正のKindle Paperwhite専用のカバーでブラック・ブルー・ピンクの3色が展開されているので、それぞれ好みのカバーを購入しましょう。
Kindle PaperWhiteの操作感
「え、もしかして壊れてる?」
僕がKindleを初めて操作したときの感想です。電子ペーパー技術を使っていることで、スマホやタブレットほどのサクサクとした動きはできなくなっています。なので、最初はとっつきにくいかもしれません。
どうしても使い始めは
- すべて白黒
- 画面が切り替わる挙動
スマホレベルのサクサク感とハイカラ感をイメージしていると気になってしまう人は多いでしょう。ですが使っているうちに慣れます。KindleはE-Inkディスプレイを採用しているので、スマホやタブレットと規格そのものが別物と考えてください。
「本物の紙のような質感、読みやすさ」に特化したディスプレイだと理解しておく必要があります。
Kindle特有の挙動を受け入れられるかどうかは、合う合わないの境目になりそう。
ただ、Kindle Paperwhiteがリニューアルされたことで挙動がさらにスムーズになるよう改善されています。前モデルの挙動と最新モデルの挙動を動画に撮っておいたので、参考にしてください。
下記が第11世代、最新のKindle Paperwhiteの挙動です。
スマホやタブレットと比べるとどうしてもモッサリ感はいなめませんが、文字入力からページ送りまで旧モデルと比べてかなりスムーズに操作できる印象です。
Kindle Paperwhiteが向いていない人
Kindleはこんな人には向いていないかもしれません。
- 慣れるまで待てない人
- 本をパラパラと流し読みがしたい人
- 東野圭吾しか読まない人
- 読書を始めると時間を忘れる人
- パケ買いするのが好きな人
上記に当てはまる気がする人はちょっと待ったです。今一度下記を呼んで検討してみてください。
1.慣れるまで待てない人
Kindleの挙動について先ほど触れましたが、最初はやっぱり戸惑います。
スクロールや画面の切り替わりがモッサリに感じるのです。最新スマホのスラスラ感に慣れているとなおさらです。
正直、最初は「ゴミ端末やん…」とガッカリしました。でもせっかく買ったしと思って文庫本を一冊Kindleで読むことにしました。
読み終えるころにはすっかり仕様に慣れて手放せなくなりました。
現に僕は、Kindleのない生活が考えられません。Kindleを買って「合わない」と思ってもまずは一冊読んでみて、それから判断するのが良いと思います。
慣れるまで待てない!
最初がダメならすぐ手放したい!
という人には向いていないかもしれません。
2.本をパラパラと流し読みがしたい人
Kindleのメリットでも紹介しましたが、電子書籍は気軽にパラパラと流し読みがしにくいです。
勉強や仕事の邪魔になる本棚の魔術にはかからないメリットはありますが、やはり本棚からてきとうに本を手に取ることが好きな人にはデメリットになります。
- ふと読んでしまい時間を無駄にする後悔
- 気軽に読みたい本の読みたい部分を読む嗜好
どちらを取りたいかをハッキリさせてから購入を検討してみてもいいかなと思います。
ちなみに僕は本当に好きな本は紙書籍で所持しています。勉強等に使う参考書タイプの本は読みたい部分をすぐに読めるよう紙のほうがおすすめです。
電子書籍と紙書籍をうまく使い分けるのが、最も賢い選択かなと思います。
3.東野圭吾しか読まない
東野圭吾はあくまで例ですが、Kindleで扱われていない書籍が一定数あります。
例えば東野圭吾の作品では、一部Kindleで取り扱っていない作品が見受けられます。
ほとんどの作品、特に近年出版されている新しい書籍はKindleに対応していますが、一部だけKindle版がない場合があるので、そこを理解した上でKindleを購入する必要はあります。
とはいえ、僕自身「Kindleに対応してないじゃん!」と嘆いた経験はほぼありません。好きな作家ができて、古い過去作まで遡ろうとしたときに時おり発生する問題といったところです。
4.読書を始めると時間を忘れる人
読書を一度始めると止まらない人っていますよね。僕もそのタイプです。
電車で読み始めて目的駅を通り過ぎてしまったり、家が目の前なのに一瞬でも中断したくないから街灯の下で読み続けたり。文字通り時間を忘れるタイプなのですが、Kindleにすると余計に時間を忘れます。
読書に集中できるというメリットは紹介した通りですが、逆に集中しすぎてしまう笑えるデメリットがあります。
とまあ、こんなこと書いておいてですが、完全に自己管理の問題なのでKindleのデメリットとは言いづらいですね。
僕はKindleのおかげで読書がより一層好きになりました。
目への負担が少なく疲れにくいというメリットも相まってか、紙の書籍よりも長時間の集中がしやすい気がしています。
もともと読書に没頭して時間を忘れてしまいがちな人は、Kindleになると重症化する恐れがあるので気をつけてください。
5.本屋でパケ買いするのが好き
僕もそうなのですが、本屋が好きなんですよね。
本との出会いを大切にしてると言うと気持ち悪いかもしれませんが、本屋で何となく気になったものを手にとって購入する出会いを大切にしたい僕のようなタイプは一定数いると思います。
表紙の絵で気になって、裏表紙であらすじ読んで……気になったら買ってみるのは本選びの醍醐味です。
本屋だからこそ出会える本というのは、間違いなくあります。そういった楽しみを尊重する人にとっては、Kindleだけの生活は物足りなくなるかもしれません。やっぱりネットサーフィンだけじゃ得られない本との出会いは貴重です。
僕はあえて本屋に出向いて、気になった書籍を見つけたらメモって後でKindle版を購入する方法をとっています。
本の虫にとって本屋は欠かせない大事な場所です。Kindleを購入しても、ぜひ本屋には立ち寄って本との出会いを楽しんでください。
Kindle Paperwhiteを購入する時の注意点
Kindle Paperwhiteを購入する際、ストレージ容量や広告ありなしか、無料4Gつきにするかなど、いくつか選択肢を選んで購入する必要がありました。
しかし第11世代にリニューアルされてからは選択肢がよりシンプルになりました。ずばり「Kindle Paperwhite」か「Kindle Paperwhiteシグニチャーエディション」のどちらにするかを決めるか、です。
Kindle Paperwhiteを選ぶ場合
通常のKindle Paperwhiteはストレージ8GBのWi-Fiのみモデルで固定されています。
前のモデルまではストレージ容量を8GB/32GBで選択できましたが、それがなくなりました。
また、携帯回線を使って外でも通信できる無料4Gオプションも廃止されています。家で購入した書籍をダウンロードしておけば外で通信する必要がないのと、いまはテザリング等で気軽に通信できるので需要が低くなったのでしょう。
Kindle Paperwhiteを選んだ場合に考えるオプションは「広告あり・なし」どちらにするかのみです。
広告付きにすると、Kindle画面内で広告が表示されるようになります。
スマホでネットサーフィンをしているときにうっとおしい広告がでてきますよね。それと似たようなものです。
読書中には表示されないので大きな邪魔になることはないですgた、せっかく購入したデバイスに広告が表示されるのは微妙すぎます。邪魔でしかないものは消しておくにこしたことはありません。
一度うっとうしいと思っても、あとから消すことはできないので、後悔する可能性を潰すという意味でも「広告なし」を選びましょう。ありとなしとでは2,000円の差が出てきますが、Kindleと長い付き合いを考えれば2000円で広告なしを選ぶほうが無難です。
Kindle Paperwhiteシグニチャーエディションを選ぶ場合
Kindle Paperwhiteシグニチャーエディションはストレージ容量32GBのWi-Fiのみモデル、広告なしで固定されています。
シグニチャーエディションで選ぶオプションは、ワイヤレス充電スタンドを付けるかどうかのみです。シグニチャーエディション専用の別売りの充電スタンドで、セットで買うことで別々で買うより1,000円お得になります。
シグニチャーエディションの最大の特徴であり魅力がワイヤレス充電に対応していることなので、シグニチャーエディションを購入するひとは一緒に注文しておくことをおすすめします。
Kindle Paperwhiteの通常版とシグニチャーエディションの違い
Kindle PaperwhiteはKindleシリーズのなかでも最もコスパが良くおすすめであると伝えてきましたが、そのなかでもさらにコスパ最高なのがシグニチャーエディションです。
通常版よりも価格は上がってしまいますが、長くKindle Paperwhiteを使っていくつもりなら個人的にシグニチャーエディション一択のレベルでおすすめとなっています。
通常版とシグニチャーエディションの違い
- ストレージ容量
- ワイヤレス充電
- 明るさ自動調整機能
- 価格
正直、価格差のわりにはそこまで性能や機能に差はありません。ただ、長く使うという点で言うならシグニチャーエディションを購入しておいたほうがいいです。それぞれの違いについて解説していきます。
ストレージ容量
通常のKindle Paperwhiteとシグニチャーエディションではストレージ容量が違います。通常版が8GBなのに対して、シグニチャーエディションは32GBとなっています。
8GBでも数千冊の書籍をダウンロードしておけるので充分ではありますが、長い間使っていくといつかダウンロードしてある書籍を削除する手間が出てきます。特にマンガは小説などの文字だけの書籍とくらべて容量が大きいので、いざ読み直そうとしたらまたダウンロードし直して…という手間が出がちです。
ストレージ容量はおおいに越したことはないので、それでだけでもシグニチャーエディションを選ぶ価値はあります。
ワイヤレス充電
僕がシグニチャーエディションをおすすめする最大の魅力がワイヤレス充電に対応しているということです。
KindleシリーズではKindle Paperwhiteシグニチャーエディションのみが、別売りの専用ワイヤレス充電スタンドでのみワイヤレス充電が可能となります。
ワイヤレス充電スタンドをセットで購入すると22,460円と2万円台を超えてくるので、購入するのに躊躇がしてしまうかもしれません。でもシグニチャーエディション単品と比べたら約3,000円の差ですしワイヤレス充電スタンドのセットを思い切って購入するのがおすすめです。
ワイヤレス充電スタンドを購入するメリット
- 電池切れで使えないことがなくなる
- 置き場所に困らなくなる
電池切れで使えないことがなくなる
そもそもKindle Paperwhiteはバッテリーの持ちがかなりよく、フル充電から約10週間ぐらい充電なしで使用することができます。約2ヶ月間充電しなくてもいいんですよね。頻繁にKindle Paperwhiteで読書をするとしても1ヶ月は余裕で持つ印象です。
だから「Kindle Paperwhiteを充電する習慣」が身につかないんですよね。いざ読もうと思ったときに充電し忘れてて読めないなんてことが起こる可能性があります。
でもワイヤレス充電スタンドを買っておけば、使い終わったKindle Paperwhiteはスタンドの上に置いておけば常に充電されます。ケーブルを挿して充電する場合は面倒で忘れてしまう可能性がありますが、スタンドに置くだけならラクです。
電池がないと言い訳して読書をサボってしまうこともなくなりますし、せっかくKindle Paperwhiteを購入したのにスマホで読書しちゃうなんて本末転倒なパターンも避けやすくなります。
せっかく目への負担を軽減できるKindleなので、億劫にならずに使えるようにしておくのがベストです。
置き場所に困らなくなる
ワイヤレス充電スタンドを設置しておくことで、Kindle Paperwhiteの置き場所に困らなくなります。
Kindleだけじゃなくてスマホやタブレットの待機居場所が定まっていない人って結構いるはずです。充電するときはデスクやベッドのヘッドボードあたりに用意してある充電ケーブルをデバイスに挿してそこらに置いているパターンが多いでしょう。
もちろんきちんと棚や、デスクの隅に保管エリアを設けて定位置を用意している人もいると思いますが、充電する場所と保管する場所が別々になって面倒になったりがあります。保管エリアと充電場所を同じにしてても、いちいち毎回充電コードを挿して立て掛けて…と面倒です。
ワイヤレス充電スタンドがあれば、設置しておけばそれだけでKindle Paperwhiteの待機場所兼充電場所になるんですよね。
僕みたいにズボラな人間だと、待機場所をしっかり定めておかないとデスクの隅やベッドのヘッドレスト、リビングの机のうえに放置みたいなことになってスマートじゃありません。保管場所を用意できるというのは思っている以上に助かります。
充電スタンドはコード分の多少の奥行きと電源用のコンセントが必要になるので、事前に設置場所を決めてから購入しておくといいでしょう。
明るさ自動調整機能
明るさ自動調整機能はKindle Oasisにも採用されている機能で、部屋の明るさに適応して自動で画面の明るさ具合を調整してくれるものです。
正直、明るさ自動調整機能に関してはあったら助かりますがなくても特に困りません。
画面上からスワイプすればすぐに手動で明るさを調整できますし、場合によっては自動調整だと自分に合わないからとオフにしたくなる人もいるでしょう。なので、明るさ自動調整機能に関してはおまけぐらいに考えておきましょう。
価格
通常版とシグニチャーエディションの違い
- ストレージ容量
- ワイヤレス充電
- 明るさ自動調整機能
通常版のKindle Paperwhiteとシグニチャーエディションの違いは以上の3つです。数でいえば少ないですが、ストレージ容量とワイヤレス充電への対応は大きな差といえます。
通常版のKindle Paperwhiteは広告ありで14,980円、なしで16,980円。対してシグニチャーエディションは本体のみで19,980円、充電スタンド付きで22,460円です。
最安値の14,980円と充電スタンド付きの22,460円で比較すると約8,000円で、もともと最安値のものを買う予定だった場合には無視できない価格差となっています。
もちろんお財布状況によって検討する必要はありますが、予算に余裕があればシグニチャーエディションのワイヤレス充電器付きがおすすめです。
ワイヤレス充電スタンドがあると気軽に保管、充電できるので「せっかく買ったのに全然使わない」となる可能性を落とすことができます。実際、僕も充電せずにてきとうに本棚に立て掛けて放置ぎみだったのですが、シグニチャーエディションにしてから使う頻度がかなり増えました。
置き場所が固定された上に充電もされるし、本棚のなかに埋もれるんじゃなくて見える場所に置いてあるから手に取れるんだよね。
Kindle Paperwhiteとは長い付き合いでいたいという人ほど、シグニチャーエディションをおすすめします。
Kindle Paperwhiteの口コミ・評価
SNS上のKindle Paperwhiteの口コミを集めてみました。
本当に紙みたいな質感、、、、すげ、、、 pic.twitter.com/eY18OVdNME
— 🐘みょる🐘 (@suzuib) October 12, 2020
誕生日祝いで買ってもらったKindle paperWhiteが最高すぎて、1日で一冊本が読めた📖
スマホよりも本よりも軽いし、目が痛くならんし、本棚もいらん。。。最高です、、 Amazon恐るべし、、 pic.twitter.com/trZs5md7c4— Daichi Sato (@dachi_27) October 11, 2020
kindle paperwhiteを小説用端末として持つのは有りだと思う(他のアプリ開けない端末ってのは逃げ場がなくてかなりよいので
— オダ (@oda8888) October 13, 2020
Kindle Paperwhiteは8Gと32Gと防水32Gで3個持ってるけど、やはり防水32Gがおすすめ。8Gでは容量的に厳しいし32Gでも広告付きならセールで1万円切るのでコスパが一番良い。個人的に広告は気になった事は無いかな。
— ひとり配当金生活-さいもん (@hitori_haitou) October 12, 2020
kindlepaperwhiteとっても良いです…目が疲れない…防水…1000冊くらい入る本棚買うと思えば安い…「昔読んだあの本どこいった」と困らない…
— emma10月復帰予定 (@emma91362351) October 12, 2020
Kindle Unlimitedに一緒に入るのが超おすすめ
月額980円を払えば、対象の書籍が読み放題になる独自サービスがあります。
初回30日間は無料なので、ぜひ試しに登録してみてください。
たった980円で数々の小説や漫画、雑誌が読み放題となっています。月に2~3冊以上読むなら余裕で元がとれてしまう計算になるので、非常におすすめです。
特に雑誌が豊富なので、これを気にファッション誌やガジェット関連の雑誌を読んでみるのもおすすめです。
興味がないけど買うほどでもない、みたいな書籍が多くて試し読み感覚で読み漁りまくってます。対象の電子書籍なら制限なく読み放題なので、Kindleを購入するなら一緒に加入しておきたいですね。
30日以内の解約ならお金がかかることがないので、まずは試しておきたいサービスです。
Kindle Paperwhiteレビューまとめ
Kindle PaperWhiteのレビューについてお伝えしてきました。
本は紙に限る!と言い続けてきた僕ですが、今ではすっかりKindle読書にハマっています。もっと早く買っておけばよかったと後悔しているぐらいです。
家でも、外でも、スマートに読書ができる。
ひと昔まえは電子書籍は邪道という風潮が一部であったりしましたが、今では常識になりつつあります。
この機会に、Kindleデビューをしてみてはどうでしょうか?
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