本記事ではiPadが欲しい人向けに、いったいどのモデルを選べばいいのか?という点にフォーカスして用途別におすすめのiPadモデルを解説・紹介していきます。Apple製品だけあって高価格なので失敗せずに選びたいところです。後悔しないよう慎重に検討しましょう。
iPad選びはきっちり考えてやらないと損をします。
僕はiPad選びに失敗して買い換えるハメになった経験があるよ…。ただお金が無駄になるから、用途に合わせてしっかり考えよう。
購入したばかりのiPadが合わなくて売却したのですが、もちろん新品価格より値段は落ちます。売って得たお金で別のiPadを買い直しましたが、結果的に買って売ったの差額分を損してしまいました。くやしい…。
と、そんな僕のような後悔しないためにも、iPadの購入する前はどのモデルを選ぶべきかしっかり考えましょう。
- 用途をハッキリとさせておく
- サイズ感や重さを把握する
- 予算に余裕をもって買う
iPadの選び方はサイズ感と用途をハッキリとさせた上で、予算にある程度の余裕をもたせて購入するのがおすすめです。サイズ感を見誤ると用途に合った使い方ができませんし、用途がぼんやりしているとiPadのスペックを持て余すか使い道をなくします。また、予算ギリギリではなく多少の余裕をもっておかないとアクセサリー・周辺機器を買うとき財布にとどめを刺されて貧困真っ逆さまです。
ざっくり分かるiPadの選び方
モデル | 選び方のポイント |
---|---|
iPad Pro 12.9 | ・iPadのメリットである身軽さはない ・ほとんどの人にはおすすめしない ・パソコン代わりにできるかは微妙なところ ・本格的な絵描きや動画編集におすすめ ・ゲーム用として買うのもアリ |
iPad Pro 11 | ・身軽さが活かせるサイズ感 ・絵描きや動画編集用途におすすめ ・仕事のサブマシンとしてもアリ ・もちろん動画視聴や読書にも ・作業(仕事)+娯楽用としておすすめ |
iPad Air | ・コスパが最高 ・ほとんどの人におすすめ ・動画鑑賞や読書用としてもぴったり ・仕事のサブマシンとしても十分使える ・作業(仕事)+娯楽用途しておすすめ |
iPad | ・ホームボタンがネック ・動画見るだけなら全然十分 ・ネットサーフィンするにも十分 ・読書するにも問題ないサイズ感 ・最安値でiPad欲しい人におすすめ |
iPad mini | ・シリーズで最もコンパクト ・外に気軽に持ち出しやすい ・手軽に動画視聴や読書がしやすい ・メモ帳代わりとして携帯するのもおすすめ ・身軽に使いたいならiPad mini一択 |
まずは確認|iPad最新シリーズ一覧
まずは最新のiPadシリーズをまとめてチェックしておきましょう。
Apple Storeで購入するなら問題ありませんが、Amazonや家電量販店でポイント獲得も狙ったりメルカリ等で中古品も視野に入れるなら、どのモデルの第何世代が最新なのかを把握しておく必要があります。
モデル | iPad Pro 12.9 | iPad Pro 11 | iPad Air | iPad | iPad mini |
---|---|---|---|---|---|
ディスプレイサイズ | 12.9インチ | 11インチ | 10.9インチ | 10.2インチ | 7.9インチ |
ストレージ | 128GB 256GB 512GB 1TB 2TB | 128GB 256GB 512GB 1TB 2TB | 64GB 256GB | 64GB 256GB | 64GB 256GB |
最低価格 | ¥129,800~ | ¥94,800~ | ¥69,080~ | ¥38,280~ | ¥59,8000~ |
最新の世代 | 第5世代 | 第3世代 | 第4世代 | 第9世代 | 第6世代 |
重さ | WiFi:682g Cellular:684g | WiF:466g Cellular:468g | WiFi:458g Cellular:460g | WiFi:487g Cellular:498g | WiFi:293g Cellular:297g |
CPU | M1 | M1 | A14 | A13 | A12 |
カラー | シルバー スペースグレイ | シルバー スペースグレイ | シルバー スペースグレイ ローズゴールド グリーン スカイブルー | シルバー スペースグレイ | スペースグレイ ピンク パープル スターライト |
Apple Pencil | 第2世代に対応 | 第2世代に対応 | 第2世代に対応 | 第1世代に対応 | 第2世代に対応 |
特徴 | 5Gに対応 Face IDに対応 | 5Gに対応 Face IDに対応 | Touch IDに対応 | シリーズ最安値 | 最軽量の300g弱 Touch IDに対応 |
種類のよってはiPadの相棒とも言えるApple Pencilの第2世代に対応していない場合もあります。Apple Pencilを使いそうだなと思うひとは合わせてチェックしておきましょう。
モデルによって価格差もあるし、ストレージの種類も違うね。もちろん性能も違うからサクサク感や処理速度にも差があるよ。
ガジェット好きの人や動画編集やイラストをがっつりやっているクリエイターならiPad Proを購入する価値はありますが、ほとんどの人にとってiPad Proはオーバースペックになる可能性が高いです。これから動画編集やイラストを勉強して始めたい、という人ならiPad Proを購入する選択はもちろんありですが、iPad Airでも十分ではあります。
これらを踏まえた上で、作業用として使うならどれぐらい本格的に行うのかまで想定しておくといいでしょう。
また、一覧表に記載されている価格はWiFiモデル、最低ストレージを選んだ場合の最低価格です。Cellularモデルを選んだりストレージを上げるほど価格もつり上がっていきます。
iPadシリーズの価格表
公式価格 | iPad Pro 12.9 | iPad Pro 11 | iPad Air | iPad | iPad mini |
---|---|---|---|---|---|
WiFiモデル | 128GB:¥129,800 256GB:¥141,800 512GB:¥165,800 1TB:¥213,800 2TB:¥261,800 | 128GB:¥94,800 256GB:¥106,800 512GB:¥130,800 1TB:¥178,800 2TB:¥226,800 | 64GB:¥69,080 256GB:¥87,780 | 64GB:¥39,800 256GB:¥57,800 | 64GB:¥59,800 256GB:¥77,800 |
Cellularモデル | 128GB:¥147,800 256GB:¥159,800 512GB:¥183,800 1TB:¥231,800 2TB:¥279,800 | 128GB:¥112,800 256GB:¥124,800 512GB:¥148,800 1TB:¥196,800 1TB:¥244,800 | 64GB:¥85,580 256GB:¥104,280 | 64GB:¥56,800 256GB:¥74,800 | 64GB:¥77,800 256GB:¥95,800 |
WiFiモデルにするかCellularモデルにするかは、外でがっつり使用するかどうかが決め手です。例えば、たまにカフェでテキスト打ったりネットサーフィンに使うぐらいならスマホのテザリングで十分なのでWiFiモデルで問題ありません。
ストレージ容量の選択は悩ましいところですが、予算と用途に合わせて考えていくのがいいでしょう。大は小を兼ねるという言葉がある通り、特に長く使っていく予定なら多いに越したことはありません。どのストレージを選べばいいかは、このあとのモデルごとの紹介でお伝えしていきます。
iPadを選び方のコツ
iPadを選ぶ際、下記の3つのポイントを抑えることが大切です。
- 用途をハッキリとさせておく
- サイズ感を把握する
- 予算に余裕をもって買う
それぞれの選び方のコツを抑えておかないと、あとあと後悔して買い直すハメになったり、結局使わずに放置してしまうことになりかねません。3つのコツについて解説するので、確認しておきましょう。
用途をハッキリとさせておく
iPadの購入を検討している人は、iPhoneなどのスマホ以上の大画面の利を活かして娯楽系を楽しみたいか、動画編集やブログの更新、イラストなどの作業でも使いたいかなど用途をハッキリさせておきましょう。
- VOD(動画配信サービス)利用
- You Tubeなどの動画鑑賞
- Spotifyなどで音楽視聴
- ネットサーフィン
- Kindleなどで読書
- ARアプリで遊ぶ
- 地図アプリでカーナビ化
- 写真や動画の撮影
- 写真や動画の編集作業
- イラストやデザイン
- DTM(デスクトップミュージック)
- アプリ開発・web開発
- メールなどテキストベースの作業
- Macのサブモニターに使う
- メモ帳やノートとして使う
などなど、パッと思いついたiPadの用途がこれぐらい。ほとんどの人には上記が当てはまるでしょう。逆に上記以外の専門的、またはクリエイティブな用途があるのならiPad選びはスムーズにいくはずです。
iPadの用途がいくつか浮かんでいるはずなので、今度はそれを「どこで」または「どんなふうに」使うのかをハッキリさせておくと、購入したあとに後悔せずに済みます。
例えば、映画や動画を見るだけ用でiPadを購入する場合。スペック的に「iPad mini」か「iPad」で十分ですが、家で視聴するのがメインなのか、それとも車の運転中に子供に視聴してもらうのかで選択肢は変わります。外で使う場合、動画はリアルタイムで通信して視聴するか、事前にダウンロードしておいたものを視聴するかで、Cellularモデルを選ぶか、それともWiFiモデルでストレージが多いものを選ぶかなどを考える必要があります。
イラストやデザイン系のクリエイティブな用途なら「iPad Air」か「iPad Pro」が候補に上がります。レイヤーをめちゃくちゃ重ねたり長時間作業するから、確実に処理速度の落ちないほうがいいからProで、しかもなるべく大画面がいいから12.9インチという選択。もしくは、趣味でイラストをやっているから価格も抑えつつほどよいレスポンスなら十分、という人ならiPad Airでも十分活用できます。とりあえずイラストの練習を始めたいという人なら、無印iPadだって選択肢に入ってきます。
このように、一概に用途が決まっていても「どこで」「どんなふうに」使うかでiPadモデルの選択肢、もっと言えばCellularモデルにするかどうか、ストレージをどれぐらいにするべきかが決まります。
絶対に買ったあとに後悔したくないという人は、自分がiPadを使っている場面を具体的に想定しておきましょう。
サイズ感を把握する
サイズ感をしっかりと把握して、どのiPadを選ぶべきかを決めるのは大切です。僕はサイズで大失敗しました。
作業用+娯楽用途でiPad Pro 12.9インチを買ったんだけど、サイズ大きいし重いしで大失敗したよ…。
サブマシンとしてMacBookよりも携帯性にも優れていると思って購入しました。しかし、12.9インチには携帯性はあっても手軽さはありませんでした。外出時の使用は許容範囲として、家での娯楽用として使う気になれる大きさと重さじゃなかったのです。結局iPad Pro 12.9インチは使わなくなり、外にはMacBookを持ち出し家ではiPhoneを使って娯楽を楽しむようになりましたとさ…。
僕のケース以外にも、外で読書をしたり動画を視聴するうえで「iPad mini」と「iPadまたはiPad Air」どちらのサイズ感がいいのかは人によって変わってきます。電車で立ちながら使うなら「iPad mini」のほうが持ちやすいですが、読書や動画視聴以外にも大学の講義でノート代わりなどで使うなら「iPadまたはiPad Air」のほうが便利です。
サイズ感と重さで携帯性と利便性に差がついてくるので、用途とサイズ感を照らし合わせて考えたほうがいいでしょう。
予算に余裕を持って買う
iPadの購入は予算に余裕をもって買ったほうが後悔しにくいです。なぜなら、iPadを手に入れたあとは追加で周辺機器やアクセサリーが必要になってくるからです。
iPadのアクセサリー・周辺機器がどれぐらい必要かは人によるけど、少なからず多少の予算は追加で必要になるよ。
iPadを購入した間違いなくテンションがハイになります。宝物のように思えるiPadを傷つけないために、まず保護フィルムやケースが欲しくなりますし、せっかくだしとApple Pencilも買いたい衝動に駆られます。そう、散財への道はiPadを買ってからが本番なのです。
- カバー・ケース
- 保護フィルム
- Apple Pencil
- Apple Pencilカバー
- キーボード
- マウス・トラックパッド
- Magic keyboard
- 立て掛け用のスタンド
- モバイルバッテリー
- USBハブ
- モニター
パッと思いついたのでこれぐらいです。全員が全員すべて欲しくなるわけでは決してありませんが、少なからずケースや保護フィルム、その次にApple Pencilやキーボードやマウスが買いたくなる可能性は高めです。作業用途でiPadを購入したのであれば、データ転送や映像出力用にUSBハブは必須になります。
Apple以外のメーカーが出しているサードパーティ製なら周辺機器は安く買えますが、例えばMagic keyboardなどのApple公式が出しているケース兼キーボード兼トラックパッドを担う最強アイテムだったら4万円を超えます。
どこまで費用を抑えるか、こだわるかは人それぞれですが、最低でも数千円〜数万円ほどの出費がiPadとは別にかかってしまうことは想定しておきましょう。
【iPadの選び方】用途別で見るおすすめのiPadモデル
それぞれのiPadモデルを紹介しつつ、どんな用途に適しているのかを解説していきます。
どのiPadを買えばいいか分からない人はぜひ参考にしてみてください。購入するモデルに目星がついている人は、気になっているモデルの部分だけでも読んで自分に合いそうかどうかを確認してみましょう。下記表のモデル名から詳しい解説に飛べます。
モデル | 選び方のポイント |
---|---|
iPad Pro 12.9 | ・iPadのメリットである身軽さはない ・ほとんどの人にはおすすめしない ・パソコン代わりにできるかは微妙なところ ・本格的な絵描きや動画編集におすすめ ・ゲーム用として買うのもアリ |
iPad Pro 11 | ・身軽さが活かせるサイズ感 ・絵描きや動画編集用途におすすめ ・仕事のサブマシンとしてもアリ ・もちろん動画視聴や読書にも ・作業(仕事)+娯楽用としておすすめ |
iPad Air | ・コスパが最高 ・ほとんどの人におすすめ ・動画鑑賞や読書用としてもぴったり ・仕事のサブマシンとしても十分使える ・作業(仕事)+娯楽用途しておすすめ |
iPad | ・ホームボタンがネック ・動画見るだけなら全然十分 ・ネットサーフィンするにも十分 ・読書するにも問題ないサイズ感 ・最安値でiPad欲しい人におすすめ |
iPad mini | ・シリーズで最もコンパクト ・外に気軽に持ち出しやすい ・手軽に動画視聴や読書がしやすい ・メモ帳代わりとして携帯するのもおすすめ ・身軽に使いたいならiPad mini一択 |
【動画編集やイラスト作成】本格的なクリエイティブならiPad Pro
ディスプレイサイズ | 11インチ・12.9インチ |
---|---|
ストレージ | 128GB 256GB 512GB 1TB 2TB |
プロセッサ | M1チップ |
カメラ | 広角:12MP・f/1.8絞り値 超広角:10MP・f/2.4絞り値・125°視野角 |
USB規格 | USB-C |
対応アクセサリ | Magic Keyboard Smart Keyboard Folio Apple Pencil(第2世代) |
こんな人におすすめ | ・写真や動画の編集をする ・本格的なイラスト作成する ・外へ持ち出すサブマシンとして使う ・ガジェット好き、最高スペック好き ・ARアプリを使いこなしたい |
iPad Proはその名の通りプロ仕様の最高スペックモデルです。
Apple独自のチップであるM1チップは新たに発売されたMacBookにも搭載されており、処理速度と効率性では最高のパフォーマンスを発揮してくれます。また、RAMは512GBストレージモデルまでは8GB、1TBまたは2TBストレージモデルの場合は16GB RAMとなっています。
11インチと12.9インチでは基本性能は同じですが、サイズの他に採用されているディスプレイが異なります。12.9インチのみミニLEDディスプレイ「Liquid Retina XDR」を採用し、より精細な表現をディスプレイ上に映し出してくれます。最大輝度は1,600ニトまで再現。
処理性能やディスプレイの表現力を踏まえたうえで、まさしくプロのクリエイター向きのiPadです。もちろんプロでなくとも動画編集を最大限のフリーストレスで行いたい人や、iPad内のストレージでデータをやりくりしたい人にもiPad Proはおすすめのモデルです。
逆に言うと、クリエイティブな作業をしない人にとってはオーバースペックになる可能性は高いです。
仕事に使うにしても、メールの返信や文書の作成などは負荷が少ない。ブログの更新をするにもブラウザ上で完結しますし、エディタを開くにしてもiPad Airで十分な処理で済みます。とにかく最高スペックのiPadを使ってストレスの可能性をわずかでも潰していきたいという人でない限り、iPad Proを選ぶ理由にはならないでしょう。
他にクリエイター以外でiPad Proがおすすめなケースは、12.9インチの大画面でネットサーフィンや軽い作業をしたい場合か、唯一の12.9インチモデルに搭載されているLEDディスプレイで映像を楽しみたいマニアぐらいです。
12.9インチか11インチか
iPad Proを選ぶうえで大きな悩みとなるのが11インチにするか12.9インチにするか問題です。
ポイントは携帯性を活かすかどうかを考えて決めることです。
12.9インチのメリットは作業領域の広さです。イラストにしろ動画編集にしろ、ディスプレイが大きければ作業の効率は上がります。また、LEDディスプレイを搭載しているので、写真であればレタッチの調整をより細かく追求できるでしょうし、映像のグレーディング作業もiPad Proで済ませられるでしょう。
作業用のデスクに据え置いてがっつり作業をしたり、時には外に持ち出して作業をするのがメインだったらiPad Pro12.9インチがおすすめです。
しかし、作業とは別に携帯性を活かした活用方法も検討しているなら12.9インチはリスキーです。
例えば、作業を終えたあとにiPad Pro 12.9インチをソファに運んでマンガを読んだり、あるいはベッドに持っていって映画を鑑賞したりする場合、大きさと重さがネックになります。個人的な感覚の違いはもちろんあるでしょうが、少なくとも僕は持ち運びをする気には起きないぐらいの存在感を12.9インチに感じました。
Apple Storeで実機に触って大丈夫だと思っていたとしても、家に持ち帰って開封したときに「でっか…」と感じてしまう可能性も十分ありえます。
大切なのは家のなかで持ち歩くかどうかです。外に持ち出すならバッグに入れて運ぶので、むしろノートパソコンよりも軽くて快適です。しかし家のなかでも持ち歩く身軽さがあるかというと答えはNOとなります。
作業効率を重視して据え置きに近い使い方をするか、携帯性を重視して多少の作業効率(と価格)は落とすか。という部分で線引きをして選択するのがおすすめです。
iPad Proはパソコンの代わりになるのか
iPad Proはパソコンの代わりになるかどうかはケースバイケースです。
iPad OSのアップデートによって、iPadでマウスやキーボードを活用できるようになりました。アプデ当初は、それこそiPad単体でパソコンの役割を担うことができるのではと言われているぐらいでした。
とはいえiPadパソコン化計画はまだまだ発展途上。そもそもAppleがパソコンとして機能させようとしているわけではないと思いますが、マウス+キーボードによる使いやすさは微妙なラインです。
最適化されていないアプリは多くありますし、作業面での効率を考えればMacBookのほうが全然いいです。iPadにできてMacBookにできるないこともあれば、iPadにできなくてMacBookにできることもあります。お互いを補完しあうという意味では完璧な組み合わせですが、それぞれ代わりとしての役割を100%果たせるかというと難しいです。
もしMacBookを持っていない状態で、iPad Proを買ってMacBookの代わりとしても使うつもりなら、それこそ本記事でも伝えているように用途を明確にさせた上でどうするのかを決めましょう。
たしかにiPad Proがあればクリエイティブな作業もしつつパソコンチックにテキスト作業などもこなせますが、ブラウザ上で行うような作業は確実にパソコンでやるほうが効率がいいです。どの用途をメインとするかを考えるようにしましょう。
ブラウジングもしたいし絵も書きたいしノートもとりたいみたいな大学生だったらMacBookよりもiPadのほうが使い勝手よさそうだね。僕がいま大学生だったら絶対にMacBookよりも先にiPadを買う気がする。
iPad Proのストレージは何を選ぶべきか
- 128GB
- 256GB
- 512GB
- 1TB
- 2TB
iPad Proをクリエイティブな作業に頻繁に使うのであれば、ストレージは大きいに越したことはありません。
ファイルを外部ストレージに落とし込むことで節約することは可能ですが、頻繁にデータ移動するのも面倒ですしある程度(256GB以上)は確保してべきではあります。
特に動画撮影から編集まで行おうと考えている場合は128GBだと心許ないです。動画データを編集&アップ後に移動または削除するにしても、ストックが溜まっていくとどんどん容量が圧迫されます。
もちろん予算を考える必要はありますが、256GB以上はあったら安心感が増しますね。
【日常使いと作業】バランスのとれたコスパ最高のiPad Air
ディスプレイサイズ | 10.9インチ |
---|---|
ストレージ | 64GB 256GB |
プロセッサ | A14 Bionicチップ |
カメラ | 12MP広角カメラ |
USB規格 | USB-C |
対応アクセサリ | Magic Keyboard Smart Keyboard Folio Apple Pencil(第2世代) |
こんな人におすすめ | ・コスパのいいiPadが欲しい ・作業+娯楽使いで活用したい ・Touch IDに惹かれる ・サブマシンとして使いたい ・ほとんどの人におすすめ |
iPad Airは第4世代の新型から化けました。ホームボタンが廃止されてUSB-Cに対応、性能は従来のPro並の仕様で日常使いはもちろんクリエイティブな作業も普通にこなせます。加えてTouch IDを搭載したことでFace IDにストレスを感じていた人の救いの手にもなりました。
もうハッキリ伝えます。迷ったらiPad Airを選んでおけば間違いないです。
それぐらい価格と性能のバランスが優れた最高コスパのモデルとなっています。クリエイターにとってもiPad ProとiPad Airの違いは処理性能の差によるストレスぐらいで、大体の作業はiPad Airで大きな問題なくこなせるはずです。
性能以外の大きな違い挙げるなら「LiDARスキャナ」が搭載されているかどうかです。
LiDAEスキャナがあれば部屋の壁の面積を計測したり、実際に家具を置いたときのサイズ感を見たりと、便利な活用できるメリットは多々あります。しかし、普通の人が使う機会はほぼありません。たまにあったら便利だなぐらいなので、なくても全く問題ありません。よってiPad Airで何も問題ありません。
クリエイティブな作業がどれぐらいの負荷をかけて行うかという点を考えて、本格的にiPad Proの乗り出すか、iPad Airで価格を抑えつつ使うかを選びましょう。
iPad AirはProと比べても価格がかなり良心的です。
ストレージ | Wi-Fiモデル | Wi-Fi + Cellularモデル |
64GB | 69,080円 | 85,580円 |
256GB | 87,780円 | 104,280円 |
iPad Airはサブマシーンとしても十分
iPad Airなら動画鑑賞などの娯楽系はもちろん、ある程度クリエイティブ作業をこなせます。
また、キーボードとマウスにも対応しているのサブマシーンとしても活用しやすいです。Apple公式から発売されたMagic keyboardにも対応しているのも大きなポイント。いままでiPad Proを持て余しぎみに使っていた多くの人が、iPad Airに乗り換えたでしょう。
iPad Airのストレージはどちらを選ぶべきか
- 64GB
- 256GB
娯楽的な用途がメインなら64GBでも十分です。しかし、写真や動画の撮影が多かったり視聴する動画をまえもってダウンロードする機会が多いと足りなくなる恐れがあります。他にもアプリや電子書籍がダウンロードが増えていくでしょう。
もちろん、アプリも電子書籍も動画も使わなくなったものを削除していけばストレージに空きはできます。こまめに管理をするなら64GBでも問題ありませんが、長期的に利用していくとなれば256GBのほうが管理はラクなのは間違いありません。
予算と相談しつつにはなりますが、ある程度の余裕があるのであれば256GBを買っておくほうが無難です。
【動画を見るだけや軽作業】日常使いならiPad
ディスプレイサイズ | 10.2インチ |
---|---|
ストレージ | 64GB 256GB |
プロセッサ | A13 Bionicチップ |
カメラ | 8MP広角カメラ |
USB規格 | Lightning |
アクセサリ | Smart Keyboard Apple Pencil(第1世代)に対応 |
こんな人におすすめ | ・クリエイティブな作業はあまりしない ・動画を見るだけなど用途がシンプル ・ホームボタンあっても気にしない ・最安値のiPadが欲しい |
とにかく価格を抑えていなら無印のiPadがおすすめです。
最安値価格で39,800円とシリーズ中でもひときわ安く購入することができます。
Apple PencilやSmart keyboardも第1世代であれば使用可能なので、イラストの作成やテキストベースの作業も問題なくこなせます。簡単な動画編集でも問題なくこなせるでしょう。価格が安いぶん搭載されているCPUが型落ちではありますが、ネットサーフィンや動画を見るだけの日常使い+簡単な作業メインならiPadで十分です。
CLIP STUDIOやLuna Fusionなどのクリエイティブで重めのアプリを使えなくはありませんが、使用中に動きが鈍くなったり落ちたりはする可能性があるので、あくまで日常使い+簡単な作業ならおすすめというイメージでいたほうが賢明ではあります。また、グラフィックの重いゲームだとカクつくストレスが出る可能性もなくはないです。
とはいえ、2021年9月に発売された新型iPadはA13 Bionicチップを採用しスペックが底上げされています。他社のタブレットと比較しても追随を許さないほどの処理性能を有しているので、大体のアプリで問題が起こることはないと考えてもいいでしょう。もちろん、数年後はどうか分かりませんが。
個人的に気になる点は「ホームボタン」が搭載されていることだね。
気にならない人はまったく問題ありませんが、型落ち感が嫌な人は嫌に感じるでしょう。ホームボタンの存在によってベゼルも大きく画面が小さく感じやすいので、映画などを視聴するつもりなら物足りなくなる思う可能性もあります。
逆にiPadのデザインが特に気にならないのであれば、大体の人はiPadで十分に用途のすべてを満たしてくれるでしょう。最安値ではあるもののスペックでいえば申し分ありません。
各ストレージごとの価格は下記のとおり安いので、予算を抑えたい人には検討してみてください。
ストレージ | Wi-Fiモデル | Wi-Fi + Cellularモデル |
64GB | ¥39,800 | ¥56,800 |
256GB | ¥57,800 | ¥74,800 |
iPadのストレージはどちらを選ぶべきか
- 64GB
- 256GB
写真や動画をあまり撮らないのであればストレージを大きく食うことはないのですが、長く使うつもりなら64GBは少々不安なストレージ容量です。
ネットサーフィンや動画を見るだけなら問題ありませんが、電子書籍や音楽をストックしつつゲーム等をするのであればいずれ足りなくなる可能性が高いです。
とにかく最安値が欲しいのであれば、3万円台で買えるメリットを活かすべきですが、予算的に余裕があるのであれば256GBを選ぶのをおすすめします。ストレージに関しては特にですが、大は小を兼ねます。
【読書やゲーム】持ち出して使うならiPad mini
ディスプレイサイズ | 8.3インチ |
---|---|
ストレージ | 64GB 256GB |
プロセッサ | A15 Bionicチップ |
カメラ | 12MP広角カメラ |
USB規格 | USB-C |
アクセサリ | Apple Pencil(第2世代)に対応 |
こんな人におすすめ | ・常に持ち歩きたい ・メモ帳代わりに使いたい ・電車やバスで使いたい ・身軽に読書が動画視聴がしたい ・身軽にゲームで遊びたい |
iPad miniは8.3インチのLiquid Retinaディスプレイを採用した片手サイズのミニマムiPadです。
とにかく小さくて軽いことが最大のメリット。電車やバスで揺られながらでも、片手でスマホより大きい画面で読書や動画視聴を楽しむことができます。第2世代のApple Pencilに対応しているので、セットで持っておけばバッグから取り出してササッとメモやイラストを書くことも可能です。
iPad miniを選ぶべき人は、わりと最初からiPad mini以外の選択肢考えていないんじゃないかなと思ってたりします。とにかく身軽にiPadを持ち歩きたいならおすすめです。
iPadやiPad Airも携帯性はありますが、さすがにササッと取り出せるほどではありませんし片手で持ち続けるのもきついです。
あとはiPad同様にホームボタンのある型落ちデザインが気になるかどうかです。
2021年9月24日に待望の新型iPad miniが発売されました。ホームボタンの廃止・USB-Cに対応・Apple Pencil第2世代に対応など、ユーザーが待ち望んでいた通りのiPad miniが発表されてかなり話題となりました。
ストレージごとの価格はご覧のとおりです。iPadよりも若干高めですが、そこまで差はありません。身軽にいきたいかそうでないかを基準に判断してみるのがいいでしょう。
Wi-Fiモデル | Wi-Fi + Cellularモデル | |
iPad mini 64GB | ¥59,800 | ¥77,800 |
iPad mini 256GB | ¥77,800 | ¥95,800 |
iPad miniのストレージはどちらを選ぶべきか
- 64GB
- 256GB
無印iPadの32GBだと心許ないですが、iPad miniだと最低ストレージが64GBです。64GBあればほぼ問題ないかなと思います。撮影や編集をiPad miniで行うわけではないですし。
ただ、読書にしろ動画にしろダウンロードしっぱなしでいるとすぐにパンパンになります。
電子書籍レベルだったら64GBでも数百冊〜数千冊レベルでダウンロードできるのでほぼ問題ありませんが、動画や映画だと容量を圧迫してしまうので、視聴したら削除するように心がけておいたほうがいいでしょう。
どちらにせよ長く使っていたらストレージをいっぱいになる可能性は上がるので、予算に余裕があったら256GBを選んでおくほうが無難ではあります。
【iPadの選び方】Wi-FiモデルかCellularモデルか
iPadシリーズはWi-Fiのある場所でのみインターネットに接続できる「Wi-Fiモデル」と、Wi-Fiがなくてもインターネットに接続できる「WiFi + Cellular(セルラー)モデル」の2種類あります。
WiFiモデルにするかCellularモデルにするかは「外でどう使うか」で判断していきましょう。例えば、iPadの地図アプリを使ってカーナビ代わりにする場合はCellularモデルが必須です。
とはいえカーナビとして使う以外では、iPadよく外に持ち出すにしてもWiFiモデルで問題ないケースがほとんどです。
外での長時間作業をするならCellularモデルのほうがよさそうではありますが、イラストや動画編集をするのにネット環境は特に必要ありません。要所で必要なときはあります(アプリ内データのDLやアプデなど)が、家に帰ったあとで十分だったりします。
iCloudやdropboxなどのクラウドストレージから動画素材を引っ張り出すみたいなデータ管理をしてるならCellularモデルのほうがいいね。
また、ブログの更新などブラウザ上で行うような作業であれば、通信容量もそこまで多くないのでスマホのテザリング機能で乗り切れたりします。カフェやコワーキングスペースならフリーWiFiもあったりしますし、なんやかんやWiFiモデルでも十分なんですよね。
どう使いたいかで選ぶおすすめのiPadまとめ
どう使いたいかで選ぶおすすめのiPadについてお伝えしてきました。
- 用途をハッキリとさせておく
- サイズ感や重さを把握する
- 予算に余裕をもって買う
iPadを選ぶうえで重要なのは、3つの選び方のコツを押さえることです。
僕のようにiPad選びで失敗して後悔のないよう、本記事を参考にしつつ慎重に選んでみてね。
モデル | 選び方のポイント |
---|---|
iPad Pro 12.9 | ・iPadのメリットである身軽さはない ・ほとんどの人にはおすすめしない ・パソコン代わりにできるかは微妙なところ ・本格的な絵描きや動画編集におすすめ ・ゲーム用として買うのもアリ |
iPad Pro 11 | ・身軽さが活かせるサイズ感 ・絵描きや動画編集用途におすすめ ・仕事のサブマシンとしてもアリ ・もちろん動画視聴や読書にも ・作業(仕事)+娯楽用としておすすめ |
iPad Air | ・コスパが最高 ・ほとんどの人におすすめ ・動画鑑賞や読書用としてもぴったり ・仕事のサブマシンとしても十分使える ・作業(仕事)+娯楽用途しておすすめ |
iPad | ・ホームボタンがネック ・動画見るだけなら全然十分 ・ネットサーフィンするにも十分 ・読書するにも問題ないサイズ感 ・最安値でiPad欲しい人におすすめ |
iPad mini | ・ホームボタンがネック ・シリーズで最もコンパクト ・外に気軽に持ち出しやすい ・手軽に動画視聴や読書がしやすい ・メモ帳代わりとして携帯するのもおすすめ ・大画面にこだわりなければおすすめ |