完全ワイヤレスイヤホンが数多くのメーカーから発売されているなか、自分にぴったりの製品を探すのは結構大変なことです。音質の好みはもちろん、デザインや機能性も踏まえて判断しなくてはなりません。
今回レビューし紹介する通称ピヤホンと呼ばれるAVIOTの「TE-BD21f-pnk」は音質とデザインに特化した僕の大好きな完全ワイヤレスイヤホンです。凛と時雨のピエール中野が監修した製品として有名な製品となっています
黒を基調としながら金色の施しが最高にかっこよく、持っているだけでテンションが上がります。それだけでなく、現役のプロドラマーであるピエール中野が監修したチューニングが最高で、飛び抜けて最高な音質を誇る一品になります。
AVIOTはもともと「日本人の耳に合う音質」を追求しているメーカーですが、そこにプロのミュージシャンがこだわり抜いた監修を行ったので、まさに最強のイヤホンです。
ピヤホン TE-BD21f-pnkの特徴
- 高・中・低音域のバランスされた音質
- 低音域の表現力が豊かすぎる
- 音声ガイドが声優の花澤香菜氏
- 使い勝手の良いイヤホンストラップ
- SpinFit社製イヤーピース付属
- イヤホン単体で7時間連続再生可能
- USB-Cケーブルで充電
- IPX5の防水規格
ピヤホンはシリーズとなって何世代かがブラッシュアップされて発売されています。本記事で紹介するTE-BD21f-pnkはピヤホンの原点とも言える初代の製品です。後継機が出ているとはいえ、いまだにおすすめしたくなるぐらい素晴らしい完全ワイヤレスイヤホンとなっていて、個人的にデザインはシリーズで最もかっこいいと思っています。
ただ、デザイン面等で「これがいい!」というのがないのであれば、現行の最新版ピヤホンを購入したほうがいいでしょう。ピヤホン3とも通称される3代目の「TE-BD21j-pnk」が最新です。
というわけでそんなピヤホン1 TE-BD21f-pnkのレビューをしていきます。
AVIOT TE-BD21f-pnkの同梱物
AVIOTのTE-BD21f-pnkの同梱物は下記の通りです。
- イヤホン本体
- 充電ケース
- EVAセミハードケース
- シリコンストラップ
- USB TypeCケーブル
- クリーニングクロス
- 標準イヤーチップ×3サイズ (S/M/L)
- SpinFit CP355×3サイズ (SS/S/M)
- ユーザーマニュアル
- 製品保証登録カード
イヤーピースが豊富なだけでなく、専用ケースや各ケーブルも揃っています。
充電用のケーブルはTypeCとなっています。
シリコンストラップはイヤホンが耳から落ちた時に、床への落下を防いでくれる仕様です。
このようにストラップの穴に絶妙にイヤホンがフィットします。
軽く振り回しても外れる気配がないぐらい信頼できるフィット感です。
実際に装着してみた感じです。
2つのイヤホンをストラップに付けることで、耳から外れても首にかかる形となり床に落下しません。
見た感じのダサさもなく邪魔な感じもしないので利便性は高いですね。
イヤーピース
イヤーピースは2種類同梱されています。
黒色で半透明の標準イヤーピースは「S/M/L」の3サイズが付属しています。
サラサラと滑る材質で、丸というより楕円状の形となっています。
さらにSpinFitのイヤーピース「CP355」も付属されています。
サイズは「SS/S/M」の3種類です。
標準のイヤーピースよりも滑りにくいシリコン素材となっています。
SpinFitのイヤーチップは耳の穴の形にあわせて角度が変わるので、音がこもりにくく聞こえやすいのが特徴です。
セミハードケース
ハードケースも付属しています。しっかりとした作りなので防護性が高く外に持ち出す時に便利です。
ただピエール中野×AVIOTがダサいのが気になります。ロゴだけとかにしてほしかった。
イヤホンはもちろんケーブル等を入れるスペースも確保されています。
AVIOT TE-BD21f-pnkの外観
AVIOTのTE-BD21f-pnkはデザイン面でも評価できます。
黒を主体にゴールドを使われたシンプルでいてマットな仕上がりとなっています。
イヤホンの外観
アルミ素材のイヤホンです。
よくある他社のプラスチック製イヤホンとは違ってツヤがあり高級感を底上げしています。
左右それぞれでボタン部分のロゴが異なります。
右耳がAVIOT、左耳のピエール中野のロゴとなっています。
非常にシンプルな形状です。
耳に装着した時に見えるのはボタンのロゴ部分のみとなっており、ゴツゴツと大きくもないので変に目立つこともありません。
装着時の見た目も美しいので女性でも使いやすいです。
イヤーチップ側をみると「R/L」の表記が記載されています。
洗練されたデザインで大好きです。
充電ケースの外観
TE-BD21f-pnkの充電ケースです。
AVIOTのロゴと共にピエール中野氏のロゴも刻印されています。フタ部分はマットな仕上がりとなっており細かいラインが見られます。
フタはスライド式で開け閉めが若干固いのですが、パカパカと簡単に開閉されても困るので妥当ですね。
ボディ部分はフタと質感が異なり、ツヤのあるイヤホンに近い感じです。
中心に引かれたゴールド色のラインが高級感を一層強めています。
右側面にはTypeCの端子があり、コードを挿すことで充電ができます。
AVIOT TE-BD21f-pnkの大きさ・重さ
重さは実測で63gとなりました。
一見すると高級感があるので重そうに感じますが、実際に持ってみると軽いです。
充電ケースは51g・イヤホン本体はイヤーピースなしで10gでした。
ケース込みでも100gいかないので重さで困ることはありません。
大きさは充電ケースだと横幅8.7cm・縦4.8cm。厚さは2.8cmほどです。
決して大きくはありませんが、普段からパンツのポケットに入れるには大きいと言ったとことです。
コートなどの内胸ポケットに入れるぐらいなら全く問題ありません。ただハードケース込みだと一回り大きくなります。
ケース込みで持ち歩くならバッグの内ポケット等がよさそうです。
AVIOT TE-BD21f-pnkのバッテリー性能が優秀
AVIOTのTE-BD21f-pnkはバッテリーも優秀です。
充電ポート | USB Type C |
---|---|
最大通話時間 | 5時間 |
最大再生時間 | 7時間 |
充電時間 | 2時間 |
ケース併用使用 | 25時間 |
完全ワイヤレスイヤホンの弱点は連続再生の短さですが、最近のイヤホンはそんな弱点を克服しつつあります。
TE-BD21f-pnkもイヤホン単体で7時間の連続再生が可能で、充電ケース込みの駆動なら25時間使えます。
うっかり充電をし忘れたまま外出しても数日ならもちます。ワイヤレス充電には対応していませんが、規格がTypeCなので汎用性は高いです。
AVIOT TE-BD21f-pnkの充電
イヤホンにはマグネットが内蔵されており、近づければ吸い込まれるように収納されるのでラクです。
イヤホン充電時にはLEDランプが赤色に点灯し、充電が完了すると消灯する仕様となっています。
充電ケースはUSB-C規格
前述したとおりTE-BD21f-pnkはUSB TypeCを採用しており、側面にある端子にケーブルを挿すことで充電が開始されます。
フタの脇部分にはLEDランプが付いており充電の状態を確認できます。
充電中のランプの点滅数で電池残量が分かります。
LEDランプ | 電池残量 |
ひとつ点滅 | 1〜25% |
ふたつ点滅 | 25〜50% |
みっつ点滅 | 50%〜75% |
よっつ点滅 | 75%〜100% |
充電時間は2時間で済むので外出前でもある程度の余裕があれば充電しきれます。
AVIOT TE-BD21f-pnkはIPX5の防水規格
AVIOT TE-BD21f-pnkは「IPX5」の防水規格となっています。
運動時の汗や雨のなかでも問題なく使える防水仕様なので外でも気兼ねなく使用できますが、水に浸すレベルの浸水には耐えられないので注意は必要です。
AVIOT TE-BD21f-pnkの音声ガイドがCV:花澤香菜
AVIOTのTE-BD21f-pnkの大きな特徴のひとつと言えば、イヤホンの音声ガイドが声優の花澤香菜によるものということです。厳密に言うとアニメPSYCHO-PASSの常守朱というキャラクターの声になっています。
柔らかく人間味のある声色が聞こえるので、とても心地良く聞けます。もちろんアニメPSYCHO-PASSを知らなくても全く問題ありません。
音声ガイドが流れるのは「電源ON/OFF時」「ペアリング時」程度なので、声が好きとか嫌いとかは影響しないレベルです。
AVIOT TE-BD21f-pnkの音質
AVIOT TE-BD21f-pnkの音質について解説します。
もともとAVIOTは「日本人の耳に合う音」を追求しているメーカーなので、AVIOT製のイヤホン自体に定評があります。
そこに凛として時雨のドラマーであるピエール中野氏が監修することでレベルが上ったと言うより、こだわりのベクトルが別方向に行ったと表現したほうがいいかもしれません。
ドラマーだけあってバスドラの響きまでクリアに聴かせる低音域の表現力が良く、臨場感を味わえるほどに仕上がっています。高中音域も歪み感はなくバランスがよく取れています。
まさに凛と時雨のように音数の多いロック系やテンポの速い曲に向いてるなと感じます。
低音域の表現が優秀で、音量を上げれば上げるほど楽しめます。ぜひ1度爆音で聴いてみてほしいです。
逆に言うと下記に該当するなら要検討かもしれません。
- ロック・ポップスはあまり聴かない
- 高音域重視でこだわりたい
- 低音よりバランス重視
バランス面を重視するならAVIOTの「TE-D01d mk2」や「TE-D01m」をおすすめします。TE-BD21f-pnkよりもバランスが取れ、音量が小さくてもハッキリクリアに鳴らす能力が高い優秀なイヤホンです。
音質が悪いというレビューについて
レビューやSNS上で一部「音質が悪い」という厳しめな感想が見受けられます。
- 聴く曲の相性が悪い
- 耳の形と相性が悪い
- イヤホンの装着方法が悪い
- イヤーピースが合っていない
- 好みの音質じゃない
上記のいずれかに該当することになります。特に「付け方」の部分で、きちんと装着できていない可能性があります。
イヤホン装着時の向きはロゴが上下逆にならないよう、ねじ込むようにして耳奥にハメるのがコツです。形状がシンプルな分、装着の向きが少々わかりにくいので確認するようにしましょう。
また、いままで比較的安価でドンシャリが強めのイヤホンを使っていたひとは物足りなく感じる可能性もあります。音の重厚感が増してクリアになる反面、ガシャガシャと勢いのある目立った音に慣れていたことでピンとこないパターンです。音は人それぞれの好みで分かれはしますが、こういったケースの場合はぜひ慣れるまで聴いてみてほしいです。
AVIOT TE-BD21f-pnkにおすすめのイヤーピース
ずばりウレタン製のイヤーピースを強くおすすめします。
付属のイヤーピースも良いのですが、遮音性は高くありません。
低音域をよりクリアでハッキリとしたサウンドで聴くなら遮音性が高く耳にフィットするウレタン製のイヤーピースがおすすめです。潰してから耳に入れるタイプの耳栓と同じですね。耳の中で膨らむので穴に合わせてピッタリと塞いでくれます。
TE-BD21f-pnkと通常モデルTE-BD21fの違い
AVIOT TE-BD21f-pnkと通常モデルのTE-BD21fの違いは主に下記のとおりです。
デザイン | ピエール中野氏のロゴがない。カラーも異なる(通常版は3色) |
---|---|
付属品 | EVAセミハードケースの有無(通常版は収納ポーチ) |
音声ガイド | 通常モデルは花澤香菜ボイスじゃない |
音質 | ピヤホンのほうが低音が多めのチューニング |
価格 | 通常版のほうが安め |
詳細は公式の動画で紹介されています。
低音域にこだわるならピヤホンのほうが断然おすすめです。
AVIOT TE-BD21f-pnkは製品保証もバッチリ
AVIOTには製品保証が付いています。
同梱されている製品保証カードから登録を行うことで1年3ヶ月の保証が無料で付きます。
初期不良や故障はもちろん、イヤホンを紛失してしまったときなども特別価格で提供を受けることができます(保証期間内に1回のみ)。カスタマー対応も迅速かつ真摯なので安心です。
AVIOT TE-BD21f-pnkの口コミ・評価
念願のピヤホン届いた、、
ほんとに今まで聴こえてなかった音拾うしすごい。
買って1番初めに聴いた曲は大好きな感覚ピエロのさよなら人色 pic.twitter.com/cNXPuMKlsV— ゆず🎸 (@yuzu_show) February 2, 2020
ピヤホン最高です🥺 pic.twitter.com/lMhFLyKBSi
— たけのこ (@HViu8k) February 2, 2020
ピヤホン+レゾナンスチップ+KaiserTone=耳の至福。
レゾナンスチップを付け足した事で間違いなくローと臨場感がめっちゃ増してる…半信半疑な部分はあったけど、まさかここまで変わる(しかもグレードアップ)とは思わなかった…この世界は奥が深過ぎるな~。 pic.twitter.com/DBohmLDnTN— Shu.h (@shun_0115) February 2, 2020
昨日届いた!ピヤホン噂通りめちゃくちゃ音良かったし、電源オンオフが常守監視官(cv.花澤香菜)で最高すぎる、、( ˃ ⌑ ˂ഃ ) pic.twitter.com/F1w25nj1kK
— ぽっぽ (@poxqxpo) February 2, 2020
ピヤホンでImitation Rain聴いています
はっきりいって音の拡がり方がえげつないくらいヤバい…— あき (@081214) February 2, 2020
時雨と言えば…
かれこれ3ヶ月毎日お世話になってるピヤホンことAVIOTのTE-BD21f。音質の良さは言わずもがな、使い勝手も良くてすっかり日常に馴染んでる。3月には有線イヤホンを1700円程度でリリースするみたいだし、日本中の耳という耳はピ様にチューニングされてしまうのでは?牛沢の実況とも相性◎ pic.twitter.com/E1weP5zLtA— 猫のせいでカーテンがボロボロ (@atomizuwokobosu) February 1, 2020
SpinFit &レゾナンスチップのピヤホンほんと最高です。最近はShure SE215を使うことはなくなりました。通勤&ウォーキングで至福の音楽空間です。セッション曲の仕込みの譜面起こしをする時も解像度が高いので助かっています。#AVIOT #ピヤホン pic.twitter.com/HVTTnI3oVc
— achabo (@achabo) February 1, 2020
最近の個人的大ヒットガジェット
AVIOTの完全ワイヤレスイヤホン、”TE-BD21f-pnk”こと通称ピヤホン
Bluetoothなのに音がイイ。
昔TF10proで感動した感覚が蘇ってまた音楽を聴くようになった。#岸スタートアップ pic.twitter.com/ItwbKTCr0f— 藤森 勇気 (@yuhki_fujimori) January 31, 2020
【ピヤホン】AVIOT TE-BD21f-pnkレビューまとめ
初代ピヤホンであるTE-BD21f-pnkをレビューしてきました。ピヤホンシリーズはなにより音質が素晴らしいので、ぜひ一度手にとって使ってみてほしいです。初代はデザインも素晴らしいので持っているだけでテンションが上ります。
ただ冒頭でもお伝えした通り、いまピヤホンを購入するなら3代目の「TE-BD21j-pnk」がおすすめです。よりマットな質感とデザインとなって、音質も変わらず最高品質となっているのでおすすめです。
人気で在庫切れが続いているので、すぐには手元にこない可能性があります。Amazonで在庫の確認をしてみましょう。
ノイズキャンセリングなどの凝った機能はありませんが、とにかくかっこよく、音質のいい完全ワイヤレスイヤホンがほしいというひとにはぜひ使ってほしいです。
それでは、ユトリ(@akainochan)でした。
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