アレクサのいない生活が考えられないユトリ(@akainochan)です。
話しかけることであらゆる仕事をこなしてくれるスマートスピーカーは、近年多くの需要を生んでいます。なかでもアレクサを搭載したAmazonのEchoシリーズは根強い人気です。
本記事ではそんなEchoシリーズのなかから特に人気の高い「Echo Show 5」のレビューをお伝えしていきます。
Echo Show 5はシリーズのなかでも珍しいディスプレイが搭載されたスマートスピーカーで、画面タッチによる操作も可能となっています。プライムビデオを始めとした動画視聴はもちろん、音楽再生時の歌詞表示など、ディスプレイ搭載だからこそのメリットが多くあります。
本記事では「Echo Show 5」のレビューをお伝えするなかで、なにができるかの機能面や音質等の性能面について詳しく解説していきます。
Echo Show 5とは?
Echo Show 5はAmazonが展開するスマートスピーカーEchoシリーズのなかのひとつ。
5.5インチの片手サイズのディスプレイを搭載しており、タッチ操作や画面表示など他シリーズよりもできることやメリットが多いのが特徴となっています。
Alexa(アレクサ)でおなじみの人工知能が搭載されており、話しかけることで照明のON/OFFや天気予報を教えてもらったりと、あらゆる仕事をこなしてくれます。
また、動画の視聴や音楽再生時の歌詞表示、レシピの閲覧など、ディスプレイ搭載にしかできない利便性も多くあるため、シリーズ中でも人気が高いです。
Echo Show 5の大きさと外観
外観・デザイン
Echo Show 5は2021年の6月から第2世代へと切り替わり、それにともなってカラーバリエーションにディープシーブルーが追加され2色から3色になりました。デザイン自体の変更はありません。
Echo Show 5は前面部がディスプレイとなっていて、設置時に斜め45度に上向くように設計されています。
背面には電源用のアダプタが搭載、底面はラバーが付いていて、滑りにくいぶん毛やホコリも付着しやすいので設置場所は事前に拭いておくようにしましょう。
Echo Show 5の上部には3つの物理ボタンとスライド形式のスイッチが搭載されています。
- カメラを隠すスライドレバー
- 音量調整ボタン(+・−)
- カメラ・マイクON/OFF
大きさ
前面部の大きさは縦4.7cm、横幅は8.5cmとなっています。ディスプレイサイズは5.5インチで解像度は960×480。
片手に乗るサイズ感ではありますが、動画や映画の視聴は十分楽しめます。普段スマホで視聴しているひとは問題ないでしょう。
Echo Show 5を真上から見た時の奥行きは、約10cmです。電源コードの太く曲げられない部分を含めて測定しているので、設置場所には最低限10cmの奥行きが必要ということになります。
個人的には電源コードの挿し込み部分を改善してほしいと思っています。コードを横向きから挿せるようにとかしてもらえると壁際にぴったり置けるのですが…。
重さ
重さは430gでした(コード部分を挿しっぱなしで測っています)。
500mlのペットボトルジュースよりも軽いです。もとより持ち歩きは想定していないので、重さはあまり関係ありません。地震等で落下したときでも、この重さなら被害は出づらいでしょう。
電源コードのデザイン
電源に挿す部分が少し大きめです。5穴搭載の電源タップだと隣に干渉してしまうでしょう。
コードの長さは約1.8mです。Echo Show 5は充電式ではないので電源を挿しっぱなしにする必要があります。コードの長さも踏まえて設置場所を確認してから購入することをおすすめします。
Echo Show 5の音質・スピーカー性能
Echo Show 5は1.6インチのスピーカーを搭載しています。音質は思っていた以上に悪くないのが正直な感想です。音楽を聴いたり動画を視聴するうえで気になることはありません。
普段から音質を気にしているひとや良質なスピーカーを使っているひとは物足りないのは間違いないですが、スマホのスピーカーから音楽を流したり動画を再生したりしていて気にならないひとは問題ないでしょう。
まさにスマホレベルのスピーカーというイメージを持っておくと分かりやすいと思います。
音質に少しでもこだわったうえで、Echoから音楽を流したいという場合は別途「Echo」や「Echo Studio」などスピーカー性能が高めのシリーズを買うと幸せになれるでしょう。
外付けスピーカーと連携させるか「Echo」や「Echo Studio」を買いましょう。
Echo Show 5で音がこもる原因
スピーカー性能としては特に問題ないのですが、設置場所によっては音がこもって聞こえる場合があります。
というのも、Echo Show 5のスピーカーが前面部の底面に位置しているからです。
ディスプレイの斜度のぶん、スピーカー部分は地面からちょっと浮いた状態と言えます。
設置場所の材質等でも若干左右されるでしょうが、地面との距離が近いことで音がこもって聞こえる可能性があるというわけです。
Amazon公式から発売されているEcho Show 5専用のスタンドを使えば地面から離すことができるので、音の広がりが出てこもった感じが解消されます。音のこもりが気になった際には購入するのがおすすめです。
Echo Show 5でできること
Echoシリーズを始め、スマートスピーカーはいろいろなことができます。
Echo Show 5ではディスプレイが搭載されたことで、さらにできることが増えています。
本記事ではEcho Show 5に焦点をあてて、ディスプレイ付きだからこそできることや、普段使っていた便利な機能をピックアップして紹介していきます。
そもそもアレクサはなにができるかが気になるひとはアレクサの便利な使い道やできることを紹介をご覧ください。
歌詞を見ながら音楽鑑賞
ディスプレイが搭載されていないとできない便利機能です。
Amazon MUSICを再生すると画面上に歌詞が表示されます。僕はEcho Show 5のひとつをキッチンに置いているのですが、料理をしながら音楽を聴きつつ、たまに歌詞を見ながら熱唱しています。
歌うのが好きなひとには歌詞を表示する機能はとても重宝します。
映画や動画を視聴
僕自身、購入するまえはまさかEcho Show 5を動画鑑賞に使うとは思っていもいませんでした。
いくらディスプレイ付きとはいえ、5.5インチと手乗りサイズです。さすがにもっと大きな画面で見たくなるだろうと考えていたのですが、意外と全然見れます。
パソコンでネットサーフィンをしているときに脇に置いたEcho Show 5でアニメを垂れ流したり、料理中に微妙に興味のあった映画を流してみたりと便利です。
プライムビデオやYou TubeはもちろんParaviやNetflixなどの動画配信サービスも対応しています。
普段からがっつり動画鑑賞に使いたいひとは「Echo Show 8」や「Echo Show 10」の大画面ディスプレイ搭載のEchoがおすすめです。
ニュースを映像で見る
EchoシリーズではYahooニュースやNHKニュースを聞ける機能があるのですが、ディスプレイ搭載のEcho Show 5なら映像で見ることができます。
テレビだとニュース以外にもバラエティコーナーみたいのが流れちゃいがちですが、Echoならニュースのみをピックアップして朝に見れたりするので重宝しています。
フォトフレームとして
僕ががEcho Show 5を買おうと決めたきっかけがフォトフレーム代わりに使えることです。
Echo Show 5のホーム画面に好きな写真が設定できるので、時計付きフォトフレームとして活用することができます。複数枚の写真を設定して切り替えたりもできるので、ただ写真立てに写真を飾るよりおしゃれで気に入っています。
配送状況の確認
配送状況の確認自体はEcho Show 5じゃなくてもできますが、ディスプレイ付きなら視覚的にもわかりやすく伝えてくれるので地味にありがたい機能です。
ヤマト運輸の運送時間の変更なども、画面タッチで操作できるのでラクなのも気に入っています。
買い物リスト
アレクサ使いの僕が最も活用しているのが「買い物リスト」です。
例えば料理中に調味料などが切れていること気づいたとき、その場で「アレクサ、片栗粉を買い物リストに入れて」と言ったらリストアップして保存してくれます。
買い物をするときにはスマホのアレクサアプリからリストアップされた買い物リストをチェックできるので、買い忘れが一切なくなりました。
買い物リストだけでなく「やることリスト」もあります。
これらのリスト機能はもちろんEcho Show 5じゃなくても使えるのですが、ディスプレイがあるとリスト化されたものを画面上でも確認できるので地味に助かっています。
アレクサを導入したらぜひとも活用してほしい機能です。
ビデオ通話ができる
CMや広告等でEcho Showを使ったビデオ通話をするシーンを見たことあるひとは多いのではないでしょうか。
Echo Show 5を始めとしたディスプレイ付きEchoがあれば、遠方にいるEcho Showデバイス同士やEcho Showとスマホとでビデオ通話をすることができます。
CMでやっていたように、子供と子供の祖父母とコミュニケーション用として活用すると楽しいでしょう。
外出先から部屋のなかを確認できる
Echo Show 5を始めとしたディスプレイ付きのシリーズにはカメラが搭載されています。
カメラを使うことで、外出先からスマホを通して部屋のなかの様子を映像でチェックすることが可能です。ペットを飼っていたり子供の留守番等で心配なひとには役立つ機能となっています。
部屋のなかを確認する本機能に関しては、活用したいなら「Echo Show 10」の購入がおすすめです。広い視野角とカメラの回転機能が搭載されているので、一台置いておけば部屋中見渡すように確認することができます。
Echo Show 5はアレクサが初めてなひとにもおすすめ
Echo Show 5はアレクサをすでに使っているひとにとって、もう一段利便性を底上げしてくれるものになるでしょう。また、アレクサを使ったことのない初めてのひとにとってもおすすめできる機種となっています。
それぞれ、スマートスピーカー自体の購入が初めてのひと、すでにアレクサを活用しているひと向けにおすすめの理由を紹介します。
スマートスピーカーが初めての人
Echoシリーズは種類が多いです。新しい機種が追加されたりして、初心者のひとにとったら何がベストか分かりづらい部分はあるでしょう。
スマートスピーカーが初めてのひとEcho Show 5はとてもおすすめです。
ディスプレイ付きだと初めてのひとにとっても利便性が高くて扱いやすいメリットがあります。
- Echo Show 5単体で初期設定できる
- 「話しかける抵抗感」を抑えられる
- 視覚で情報を得ることができる
話しかけたり、アレクサの返答を聞いたりと声と声でやりとりするスマートスピーカーは、初めてだと結構とっつきにくかったりします。慣れればなんてことはないのですが、見れる、タッチ操作できるという点は初めてのひとにとっても利点になります。
初期設定が簡単
Echoシリーズの初期設定はそう難しいものではありません。しかし設定に不安があるひとや、ガジェットの操作が苦手なひとにとったら煩わしいことかもしれません。
普通はスマホのアレクサアプリを使いながら設定するのですが、Echo Show 5なら単体で初期設定をすべて済ませられます。画面に表示される案内通りに進めれば終わるので簡単です。
スマートスピーカーが初めてというより、こういった操作が苦手というひとにとってのメリットになります。
「話しかける抵抗感」がごまかせる
スマートスピーカーと言えば話しかけて操作するのが基本です。でも、使い初めの頃は結構抵抗感が出てくるものなんです。特に同居人や家族がいる空間だと、日常的に話しかけづらいものがあります。
慣れれば問題ないですが、そういった理由で結局使わなくなるという声もよく聞きます。
Echo Show 5は声だけでなく指でも操作できるので、人前でも指で触りながら話しかけてみたり…という風に抵抗感をごまかしながら使えるんですよね。
家族と同居しているひとなら写真をなにに設定するか等でも盛り上がりますし、おすすめです。
視覚で情報が得られる
スマホやパソコン、テレビなどなど。僕たちは普段から視覚で情報を得ることが普通になっています。
普段視覚で情報を得る機会が多いので、例えば別のスマートスピーカーで音声だけのやり取りをしても、思ったより取っ付きにくかったりします。
そういう意味でも、初めてのスマートスピーカーでEcho Show 5を選ぶのは「結局使わなくなる可能性」を低くできるのでおすすめです。
すでにスマートスピーカーを使っている人にもおすすめ
他のEchoシリーズだったりGoogle Homeだったり、すでにスマートスピーカーを経験している人にもおすすめできるデバイスです。
やっぱり視覚で情報が得られるようになるって大きいんですよね。
朝支度や化粧をする場所、キッチンなどで「ながら見」ができることでレベルが1段階上がります。ニュース情報をEchoで得ている方は映像も流せるので活動度があがります。
Echo Show 5を購入する前の注意点
Echo Show 5の良さを存分に伝えてきましたが、もちろん改善してほしい点や微妙な点もあります。
「思っていた感じと違う」というのを少しでも防げるよう、購入前の注意点としていくつかピックアップしてお伝えします。
コンセントありきの設置場所
これは改善してほしい点というより、忘れないでほしいことです。
Echo Show 5に限らず、スマートスピーカを設置するには必ず電源が必要です。
バッテリー式でもないので、必ず電源の接続をし続けられる場所に設置できるか確認したうえで購入するようにしましょう。
タッチ操作にヌルヌル感がない
最新のスマホに使い慣れていると、Echo Show 5のタッチ操作のヌルヌルさが足りなくて多少煩わしい感じがあるかもしれません。さすがにスマホほどスムーズで快適な操作性はありません。
イライラするほど重たくて操作しづらいというわけではないですが、多少のモッサリ感は許容しましょう。
アレクサのいる生活に慣れてきたら、基本は音声操作ばかりになってタッチ操作は補助程度になるので、正直あまり気にしないで問題ありません。
完璧を求めちゃいけない
Echoを始めスマートスピーカーは発展途上中です。もしかしたら、購入してみたら想像より優秀じゃなかったと思うかもしれません。
やれることが多く便利なのはたしかですが、アプリによっては機能が使い物にならなかったり、挙動が鈍くさく感じる場合もあるでしょう。そういったことも含めて楽しんでほしいなと個人的に思います。
参考までに音声操作をしている動画を撮ったので参考にしてください。
Echo Show 5第1世代と第2世代の違い
2021年の6月よりEcho Show 5の第2世代が発売となりました。
第2世代での変更点は内蔵されているカメラが1メガピクセルから2メガピクセルに性能が上がったぐらいです。ビデオ通話や外部からEcho Show 5を通して部屋の様子を覗いたときの画質が良くなるぐらいの違いとなります。
細かいことを言うとCPU性能も向上しているので反応速度が若干早くなっている場合も考えられますが、スマートスピーカーにとって恩恵はそこまで大きなものではないでしょう。
デザインや解像度など明確な部分に変更はないので、そこまでの差はありません。
Echo Show 5レビュー
Echo Show 5 はディスプレイ付きのシリーズのなかで、部屋置きしやすいコンパクトなサイズで価格も手頃なおすすめのEchoデバイスです。
初めてのアレクサを使うなら最もオーソドックスなEcho Dotかディスプレイ付きのEcho Show 5の二択がおすすめになるので、動画の視聴などディスプレイありきの目的用途で使いそうかどうかで決めるのがいいでしょう。
ひととおりのEchoシリーズは持っているのですが、利便性・機能面の多さでいえばディスプレイ付きのEcho Showが圧倒的です。やっぱり画面がついていると利用価値が高まりますね。
アレクサを生活に導入すれば色々と生活しやすくなるので、ぜひ導入を検討してみてください。
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