Amazonデバイスでも人気のEchoシリーズ。おなじみのアレクサが搭載されたスマートスピーカーで、「アレクサ、電気つけて」などと声かけるとさまざまな仕事をこなしてくれる便利な存在です。Echoひとつあるだけで生活がラクになること間違いなし。
そんなEchoシリーズのなかで特に人気であるディスプレイ搭載型の「Echo Show 5」の上位版と位置づけられる「Echo Show 8」がついに日本でも発売されました。
人気モデルEcho Show 5よりもディスプレイサイズが大きく、さらに解像度の高いHDスクリーンを採用したことで、より高画質で迫力ある映像も楽しみやすくなりました。スピーカー性能も上がったので、音楽鑑賞や映画鑑賞をさらに楽しめるのが最大の特徴といえます。
本記事ではEchoシリーズを愛し活用しまくっている筆者のユトリ(@akainochan)が、実際にEcho Show 8を購入し使ってきた上で感じことをレビューと称してお伝えしていきます。Echo Show 8の魅力や特徴、サイズ感など詳しく紹介していくので、購入を検討している人はぜひ参考にしてみてください。
Echo Show 8とシリーズの比較
現在のEchoシリーズのラインナップ
機種 | Echo Dot(第3世代) | Echo Dot(第4世代) | Echo Dot with clock | Echo | Echo Studio | Echo Show 5 | Echo Show 8 | Echo Show 10 | Echo Auto |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
価格 | ¥4,980 | ¥5,980 | ¥6,980 | ¥11,980 | ¥24,980 | ¥8,980 | ¥14,980 | ¥29,980 | ¥4,980 |
スピーカーサイズ | 1.6インチ | 1.6インチ | 1.6インチ | 3.0インチウーファー・0.8ツイーター×2 | 5.25インチウーファー・2.0インチミッドレンジスピーカー・1.0インチツイーター | 1.6インチ | 2.0インチ×2 | 1.0インチツイーター×2・3.0インチウーファー | なし(車のスピーカーと接続) |
ディスプレイ | なし | なし | なし | なし | なし | 5.5インチ 解像度960×480 | 8.0インチ 解像度1280×800 自動色彩調整機能 | 10.1インチ 解像度1280×800 自動色彩調整機能 | なし |
カメラ | なし | なし | なし | なし | なし | 2MP | 13MP | 13MP | なし |
特徴 | コンパクト | コンパクト 球体 | コンパクト LEDディスプレイ | 高音質 | Hi-Fi/3Dによるサウンド | コンパクト ディスプレイ | 8インチディスプレイ | 10.1インチディスプレイ モーション付き | 車で使える |
レビュー記事 | レビュー記事 | レビュー記事 | レビュー記事 | レビュー記事 |
現在Echoシリーズは9種類が展開、発売されています。そのうちディスプレイを搭載したモデルは3種類となっています。
最安値であるEcho Show 5はシリーズ中でも人気の高いモデルとなっており、アレクサに話しかけることでさまざまな仕事をこなしてもらう一般的な使い方はもちろん、You Tubeやプライムビデオなどの動画視聴などディスプレイが搭載されているからこその使い方ができるのが大きな魅力となっています。
Echo Show 5は価格の安さとコンパクトなサイズ感が魅力となる反面、映像系を楽しむ場合は画面が小さすぎるというデメリットもありました。ニュース映像などは画面サイズが小さくても十分ですが、動画や映画の視聴を目的とすると物足りなさが感じられます。
スマホと同等か少し大きい程度のディスプレイサイズだから、据え置きで視聴するには微妙な感じです。
そんななか新発売されたEcho Show 8はEcho Show 5のデメリット部分を見事に解消。ディスプレイサイズを8インチに拡大し解像度やスピーカー性能を向上させたことで、より迫力のある映像を楽しめるようになりました。
僕の場合、キッチンの片隅に置いて料理しながら映画や音楽のMVを流しているのですが、サイズ感が抜群で重宝しています。少し離れていても映像内の状況がわかりやすく、字幕なども読み取りやすいので映像系を楽しむならEcho Show 5よりも圧倒的にEcho Show 8がおすすめです。
価格は当然Echo Show 5よりもお高めですが、手が出しにくいレベルの価格帯ではありません。さらに画面サイズが大きいEcho Show 10を買う選択肢もありますが、3万円近くなるのでさすがに手が出しにくいですよね。また、Echo Show 10は画面の角度が調整できたりと便利な点が増えている反面、デバイスのサイズがかなり大きくなるので、設置場所を考慮する必要もあります。
Echo Show8の特徴
価格 | ¥14,980 |
---|---|
ディスプレイ | 8インチ タッチスクリーン |
解像度 | 1280×800 |
スピーカー | 2.0インチネオジムスピーカー x 2(パッシブ低音ラジエーター付き) |
サイズ | 200.4mm x 135.9mm x 99.1mm |
重量 | 1037g |
Echo Showシリーズの特徴といえばタッチスクリーンです。他のモデルはディスプレイ自体ないため音声のみの操作が必要となります。また、画面上で視覚的な情報を確認することができません。
ディスプレイ付きEchoが便利な点
- 初期設定がスマホ不要で完結する
- 音声だけでなくタッチで操作ができる
- You Tubeなどの動画が視聴できる
- プライムビデオなどのVODも利用できる
- スマホ感覚でネットサーフィンも可能
- ニュースを映像で確認することができる
- クックパッドでレシピの確認ができる
- 他にもディスプレイ対応のアプリが利用可能
- 写真のスライドショーで写真立て代わりにできる
ディスプレイ搭載のEchoシリーズなら上記はすべて対応していますが、やはり映像系を楽しみたいと思うならEcho Show 8以上のディスプレイサイズはあったほうがいいです。映像系を観る予定がない場合はEcho Show 5でも十分といえば十分です。
個人的にサイズが大きくていいなと思ったのは写真が大きいところ。写真立てがわりに置いて、ペットや家族のお気に入り写真が映るのは嬉しい。
もちろんEcho Show 5でも写真立てがわりに使うことはできますが、Echo Show 8ぐらいサイズが大きいと存在感がそれなりにでるから、インテリアの飾りとしてもしっかり機能してくれます。
Echo Show8の同梱物
- Echo Show8本体
- 電源アダプタ
- スタートガイド
同梱品は他モデルと変わらずシンプルです。本体と電源と説明書のみ。
電源部分が少し大きいので、延長コードなどを使う場合は隣に干渉する可能性があります。
電源アダプタのケーブルの長さは1.5mです。十分な長さではありますが、事前に設置場所とコンセントの位置は確認しておきましょう。
本体に挿す電源ポートはEcho Show 5等と太さが違うので互換性はなく、他モデルの電源アダプタで代用できません。
Echo Show8の外観デザイン
高さは135.9mm、横幅は200.4mmとなっています。
奥行きは99.1mmですが、電源ポート部分が曲がらない仕様なので設置場所は余裕をもって見積もりしましょう。
上面にはボタンがついています。
- カメラカバー(オン/オフ)
- 音量ボタン
- マイク
- カメラ/マイク オン/オフボタン
底面は滑り止めにラバーのようなものが張り付いています。ほこりが付着しやすいので設置場所は事前に拭いておきましょう。
どっちがいい?Echo Show 8とEcho Show 5を比較
Echo Show 8 | Echo Show 5 | |
価格 | ¥9,980 | ¥14,980 |
スクリーン | 5.5インチ | 8インチ |
解像度 | 960×480 | 1280×800 |
スピーカー | 1.65インチ 4W スピーカー | 2.0インチ 10Wスピーカー x 2 パッシブ低音ラジエーター |
サイズ | 148mm x 86mm x 73mm 410g | 200mm x 136mm x 99mm |
重さ | 410g | 1,037g |
本記事で解説していたとおり、Echo Show 5とEcho Show 8の最大の違いはディスプレイサイズです。解像度も異なるので、綺麗で鮮やかな映像を楽しみたい場合はEcho Show 8のほうがおすすめです。
また、スピーカーの性能も異なります。Echo Show 5よりも音質がいいので、映画や動画などを視聴する用途で使うなら確実にEcho Show 8のほうが楽しめます。
というわけでEcho Show 5とEcho Show 8を写真付きで細かく比較しつつ見ていきましょう。
大きさ比較
横に並べて置いてみるとサイズ感の差が一目瞭然。ひと回りどころか2回り以上の大きさです。
具体的にいうと、縦横億それぞれ1.5倍ほど拡張したサイズ感となっています。
スクリーン背面部の膨らみも大きいことで2回り上の存在感があります。
高さはちょうど1.5倍ぐらいです。
スクリーン・解像度の比較
写真では伝わらないかもしれませんが、画質の差はかなり違いました。映像はもちろん表示される文字や絵の鮮明さが格段に上がり色もはっきりと表現してくれます。
Echo Show 5はモバイル感というか小さいから許せる画質の粗さがありましたが、Echo Show 8は映像を見るために作られたような質感となっています。
Echo Show 5を使っていても画質が悪いなとは思いませんが、Echo Show 8と比べるとどうしても粗が目立って見えます。
スピーカーの比較
音のレベルも格段に上がっています。まずスピーカーの数自体が増えて10Wとなっているので、出力できる音量がかなり違います。ラジエーターも搭載されているのでしっかりと重厚感のある音の表現もしてくれます。
スピーカーで映像系を視聴するもの快適ですし、反響しているような透かした音ではなく輪郭のあるサウンドを楽しむことができます。
映画などの映像だけでなく、部屋で音楽を流すのにもEcho Show 8は十分な性能です。
Echo Show8の評判
子守で手が離せない場面多く、Amazon echo show8とswitch botを購入。テレビ、エアコン、照明を声で操作、意外に使う。料理中クックパッドなりタイマーを声で操作できるのも便利。画面も綺麗! pic.twitter.com/ICDJ8lGowa
— Hirotaka Kubo(久保 洋香) (@hkuboc25) March 1, 2020
Echo Show8はでっかいだけあって音質もいいなあ。
— 日待 (@himachi1335) February 26, 2020
EchoShow8が届きました!!
コンタクトをつけなくても歌詞が良く見えます。
キッチンで歌いながら動画を見ながら家事をするにはピッタリのサイズ!!
音もなかなか良いです!!#EchoShow8#EchoShow5#AmazonAlexa pic.twitter.com/UiOmLaStBF— Hacchin (@hacchin_a_a) February 26, 2020
SNS等で口コミを探してみましたが、やっぱりディスプレイサイズが大きさが絶賛されています。映像の視聴だけでなく、レシピを見たり音楽再生中に歌詞を表示させるにもちょうどいい絶妙なサイズです。
Echo Show 5でも問題なく映像、歌詞、レシピどれも確認することはできますが、スマホを立て掛けて見るのとあまり変わらない感覚です。
Echo Show8でできること
Echo Show 8でできる便利な機能を一部紹介します。
基本的にはEcho Showシリーズと変わりはありませんが、Echo Show5と比べてディスプレイが大きくなったメリットは多数あります。大は小を兼ねる。
歌詞を見ながら音楽鑑賞
Amazonミュージックで音楽をかけた時に歌詞を表示してくれます。
これはスクリーン付きのEcho Showシリーズだからこその恩恵ですよね。
Echo Show 8だと表示される行数は同じですがフォントサイズが大きくなっているのでかなり読みやすくなっています。
プライムビデオやYou Tubeを視聴
Echo Show 5は映像視聴にはあまり向いていません。画面が小さいですし、電源プラグを繋ぎっぱなしにする据え置きタイプなので持ち運びもできないですから。
しかしEcho Show 8はタブレット並みのディスプレイサイズ感。解像度も上がっているので動画、映画、アニメ、映像系ならなんでも楽しむことができます。
デスクのわきやキッチンに置いて、ながら見するのにこれほどぴったりはデバイスはないんじゃないかなと思うぐらい便利です。
ニュースを映像で観る
こちらもEcho Showシリーズならではの特徴のひとつです。
テレビ番組だとニュース以外にもバラエティ的なトピックスやグルメ系ロケが流れてしまいすぐにニュースを観れないときがあります。Echo Show 8に「アレクサ、ニュースを見せて」といえば映像付きで最新のニュースを教えてくれるので重宝しています。
ニュースに関しては、迫力や映像の綺麗さが気になることはないのでEcho Show 5でも十分ではあります。
フォトフレームとして
Echo Showシリーズでは写真をホーム画面に設定することができます。
1枚を選んで設定することも複数の写真をスライドショー形式で表示させることも出来るので、時計付きフォトフレームのように活用することができます。写真立てを使うよりもスマートですし、Echo Show8ならスクリーンも大きく立派なインテリアとしての役割を果たしてくれます。
スマホで撮ったのでEcho Show 8の画面にノイズがありますが、実物はもっと鮮明に綺麗に映っています。
配送状況の確認
EchoシリーズならどれもAmazonの配達状況を確認することはできますが、このように視覚的にも見れるのは意外と便利です。ヤマト運輸の運送時間の変更等も画面タッチで操作できるので簡単です。
これに関してもディスプレイサイズによる恩恵はほぼないので、Echo Show 5でも十分な機能です。
買い物リスト
例えば 「アレクサ、片栗粉を買い物リストに入れて」と言ったら、アレクサ側でリスト化して記憶しておいてくれます。
普段の生活で消耗品が切れたらアレクサに話しかけておくだけ。そうすれば買い物にでかけたときにスマホで買い物リストが確認できます。もう買うものを自分で覚える必要はありません。
僕がアレクサを使ううえで、最も活用している機能です。
ディスプレイEcho Showシリーズなら「買い物リストを見せて」といえば画面内に表示してくれます。
スマホアプリでも確認ができるのでディスプレイのないEchoシリーズでも使える機能です。
テレビ電話・通話
モニター付きのEcho Showシリーズならテレビ電話ができちゃいます。遠方にいる親戚とEcho Show同士でのテレビ通話はもちろんスマホとも可能です。
例えば親戚や祖父母の家にプレゼントして、子供と一緒にテレビ通話で遠くにいながら顔を見て話ができる環境が作れます。
Echo Show 8の場合、Echo Show 5よりもカメラの性能も上がっているので、より鮮明な映像を相手に送ることができます。大きな画面で通話できて、さらにスピーカー性能も上がって相手の声が聞きやすいので、Echo Show 5よりもEcho Show 8のほうが恩恵が大きいです。
電気・テレビなどの家電を声で操作
家電の操作に関してはディスプレイがなくても可能です。アレクサなどのスマートスピーカー対応の家電製品と連携させることで、声をかけるだけで操作ができます。
対応していない家電でも、赤外線リモコンを使うタイプならSwitchbotなどのスマートリモコンを使うことで操作ができるようになります。部屋の照明などは赤外線リモコンに対応しているものが多いので、わざわざ買い換える必要はありません。
Echoシリーズを買うならセットで買っておきたいスマートリモコン「Switchbot」については別の記事を参考にしてみてください。
Echoシリーズがあればさまざまな操作が気楽にできるようになります。さらにディスプレイ付きなら、用途が増やせてさらに活用ができるというわけです。アレクサは他にもできることが多くあるので、気になる人は下記の記事をご覧になってください。
Echo Show 8のイマイチな点
ディスプレイ付きのEcho Show 8の利便性、さらにEcho Show 5よりもディスプレイが大きいことによるメリットなどを紹介してきましたが、最後にEcho Show 8を使ってきた上でのデメリットも紹介していきます。
Echo Show 5よりも置き場所が限られる
当然ではありますが、Echo Show 5よりも2回りほど大きいEcho Show 8は設置場所が少し限定されます。
机やキッチンの隅っこに設置するにしても、Echo Show 5と比べると狭い場所には置きづらいです。また、Echo Show 5よりも存在感がかなり大きいので、それが気になる人もなかにはいるかもしれません。
Echo Show 5よりは気軽に設置できないので、購入を検討している場合は事前に設置場所を確認しておくことをおすすめします
タッチ操作が若干モッサリしてる
ディスプレイ搭載のEcho Showシリーズ全体にいえることですが、タッチ操作はスマホと比べてしまうとモッサリ感があります。
操作するうえで強いストレスになるほどではありませんが、やはりタッチ操作がメインとなるスマホに慣れてしまうと結構モッサリな感じが気になります。
とはいえ、基本は音声操作なので頻繁にタッチ操作をするわけじゃありません。購入を断念するほどのデメリットにはなりませんが、念のためデメリットとしてお伝えしておきます。
Echo Show8レビューまとめ
Echo Show 8のレビューをEcho Show 5と比較しつつお伝えしてきました。
Echo Show 5のサイズ感やお手頃感はとても魅力ですが、動画や映画などの映像を楽しむ用途が多くなりそうなら圧倒的にEcho Show 8のほうがおすすめです。比較にならないぐらいの映像の綺麗さと性能が向上したスピーカーが搭載されているので、用途に合いそうならぜひ検討してみてください。
僕はキッチンに設置してYou Tubeとプライムビデオを楽しんだり、歌詞と一緒に音楽を流して楽しんでいるよ。
画面サイズの小さいEcho Show 5のレビュー記事もあるので、そちらが気になった人はぜひ参考にしてください。
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