Amazonから発売されているスマートスピーカーであるEchoシリーズは数多くの種類があります。
本記事ではそのなかで「Echo Plus」のレビューをお伝えしていきますEcho Dotと比較して音質の向上や、温度センサーの搭載など機能面や性能面でもまさに上位版に位置する機種となっています。
2021年のいま現在「Echo Plus」はシリーズから撤廃されており、同じ位置付けとして「Echo」という名の機種にリニューアルされています。Amazonではすでに扱われていません。デザインが気に食わない等の理由がない限り、いま購入するなら新モデルEchoがおすすめです。
Echoのレビューは「Amazon New Echoレビュー」をご覧ください。
本記事では旧世代の「Echo Plus」のレビューをお伝えしていきます。
現行のEchoシリーズ
本記事でレビューしている「Echo Plus」は旧型モデルとなっていて、現在はAmazonのラインナップには並んでいません。フリマアプリで購入しようと思えばできますが、デザインが気に入っている等の理由がない限りは現行のEchoシリーズを購入することをおすすめします。
現在のEchoシリーズのラインナップ
機種 | Echo Dot(第3世代) | Echo Dot(第4世代) | Echo Dot with clock | Echo | Echo Studio | Echo Show 5 | Echo Show 8 | Echo Show 10 | Echo Auto |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
価格 | ¥4,980 | ¥5,980 | ¥6,980 | ¥11,980 | ¥24,980 | ¥8,980 | ¥14,980 | ¥29,980 | ¥4,980 |
スピーカーサイズ | 1.6インチ | 1.6インチ | 1.6インチ | 3.0インチウーファー・0.8ツイーター×2 | 5.25インチウーファー・2.0インチミッドレンジスピーカー・1.0インチツイーター | 1.6インチ | 2.0インチ×2 | 1.0インチツイーター×2・3.0インチウーファー | なし(車のスピーカーと接続) |
ディスプレイ | なし | なし | なし | なし | なし | 5.5インチ 解像度960×480 | 8.0インチ 解像度1280×800 自動色彩調整機能 | 10.1インチ 解像度1280×800 自動色彩調整機能 | なし |
カメラ | なし | なし | なし | なし | なし | 2MP | 13MP | 13MP | なし |
特徴 | コンパクト | コンパクト 球体 | コンパクト LEDディスプレイ | 高音質 | Hi-Fi/3Dによるサウンド | コンパクト ディスプレイ | 8インチディスプレイ | 10.1インチディスプレイ モーション付き | 車で使える |
レビュー記事 | レビュー記事 | レビュー記事 | レビュー記事 | レビュー記事 |
現行のEchoシリーズのなかでEcho Plusの位置づけを例えると「Echo」が最も近いです。連携するデバイスを簡単に見つけられるスマートハブ搭載で、シリーズ中の最大の特徴であった温度計も内蔵されています。スピーカー性能は向上しているので完全な上位互換として位置づけることができます。
Echo Plusのデザイン
Echo Plusのカラーバリエーションは3色あります。
- サイドストーン
- チャコール
- ヘザーグレー
僕が購入しレビューしていくのはサイドストーンです。
白とグレーを使ったシンプルなデザインとなっています。高さは14.8cmあります。
旧世代の「Echo Dot」と並べてみると一目瞭然です。直径の大きさあは同じですが、高さが「Echo Dot」の3.5倍ぐらいあります。
重さは実測値で796gでした。
底面はラバー調になっていて滑りづらくなっています。
背面は電源ポートと3.5mmステレオジャックがあります。普段使うのは左側の電源ポートだけです。
また、上部の円周に青いランプが付く仕様になっています。
旧世代Echo Dotのデザイン自体は同じで、高さのみが違うイメージで大丈夫です。大きくなったぶん、スピーカー性能や温度センサー搭載など優秀になっています。
Echo Plusの特徴
スピーカー性能
Echo Plusの特徴のひとつがスピーカー性能です。比較的安価で人気の高い「Echo Dot」はお手軽ですが、安価なぶんスピーカー性能は高くありません。
機種 | スピーカー |
Echo Flex | 0.6インチ |
Echo Dot(最新モデル) | 1.6インチ |
Echo(最新モデル) | 3.0インチネオジウムウーファー 0.8インチツイーター×2 |
Echo Plus | 3.0インチネオジウムウーファー 0.8インチツイーター |
Echo Studio | 5.25インチウーファー 2.0インチミッドレンジスピーカー 1.0インチツイーター |
Echo Plusはシリーズ中でもスピーカーが優秀です。しかし現行のモデルである「Echo」のほうが0.8ツイーターが追加されているので、デザイン面での不満がない限りは「Echo」を購入したほうがいいでしょう。
スマートホームハブ搭載
「デバイスを探して」と言えば対応のスマート家電を簡単にセットアップできます。
Echo Dot以下のモデルには搭載されていないので、一部の家電は別途ハブ(中継機)を用意する必要があります。
例えばスマートスピーカー対応の電球である「Hue」などは、スマートホームハブ搭載のEchoシリーズなら「デバイスを探して」と言うだけでセットアップできます。
とはいえ、Echo Dotなどのスマートホームハブ非搭載のモデルでもスマホを使えばセットアップできるので重要度はそこまで高くありません。
現行の最新モデルである「Echo」にもスマートホームハブは搭載されています。
また、Hueなどスマートホーム対応ではない電球や家電でも、赤外線リモコンに対応していればEchoを連携させることができます。連携を中継してくれるSwitch botが必要になるので、Echoシリーズを導入するならあわせて購入しておくのがおすすめです。
温度センサー内蔵
温度センサーの内臓はEcho Plusの機能でした。現行のEchoにも搭載されています。
「アレクサ、リビングの温度は?」と質問すると部屋の温度を測定し教えてくれます。
教えてくれるだけでなく、アレクサ側で「室温が10℃以下になったらエアコンの暖房を起動させる」といった連携も可能になるので地味に便利です。ペットを飼っているお家だと特に重宝する機能となるでしょう。
EchoとEcho Plusの違い
現行のモデルにリニューアルされる以前は、EchoとEcho Plusは同じデザインながらも機能面で差別化されていました。具体的には温度センサーの有無とスマートホームハブ内臓の有無、それとカラーバリエーションの違いです。
しかし現在では前モデルのEchoとEcho Plusは姿を変えて、新しい「Echo」として統一されるようになりました。円柱形のデザインから球体へと大幅にデザインを変えています。
旧Echoと同価格帯ながら温度センサーとスマートホームハブが搭載されているので、新モデルにリニューアルされてお得になったことになります。さらに音質も向上しているので、基本的には現行のEchoを購入したほうがいいでしょう。
Echo Plusレビューまとめ
Echo Plusのレビューと新モデルEchoについてお伝えしていきました。Echoシリーズはますます進化していき、モデルも増えているので今後の展開にも期待したいですね。スマートスピーカーの利便性はどんどん上がっていくのは間違いありません。
Echoなら他シリーズにはない温度センサーを使ってできることが増えますしスピーカー性能もEcho Dotより優秀です。本格的にアレクサを運用したいひとにはぴったりのモデルとなっています。新モデルのレビューもしているので気になるひとはぜひチェックしてみてください。
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